中学受験 入学後の引っ越しは結構ある

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中学受験の窓口 今回のメニュー
・中学生が満員電車に揺られ通学すること
・場合によっては引っ越しもあり得る
・居眠り→寝過ごして終点は「中学生あるある」
・中学校の成績と通学時間、距離は関係あり!?
・受験と転居計画を同時にする家庭も
・金はかかるけど孟母三遷
・大学受験も考えての生活プラン

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中学生が満員電車に揺られ通学すること
 「来年の事を言えば鬼が笑う」ということわざがあるように、中学受験で合格してもいないのに、進学先のことを考えるのは、気が早いというか、考えても仕方のないことと思われるでしょう。

 しかし、併願校を考えた時、同時並行して思いを巡らせてほしいことがあります。それは近隣の県から東京の中学へ電車通学するなど長距離移動の可能性があるという場合です。

 大人が通勤で電車に揺られて職場へ行くのと、12歳~13歳の中学生が眠い目をこすりながら満員電車に乗って通学するのとでは、大きな違いがあります。中学に入ったばかりの子どもにとって、それは勉強以上に大変なことと言えるでしょう。往復の時間も考慮しなければなりません。

中学生にとって通学は勉強以上に大変

場合によっては引っ越しもあり得る
 家庭の方針として、近隣の中学へ、という前提がある場合は対象外ですが、親御さんがさまざまな角度から受験校を選び始めると「通学するとなると遠いが、この学校で6年間学ばせたい」という中高一貫校が1つや2つ出てきます。

「距離がネック」と断念するとすれば、それは「どうしても」というレベルの学校ではなかったと思って諦められます。が、熱望してしまい、第2志望ぐらいまでに入るのなら、早くから通学の問題、場合によっては引っ越しすることを念頭におかなければなりません。

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中学受験を経験したきょうだいがいる受験生の親御さんは、通学時間とその環境については敏感です。「所在地」や「通学時間」を学校選びの第一条件に挙げる親御さんも少なくありません。

引っ越ししてでも志望校へもあり

居眠り→寝過ごして終点は「中学生あるある」
 中学生にとって朝のラッシュ時の通学は大人以上にこたえます。体力もまだまだなのに、かばんはギュウギュウ、しかも周りは見知らぬ大人ばかり。30分以上は結構キツいですね。

これに部活が始まると体力の消耗は激しく(特に運動部系)、途中座れたとしてもつい居眠り。気が付けば降りる駅を乗り過ごし、下手をすると終点まで、という話も珍しくありません。私立中高一貫校に通う子どもの「中学生あるある」の代表格です。

居眠り→乗り過ごしは「中学生あるある」

中学校の成績と通学時間、距離は関係あり!?
 朝早く、帰りは遅くなる。こうなると勉強時間が思うように確保できないどころか、睡眠不足にも陥りがちになり、入学したころの意欲がだんだん削がれていきます。個人の頑張りでどうにでもなる、と思う親御さんもいるかもしれませんが、まだ13歳です。高校生や大学生のようにはいきません。

 学校の成績と通学時間、距離に相関関係があるかどうかは何とも言えませんが、肌感覚ながら、中高一貫校の場合、学校に近いか通学の負担が割合軽い生徒の方が、成績優秀にあるような気がします。

 通学時に座って行くことができたり、上りほどは混まない下り電車なら負担は軽くなるので、1時間前後の通学時間はあり、でしょう。往復でこの時間を学校の復習や読書など有効に使えれば、6年間でかなりの蓄積になります(実際は定期試験前くらいしか勉強しませんが…)。

成績と通学時間、距離は関係する!?

受験と転居計画を同時にする家庭も
 このような現状を踏まえて、転居を決断する家庭があっても不思議ではありません。新学期前に動くケースもあれば、一度は通ってみたものの、疲れきった子どもの様子を見ていると切なくなって、と動き出す家庭もあります。

 志望校の合格、入学を決めてから考えるという家庭が多いと思いますが、中には秋ごろから居住地の選定、価格帯や間取りを調べだす人もいます。

 中学受験が終わった頃というのは、大学進学や就職だけでなく、転勤などで物件の動きも激しい時期ですが、東京でファミリー向けの部屋を探そうとすると、値段と広さで折り合いの付く物件を見つけるのは時間と労力がかかりますので、早めに動くのは得策です。

早くから転居計画を立てる人も

金はかかるけど孟母三遷
 中学受験で塾代にトータル200~300万円、入学にざっと100万円浸かった上に、引っ越しとなれば、かなりの負担になります。中学受験をする家庭の年収の中心は1000万円前後の層ですが、ある程度の貯蓄がないと、子どものためを思って転居と考えても、金銭的な問題で二の足を踏むケースもあると思います。

 父親の仕事の関係で動けない場合のほか、引っ越しと家賃の負担を考え、子どもと母親だけが住めるサイズの物件に移るケースもあります。まさに「孟母三遷(もうぼさんせん、子供の教育には環境を選ぶことが大切であるという教え)」です。

中学受験と引っ越し…金銭的には負担大

大学受験も考えての生活プラン
 大学付属中学を除き、中学受験が終わったらすぐに大学受験を考えなければならないのが現実。通塾する場合の移動距離も頭に入れなければならないとなると、入学後の生活プランを立てつつ、中学受験を戦い抜かなければならないともいえます。

 中学受験は一筋縄ではいきません。(受験デザイナー 池ノ内潤)

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