中学受験・国語 公開模試で偏差値アップ(1)

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なぜ模試で戦略的に結果を出しに行くのか
・50分の試験時間をどう使うかがポイント
偏差値50以下 漢字に時間をかけるワケ
・偏差値50以上 スピード勝負の理由
・週に1回文法に触れることの意味

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なぜ模試で戦略的に結果を出しに行くのか
 6年生を中心に、5年生も公開模試が行われる中学受験。6年生は入試を意識して、5年生は自分の立ち位置確認して今後のことを考える資料として活用したいものです。

 本来は模試のため勉強するとか、意識して偏差値アップなどする必要はないのですが、6年生にとってここから先に出る結果は、精神的に影響を与えます。結果が悪いと「あれだけ夏にやったのに上がらない」「もう諦めた方がいいのでは」という負の連鎖志向になり、勉強どころか余計なことを考えがちになります。

 前向きに勉強を進めるためにも、これまで頑張った分は1点でも多く、結果として反映されるように戦略的に模試で得点していきましょう。

前向きに受験勉強進めるためにも偏差値アップを

国語は50分の試験時間をどう使うかがポイント
 模試でも入試でも一番時間配分が難しく、「時間が足りなかった」という感想を口にする割合が多いのが国語です。漢字・語句・文法系の問題をはじめ、物語文と説明文の2題をどういう作戦で解いていくかというのが、偏差値帯にかかわらず共通の課題です。

 多くの模試では試験時間は50分(5年生は違うケースもある)。中学受験で出題される素材文の長さから考えると、漠然と問題を解いている限り、まず最後まで解ききれず、時間切れになります。

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 となると、大問ごとにある程度の時間配分をする必要があります。慣れてくれば、当日問題冊子を開いた時に「これは10分、これは20分…」というようにできるようになりますが、最初はある程度出題形式を予測して、あらかじめ想定時間を頭に入れて試験に臨むのもありです。

国語は時間との勝負が一番厳しい

偏差値50以下の子がなぜ漢字に時間をかけるのか
 まずは大問の最初にある「漢字・語句」の問題。漢字の書き取りが中心で読みが少々、語句は慣用句やことわざ、文法問題などの時もありますが、大体15問程度で配点各2点、計30点。かける時間は偏差値50以下の生徒なら10分、60までなら7分以内、60以上なら5~7分といったところでしょうか。

 偏差値別に時間差をつけたのは、偏差値50以下の子にとって「漢字・語句」は最大の得点源だからです。この偏差値帯の子は、書き取りで傍線部のカタカナ(漢字にする部分)だけを読んで解答するケースが多々みられます。それを防止するためにも傍線部以外もきちんと読んで、どの漢字を書くのが妥当(正解)かを考えます。特に同音異義語(「関心」と「感心」、「機械」と「器械」など)はよく出題されるので、意味をよく考えて書いてください。

 加えて、漢字の「とめ」「はね」などもしっかり書くことが大切です。国語の偏差値が伸びない子の1つの特徴として、字をさっさと書いて、「とめ」「はね」に無頓着です。字が上手でないのは仕方がありませんが、気を付けながらゆっくり丁寧に書くことはできます。実際の入試では字のうまい下手は問いませんが、「とめ」「はね」については8割以上の学校が「採点の対象にする」としています。模試でしっかり意識付けをして、確実に2点を取ります。

国語が苦手なら漢字・語句はしっかりやる

偏差値50以上の子はなぜスピード勝負なのか
 偏差値50以上の子は「できるだけ早く」漢字・語句問題を片づけて、かつ得点源にしましょう。スピードを重視するのは、この後に控える物語文、説明文・論説文の読解に1分でも30秒でも時間を割くためです。

 問題を見た瞬間に解答が思い浮かばなければ、「えーとぉ」と考えず飛ばしていきます。あるいはその時点で思い浮かんだことをとりあえず解答欄に記入し、問題用紙の当該箇所を大きく丸で囲んで置き、読解問題が一通り終了してからもう一度考える、という順番にしましょう。

 読解問題である程度の得点が見込める場合、そちらを重点攻略目標にします。漢字や語句はどうでもいいというのではありません。逆に言えば、飛ばさなくていいように日ごろから漢字・語句については、毎日時間を割いてコツコツやる必要があるということです。

読解問題に時間を割くため漢字はスピーディーに

週に1回文法に触れることの意味
 ことわざや慣用句、四字熟語も漢字同様地道に毎日少しずつ触れておきましょう。これも知っているか、知らないかで勝負は決まります。「瞬殺」が基本です。

 むしろ文法や敬語問題の方が、普段の勉強で放置しがちです。塾の授業で取り上げた時には勉強するのですが、家で勉強するときはなかなか手を出しません。なじみがあまりないかです。

 5回模試をやったら3回がことわざ・慣用句系、1回が文法、もう1回が敬語や言葉遣いの問題といった割合で出題されます。文法をしっかりやっておくと読解力の向上につながります。塾のテキストで良いので、週に1回は意識して復習問題などに取り組んでください。

 次回からは物語文、説明文に分けて攻略法を説明します。(受験デザイナー 池ノ内潤)

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