【数字で見る中学受験】苦手科目は国語30.6%

0

受験の窓口 今日のメニュー
中学受験生は文系科目が苦手?
・国語苦手意識の現況「勉強のやり方が分からない」

記述は書きやすいところからパズルを埋めるように
選択肢は短い練習問題で訓練
国語を面白くするには地道な「語彙コレクション」

スポンサーリンク

★中学受験生は文系科目が苦手?
 中学受験をする子どもたちが4科目の中で一番苦手と思っている科目は一体何でしょう。男女別、偏差値帯によっても違ってくると思いますが、2020年度の中学受験終了のこどもたちに聞いた早稲田アカデミーのアンケートでは「国語」と答えた子が30.6%でトップでした。続いて「社会」24.3%、「算数」24.2%、「理科」20.4%となった。

 人数、男女の割合が示されていないため、分析しにくいのは否めませんが、国語以外はそれほど開きがないものの、理系科目より文系科目に苦手意識があるという結果はやや意外です。

国語を苦手と思っている子が多い

国語苦手意識の現況「勉強のやり方が分からない」
 「国語」が筆頭に上がった背景には、「勉強のやり方が分からない」「何をやったら読解問題ができるようになるのかつかめない」といったところに理由があると思います。

 公式的な読解法を提示する進学塾の先生や参考書もあります。分かりやすいので子どもたちのウケもいいです。が、最近の中学入試の国語、とりわけ難関校は「公式通り」にいかないものも多々あり、やはり国語は「つかみどころのない科目」と位置付けられてしまいます。

「確固たる勉強法がない」。これが国語の苦手意識の底辺にあるのだと思います。

スポンサーリンク
国語はつかみどころがなくて…

記述は書きやすいところからパズルを埋めるように
 苦手の理由が挙げられておらず、これも想像の域を出ませんが、「国語が苦手」というこどもたちの一番の悩みは「記述問題」でしょう。得意!と胸を張る子は1割もいないと思います。本文からの「抜き書き」ならまだしも、100字前後で問いに沿った解答を自ら考えて書かなければならない、というのは小学生にな(大人でも)至難です。

 克服にはある程度の時間がかかると思います。「できない」の出発点にもよりますが、まずは、その子が書きやすいところから書いてみることから始めるのが良いでしょう。理由を問う問題で文末を「~だから」と締めると分かっているのなら、「~」の部分を考えます。

 例えば「言いたくなかったから」というのがその子の答えだったら、それを書く。次に「どうして言いたくなかったのかな」とか「誰が言いたくなかったのかな」とか、パズルの完成させていくように隙間を埋めていくと、形になります。

 すぐに満点は取れないかもしれませんが、この訓練を少しずつ積み重ねていけば、ピントのズレの少ない記述ができるようになり、苦手意識は消えていきます。

記述はパズルを埋めるようにやりやすいところから

選択肢は短い練習問題で訓練
 「選択肢問題がどれも正解に見える」というのも子どもたちからよく聞く“悩み”です。選択肢問題を解くのに根拠をもって答えを導き出している子は実は少なく、選択肢を2つに1つに絞れても最後は「勘」で解答を1つに絞っています。

 模試や塾内テストでじっくり考えている時間はあまりないと思いますので、塾のサブ教材の問題集などを使って練習するのも手です。比較的短い問題文が掲載されていることが多く、難易度も基礎・標準のものが大半です。

 これを使ってどうやって「正解の選択肢」を選べるようにするかを勉強します。選択肢を3つから4つのパーツに分け、「ここが問題文と違う」「ここが同じ」「違うとも同じともいえない」などと分析します。この訓練をしていると、「勘」に頼らず、正確に正答を導き出せるようになります。

選択肢問題はパーツを分析

国語を面白くするには地道な「語彙コレクション」
 国語の基本は漢字と語句です。苦手と言っている子どもの多くが、この「あまり面白くない」勉強をおろそかにしています。漢字は直接書き取りなどで、最大20点くらいの配点になるのでまだやる子は多いのですが、語句の意味や使い方を意識して地道に「語彙コレクション」をしている子ども少ないです。

 英語と一緒で国語といえども「単語」「熟語」「言い回し」を知らないと読み込むことはできません。それだけではないにしても、数多くの語句の意味を知っている方が読解はスムーズです。語彙の勉強法は別の機会に譲りますが、「地道」な勉強を疎かにしないでください。面白くないかもしれませんが、国語ができるようになって面白くするためには、ここが肝です。(受験デザイナー・池ノ内潤)

Follow me!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です