中学受験の第一歩塾選び(5) 子どもと先生との相性

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「相性」の良くない塾 成績の伸び悩みに
「相性がいい」=「自分が授業の輪の中に入っているという実感」
・座っているだけの反応の薄い子に先生からはアプローチしない
モチベーションアップにつながる子どもの「聞いて、聞いて」への傾聴
受験の最後の決め手になるもの

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「相性」の良くない塾 成績の伸び悩みに
子どもの性格を把握したうえで入塾先を選んだ次は「相性」が問題になります。これは無責任な言い方ですが、正直「入ってみないと分からないところが多い」というのが本当のところです。

 親御さんが「この塾なら、この先生なら」と決めても、当の本人がノッてこなければミスマッチということになり、合わないまま続けると成績の伸び悩みにつながる可能性が高くなります。

塾との相性は入ってみないと分からないところが多い

「相性がいい」=「自分が授業の輪の中に入っているという実感」
塾や先生の「相性」とは何を指すのでしょうか。目に見えないものなので具体的に説明しづらいのですが、ひと言で言うと「自分が授業の輪の中に入っているという実感がある」状態なら「相性がいい」の第一歩と言えます。

 では「輪の中に入っている実感」とはどういうことでしょうか。輪の中に入るには、前提として子どもが積極的に授業にかかわっていかないと始まりません。「授業中に発言しろ」、というのではなく、大人しい子でも自分なりの答えを出して、先生に“挑んでいる”という状態です。そして、その子供の“挑戦”にとことん付き合ってくれて、子どもがその先生とコミュニケーションをとることを苦にしないというのが、「相性がいい」のもう一つの条件になってきます。

まずは授業に積極的に加わらなければ始まらない

座っているだけの反応の薄い子に先生からはアプローチしない
 例えば国語は記述問題。授業中に取り組み、先生に添削されて、ひどい点をつけられても満点をもらうまで出し続け、先生と“勝負”するのです。算数なら、なぜここで間違ったのかの原因を自分なりに考え、それを先生にぶつけ、自分の考え方方向性の正誤を確かめるなど、とにかくテキストを媒介して先生とどこまでも向き合っていくのです。大変だけど、これが「楽しい」となれば、成績は絶対に伸びます。偏差値も高くなります。

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 “向かってくる子”、先生は大歓迎です(そうじゃないハズレの先生もいますが)。逆に座っているだけ、分かっているのかいないのか反応の薄い子=授業の輪の中に入っていない子には、大手進学塾では基本的に先生からアプローチはしません。よく親御さんから「声がけしてくれない」とか「ちゃんと見てくれない」という不満を聞きますが、進学塾は待ちの姿勢では道は開けません。先生との相性の良さを求めるなら、まず自分から授業に輪の中に飛び込むことが先決です。飛び込めば、できるできないは関係ありません。挑み続ける限り先生からは見放しません。

ただ座って授業を聞いているだけでは結果は出ない

モチベーションアップにつながる子どもの「聞いて、聞いて」への傾聴
 「子どもが先生とコミュニケーションをとることを苦にせず、授業の輪の中に入っているという実感がある」のなら、その塾(先生)と「相性がいい」といえる状態です。相性が良ければ、子どもと先生の間での楽しくも真剣なやり取りが続きます。これが積み重なることによって、成績が上がり、その後の高止まりにつながるのです。

 くれぐれも塾へ“通っている”ことが楽しい=相性がいい、ではありません。小学校と違う話相手の仲間がいるから楽しい、ということを「塾、楽しいよ」と話すお子さんは多いですから。これは勉強する道場ではなく、社交場、談話室として通塾しているのと変わりません。

 子どもが塾から帰宅後、「お母さん、聞いて、聞いて、今日塾で○○なことが分かったんだよ」という回数が多ければ多いほど、「相性がいい」塾です。親御さんも大変ですが、その話にとことん付き合いましょう。これが次も塾で“真剣勝負”するという子どものモチベーションにつながっていきます。問題を解いているのが勉強ではなく「謎解き」のような感覚になれば、中学受験は楽しくなります。

子どもが塾の「授業」のことをたくさん話すのはいい傾向

受験の最後の決め手になるもの
 「授業の輪に入っている子」は、成績の上下が激しくても、苦手分野が少々あっても、しぶとく合格します。逆に偏差値は高かったのに、どこかあっさりという受験生は、本番で力を十分発揮できなかったということも聞きます。ある程度の学力があるのなら、最後の決め手は受験に対する「熱量」の違いです。

 終わって分かることですが、中学受験は知識が多いか少ないか、算数が得意かどうかで勝負が決まるのではなく、どれだけ脳ミソに汗をかいて試行錯誤したか、志望校への気持ちが強かったかどうかで決まります。それもこれも授業中に先生とどれだけ格闘したかで身に付く度合いが違います。

 「相性のいい」塾、先生は、素晴らしい合格実績、テキストやテクニックを超えて、受験最大の味方なります。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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