【中学受験質問箱】読書をすれば、国語の偏差値は上がりますか?

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読書を国語の偏差値アップに生かす4つのポイント
・文章がスムーズに読めないことが示す意味

・塾のテキストを活用するメリット
・子どもがトンチンカンなことを言っても一度引き取ることが大切

「語彙力」は読解を制す
読解力の付く読み方をしないと国語はできるようにならない

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【質問】小学5年生の男子です。国語の偏差値がなかなか安定しません。いい時は55くらいまでいくのですが、悪い時は40を切ります。特に読解問題の物語文のアップダウンが激しく、問題によって出来が極端です。
 マンガは好きなのですが、いわゆる小説の類のものはほとんど読みません。読書好きの同級生の女の子は国語の成績が良く、少しでも近づければと思い読書をさせたいと思っています。ただ、読書をしたからといって、急に成績が伸びるとは思えません。何かしらのコツがあれば教えてほしいのですが…。

読書を国語の偏差値アップに生かす4つのポイント
 国語の偏差値が安定して高止まりしている中学受験生はあまりいません。「国語は具体的な勉強法、解法がない」と言われたりもします。数少ない?勉強法の1つとして読書を勧める子どもの受験を経験した親御さんや塾の先生はいます。しかし、やみくもに本を読んだからといって、成績がアップすることはありません。

 ただ、やり方、目的意識がはっきりしていれば読書も国語の偏差値アップに有効な手段になり得ます。ポイントは4つ。「音読」「テキスト活用」「親子対話」「語彙収集」です。読書と読解力養成の基礎をつくるといった感じです。

読書のやり方で国語は上がる

文章がスムーズに読めないことが示す意味
 1つ目は「音読」。声を出して読むことも大切ですが、「どれだけスムーズに読めるか」という点を注目してください。つかえずに、棒読みではなく強弱や少し気持ちを込めて文章を読めるということは、話の内容が理解できているということです。出てくる言葉の意味もある程度分かっていることが多いです。それを確認するための「音読」です。音読することで、国語の“レベル”を子ども自身と親御さんが客観的に把握することが第一歩です。

 国語が苦手、成績が安定しない子で音読が上手、という子はまずいません。もちろん音読することに慣れていないという場合もありますが、よく分かっていないことをしゃべるのにしどろどくもどろになってしまうのと同じように、意味がよく分からないものを読めばスムーズには読めません。

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「音読」は読解力アップの第一歩

 読むもののレベルにもよりますが、逆にスムーズに読めるようになった時は、確実に国語の力はついており、読解問題の解答を導き出すテクニック、記述の反復練習という次のステージのベースができます。

★塾のテキストを活用するメリット
 次は「テキスト活用」。読書といっても、書店に行ってわざわざ書籍を購入する必要はありません。塾の教材である国語のテキストを活用します。理由としては長さがちょうどよく、中学入試で取り上げられそうなテーマを扱っているからです。

 親御さんが音読に付き合う場合でも、テキストには解説が付いており、問題も用意されているので、入試ではどういうことが問われるのかが分かってきます。素材文(出題されている文章)のレベル、長さ、中身…親御さんが把握しておくことは、いざ子どもの学習サポートをしなければならなくなった時や、塾の先生に相談する場合に「ピンとこない」ということを回避してくれます。子どもがどんな問題に取り組んでいるのかを知っておくことは大切です。

子どもがどんな「素材文」を読んでいるか知ることは大切

子どもがトンチンカンなことを言っても一度引き取ることが大切
 「親子の対話」が大切なのは、読んだ内容を親子で話し合ってみたり、親御さんは子どもがどう文章を読み取っているのかを確認する意味があります。普段の対話では分からなかった子どもの思考の方向性や親でも気が付かなかった思いを聞くことができるなど、子どもに対しての発見があります。

 大切なのは子どもの話す内容を頭から否定しないこと。「そうじゃないでしょ、この文章は…」ト親御さんがやってしまうと子どもは親子の対話どころか、音読すらやらなくなります。たとえ、それは違うでしょ、というトンチンカンなことを言っても「そうなんだ、そう思うんだ」と必ず一度「引き取る」こと。そこからじっくり話を詰めていきましょう。

 親子でパートを決めて読み合いをしたり、質問の出し合いをするなど“ゲーム感覚”で音読を習慣化すると国語の読解力の伸びが子ども一人でやるより全く違います。

文章を通して親子で対話することは国語力を上げる

「語彙力」は読解を制す
 最後は「語彙収集」です。これは文章に出てくる語句の確認です。国語の読解でものを言うのは、どれだけ言葉を知っているかの「語彙力」です。英語で分からない単語が多すぎると読めないのと同じで、日本語でも同じです。語彙力がアップすると、音読も滑らかになり、文の意味するところも格段にとらえやすくなります。

 分からない意味のものは放置せず、調べること。辞書は紙のものでなくても電子辞書でも構いません。あまりにも多い場合は、親御さんが一部教えても仕方がありませんが、後で時間をとって使い方や意味などを尋ねてテストをしてみてください。使わないと言葉は頭に残りません。

語彙力は国語の成績を決める

読解力の付く読み方をしないと国語はできるようにならない
 読書好きだからと言って国語が強いわけではありません。本も勝手な解釈で読んでいたり、分からないところは飛ばし読みしたり、自分の好みや趣味ばかりで読んでいても中学受験の国語の成績には直結しません。

 国語の実力アップは文章へのアプローチの仕方が肝になります。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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