中学受験 逆転合格を狙うなら志望校を2つに絞れ

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偏差値が10足りない それでも合格したい
・逆転合格には「大胆な作戦」が必要

作戦は1つ 受験校を熱望校と確実校の2校に絞り込む
過去問を通し「得点読み」をする
作戦を進めても…「奇跡の合格」は滅多に起こらない
・奇跡の合格 浮かれるのは1日だけ

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★偏差値が10足りない それでも合格したい
2月1日の東京・神奈川の入試解禁日まで2カ月を切りました。今までの頑張りを十分発揮するためにも、最後の胸突き八丁です。悔いなく、やり切ったと言える状態で本番に臨みたいところです。

 そろそろ大手進学塾主催の模試も首都圏模試も最終回を迎えます。この結果次第で志望校、受験校を変更する受験生も少なくないと思います。しかし、偏差値が志望校に10近く届かず、判定も50%を切っていても、なお合格したい、その中学に進学したいと熱望して諦められない場合も多いでしょう。

諦めるのか、それとも…

逆転合格には「大胆な作戦」が必要
模試の80%偏差値(10人の受験生がいたら8人が合格する)から1~5ポイント程度の差なら70~50%の数字が出ますが、これなら逆転合格の部類に入りません。40%でも決して不安になる必要はないと思います。

 しかし、80%偏差値との差が10ポイント離れて入れると、これは厳しいと言わざるを得ません。80%偏差値は2人落ちる可能性もなきにしもあらず、なので“想定外”の不合格はありますが、20%というのは%の後ろに「以下」という言葉が隠れており、ほぼ絶望を意味します。

 20%以下でも合格者はいます。出題された問題との相性が抜群に良かったことなどが挙げられますが、逆転合格を本気で狙うなら「大胆な作戦」をとり、少しでも流れをこちら側に呼び込むことが必要です。

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逆転には「大胆な作戦」が必要

★作戦は1つ 受験校を熱望校と確実校の2校に絞り込む
 基本的な作戦は1つ。受験校を熱望校と確実校の2校に絞り込みます。志望校はチャンスがある限り、可能な限り入試を受け続けます。もう1つの確実校は持ち偏差値から10~15ポイント下の学校で「ここなら6年間通ってもいい」というところを選び、志望校の夢がかなわなかった場合は、そこで大学進学へ向け再起を期すという展開になります。

 「志望校に合格しなければ公立」という親御さんもいますが、12歳の子どもが数年間取り組んで「結果が出ない」というのは、大きな心の傷になります。大人のように切り替えて次へという芸当はできず、トラウマになって一生引きずる可能性が高いです。なので、確実に1勝できるところの確保に全力をあげてください。

逆転合格を狙うなら的を絞れ

過去問を通し「得点読み」をする
 熱望校を1本に絞る意味は、徹底した入試対策をするためです。そのため、併願校対策をする余裕はなく、確実校の過去問を2、3年程度取り組むことで留めておきます。

 熱望校の過去問をひっくり返し、これまでの頻出分野はどういう問題なのか、合格者最低点、平均点はどれくらいなのかを把握。特に出題に関しては、子どもが①「完全にできる問題」➁「割とできる問題」➂「現在はあやふやだったり、惜しい間違いをしている問題」④「手も足も出ない問題」というように仕分けし、➁と➂をきっちり正解できるように類題などを徹底演習してマスターします。

 そして合格最低点を10点くらい上回ることを目標に「得点の読み」をします。つまりどのような問題を正解しなければならず、どれは間違えていいのか、部分点を狙う問題など、過去問の傾向と子どもの実力を比べながら計算していきます。完全に皮算用の世界ですが、こうしないと具体的方針は立てられません。

 作戦の立案、遂行は親御さん自身が戦略を練るしかあれません。あるいは個別、家庭教師という選択もあります。いずれにしても受験生の自力だけでは無理なので大人のサポートは必須になります。

「得点を取りに行く問題」「捨てる問題」を仕分ける

作戦を進めても…「奇跡の合格」はめったに起こらない
 「偏差値は目安。模試の結果は気にするな」とは中学受験でよく聞かれるセリフです。確かに持ち偏差値通りの結果にならないこともあり、それが「奇跡の合格」「まさかの不合格」の“ドラマ”としてクローズアップされますそれは珍しいからこそ“ドラマ”になるのであって、頻発して起こるものではありません。塾や家庭教師派遣業者が逆転合格を前に押し出したほうが「集客」につながるので、希少な例を目立たせるのです。

 それでもなお、というのだから腹をくくって徹底対策をしてみましょうという話です。これは“ダメもと”の作戦であって、決して「必勝」「鉄板」の作戦ではないということを親御さんは理解しておいてください。中学受験は積み重ねの結果です。それをわずかな時間で、ちょっとした対策で合格しようというのは、ちょっと虫がいい話ですから。

「奇跡の合格」は頻発しないことを頭に入れておく

★奇跡の合格 浮かれるのは1日だけ
 奇跡の合格を果たしても喜びは1日で忘れてください。正直、入試は運も多分に味方して突破したというのが現実でしょうから、入学した中では限りなく下から数えた方が早い学力です。英語と数学を中心に、中学の基本の予習に入ってください。浮かれていると、入学後は下位に低迷し、浮上の兆しが見えない“深海魚”となってしまい、憧れの学校に入ったのに…ということになってしまいます。

 中学入試は、合格してハッピーエンドではありません。親御さんは、合格した後の子どもの姿まで想像して学校選びを勧めてください。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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