中学受験 入試直前、小学校は休むべきか

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・インフル激減もどうする1月の小学校出欠
・主流は1週間か2、3日も2割弱が…
・「休む」が主流派なら決断しやすい
・「1カ月以上」休むの背景にあるもの

・缶詰め状態は12歳には酷 戦略的に休みを

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★インフル激減もどうする1月の小学校の出欠
1月に入り冬休みが明けると、すぐに地方の学校や埼玉の中学校の入試がスタートし、約1カ月にわたる“決戦月間”になります。ちょうどこの時期、例年ならインフルエンザ、今年度は新型コロナウイルスの感染が大いに気になるところです。

大げさに言えば“この日のために”頑張ってきた歳月が、罹患してしまえば水の泡になりかねないのです。言うまでもないのですが、細心の注意を払って外出時、塾の授業中はマスク、家庭では手洗い、うがい、消毒を徹底しましょう。今冬は皮肉にもマスク、手洗いの浸透でインフルエンザになる割合が今のところ激減していますが、予防接種は受けておいた方が良いでしょう。

ここまではどの受験生の家庭も“常識”。問題は年明けの1月の小学校への出欠です。

手洗い、マスクの徹底でインフルは激減

主流は「1週間」「2、3日」も「入試が終わるまで」が2割弱
 中学受験を控えた受験生が1月に小学校を出席するか、欠席するかの答えの正解は正直ありません。各家庭の価値観にゆだねられると思いますが、他の受験生の家庭ではどのように考えているでしょうか。受験情報サイト「インターエデュ」が2年前に「中学受験で学校を休む・休まない、後悔をしない判断とは?」というアンケートを実施、興味深い数字が出ました。

 「休む」か「休まない」かの二択では「休む」が71.2%と圧倒的でした。期間については「1週間」が31.0%、「2、3日」が27.6%で主流となっていましたが、約1カ月(入試が終わるまで)も17.7%で3番目に多い割合になりました。

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入試直前は「休む」派が大勢を占める

★「休む」が主流派なら決断しやすい
 「休む」が3分の2以上というのは納得できる数字です。休ませるか否かで悩んでいる親御さんにとっては「休む」が主流派となれば、決断しやすいでしょう。

 「小学生なんだから小学校へ行くのが当たり前。受験するからって、何様だと思ってるの?」そういう意見は当然出るでしょう。正論です。反論のしようはありません。しかし、ここまで膨大な費用と時間をかけてきた受験生を持つ家庭にとっては「勝負の1カ月」です。受験をしない家庭との意見の相違はどこまで行っても平行線です。他人の批判より、家庭の方針をそのまま通せばいいのです。

受験に突き進むなら「外野」の声は気にしない

★「1カ月以上」休むの背景にあるもの
 一方で3学期が始まっても始業式にも出ず、2月上旬に入試の決着がつくまで登校しないと答えた割合が、2割近くいることに驚かされます。おそらく通塾はすると思いますが、最後の詰めは“缶詰”状態で追い込むという作戦の家庭が思いのほか多いようです。親御さんが付きっ切りで追い込む場合もあれば、塾に午前中から入り浸るケースも見られ、冬休みから約40日限定で家庭教師を起用する家庭もあります。

 終わらない過去問、完璧でない算数、理社の知識の穴をふさぎたい…。1カ月も休むという背景にはインフルエンザにかかったらという心配以上に学習スケジュール上の問題がある場合が多いと考えられます。そこが「1週間」や「2、3日」と答えた家庭と大きく違うと思います。

直前の詰込みは消化不良が関の山

缶詰め状態は12歳には酷 戦略的に休みを
 合否のボーダーラインにいる場合、合格のためには手段を選ばず…となるのもよくわかりますが、主役はまだ12歳です。大人なら目的達成のために頑張ることができますが、子どもに缶詰め状態は酷です。

 小学校へ行くことで、級友と話したり遊ぶことが息抜きになり、心身ともリラックスした状態で入試全期間を乗り切れる栄養素になります。戦略的に入試数日前に休むのはインフルにかからないためにも「あり」ですが、長期間は受験生にあまりいい影響を及ぼさないでしょう。正直、やたらめったら詰め込んだ知識は消化不良を起こし、本番では役に立たないものです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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