中学受験 模試の合格判定80%と20%

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気持ちを強くも弱くもする「合格判定」
合格可能性80%の意味は「10戦10勝」=鉄板
・合格可能性20%は「十中八九ムリ」というレベル
・E判定が逆転するただ1つの可能性
・「継続は力なり」は21世紀も生きている

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★気持ちを強くも弱くもする「合格判定」
結果は二の次。そこまでの過程が大切なんだ、とは高校野球と受験でよく言われる言葉ですが、正直両方とも勝たなければ面白くありません。勝利至上主義で、何を犠牲にしてもという気はありませんが、やはり頑張ってきたからこそ結果を出したいものです。

 勝つか負けるか、判断基準の1つになるのが、これまで受けてきた各種の模擬試験です。特に6年生の9月に受けた総合模試や学校別模試の「合格判定」は気持ちを強くもしますし、気弱にもなる材料です。

ここまで頑張ってきたのだから結果を出したい

★合格可能性80%の意味は“鉄板
 主催する大手進学塾あるいは首都圏模試によって、判定の基準はまちまちですが、いわゆる「A判定」というのは数値でいうと80%(以上)の可能性で合格しますよ、という意味です。10人中8人が合格するというのではなく、10回試験があったら8回以上の確率で合格しますよ、という意味になります。

 事実上“鉄板”といわれるグループです。よほど当日に体調が悪かったとか、最初に苦手にしている問題が出題されて、手間取ってしまいその後焦ってしまった、などアクシデントがない限り、普通にやれば合格するというレベルです。さすがに合格の可能性100%とは出せないので、80というほど良い数字を出していますが、気持ち良く、大船に乗った気持ちで受験当日を迎えてください。ただ、1回そういうことがあったでは信頼性は薄く、コンスタントにA、B判定(75~60%)を出している受験生が鉄板と呼べるレベルです。

 この層は全合格者のうち、上位2割程度に当たるとみられます。最難関、難関校では多くが入学してきますが、上位校や中堅校では別の学校に合格して、入学後はそう多くは残っていません。難関校で奇跡の合格を果たしても、入学後に“深海魚”になりやすいのは、この中学受験での差が埋まらないまま、新学期になるからです。

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合格判定80%は「鉄板」

★合格可能性20%は「十中八九ムリ」というレベル
 逆に「E判定、合格可能性20%」はどう見るべきでしょうか。とてもいいにくいのですが、平たく言うと「ほぼ合格しません」「十中八九ムリ」というレベルです。最近は大学受験でもE判定の数値が20%に“上昇”しました。かつてはもっとリアルに「5%以下」という厳しい数値を出すところもありました。

 中学受験でも20%は後ろに「未満」という2文字が隠されており、確率は0ではないが、限りなく低いとうのが合格判定20%の意味するところです。1度や2度、この数字が出たからといってそれが実力ではありませんが、たて続けにとか毎回、という場合は覚悟が必要です。

 もちろん完全に絶望ではないので、憧れの学校に向かってここまで頑張ってきたことの意味を考えれば、第1志望なら受験すべきです。ただ、それ以外の学校は必ず複数校「勝てる」学校を受験するという条件付きになります。家庭で「この偏差値以下は譲れない」などの基準を作ってしまい、20%の学校ばかりを受けてもまず奇跡は起こりません。中学受験は「理想」に向かいつつも「現実」を見なければ、子どもに惨めな思いをさせるだけの経験になってしまいます。

20%未満なら善後策を考えて

★E判定が逆転するただ1つの可能性
 ただ、1つだけ希望のある話をすれば、判定は「その模試を受けた時点でのもの」ということです。大手進学塾の模試は12月中に終了しますが、入試本番までには千葉県の場合でも1カ月前後、東京・神奈川なら40、50日程度あります。ここで戦略的に復習に取り組み、加えて夏くらいから地道に頑張ってきた子なら、その成果も出てきて1月に力が付いている可能性があります。

 E判定の子がAやB判定になるのは至難ですが、合格可能性40~55%のC判定には近づいているケースは多々あります。いわゆる合否線上のボーダーラインです。ここまで上がると、逆転の可能性は格段に高くなります。つまり五分五分の戦いに持ち込めるレベルになるわけですから。「受験生は最後の最後まで伸びる」とはよく聞く言葉ですが、地道に努力を続けて諦めなかった受験生にこの言葉はあてはまります。

「起死回生」の四文字が実現する条件はただ1つ

★「継続は力なり」は21世紀も生きている
 追い込みの時期に頑張ったから逆転するのではありません。一番遅くとも夏期講習中から少しずつ積み上げていった子が、最後の最後に花が開くのです。受験の言い古された格言「継続は力なり」は21世紀になってもまだ生きています。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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