中学受験 入試であと10点アップの国語(2)

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漢字の「重ね書き」「消し残り」に注意
・横着は命取り 必ずきれいに消す
・読解素材文中の同音異義語
・語彙力 知っているだけで得点に直結
・語句を知っていれば、読解の助けになる

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見逃しがちな漢字の「重ね書き」と「消し残り」
国語は漢字の読み書き、特に書き取りを出題する中学が95%を超えます。塾の先生から「とめ、はね、はらい」を口酸っぱく言われていると思うので、直前期になって多くの受験生がそれを意識するようになっています。

しかし、意外と見逃しがちなのが「重ね書き」と「消し残り」です。子どもは緊張状態で入試に挑んでいます。大人が思ってもみなったことをやってしまうので、残りわずかとなったこの時期、漢字練習の際に親御さんからもアドバイスしてあげてほしい内容です。

漢字の書き取りはうまさより丁寧さが大切

★横着は命取り 必ずきれいに消す
漢字の「重ね書き」とは、一度解答欄に書いた漢字の横棒が薄かったとか、斜めに書いてしまったとかで付け足すように書いた結果、重なり部分ができて二重線のようになってしまうことです。一度きれいに消して書き直せば事は済むのですが、そこは子どもです。横着して、付け足してしまい二重線のようになってしまうのです。

 採点の甘い中学は不問に付されますが、中堅校以上は〇がもらえないかもしれません。加えて「消し残り」という現象もあります。これは早く書き直したいがためにササッと消して、前に書いた字の一部が残ってしまい、紛らわしい字になって結果的に〇がもらえないということになります。

 しっかり、きれいに消してからあらためて書き直してください。答案用紙は自分が見て分かればいいのではなく、受験した学校の先生が見るものです。相手にきちんと伝わらなければ意味がありません。しっかり消して書き直しても10秒程度です。「急いては事を仕損じる」といいますが、入試での1点の重みを肝に銘じてください。横着は命取りになります。

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消す際にはきちんと、きれいに

読解素材文中の同音異義語
 漢字の書き取りの出題は大問1のような形で「次の傍線部のカタカナを漢字にしなさい」という独立した形式が多めですが、読解の素材文の中のカタカナを漢字にするという問題形式もあります。このタイプで気を付けなければならないのは同音異義語、同訓異字です。

 読解問題の中にある漢字書き取りは、独立問題以上に文意をきちんと拾わなければ、正解になりません。例えば、駒場東邦で出題された問題で「気持ちがオサまらないまま…」という漢字の書き取りがありました。「オサ」の部分を漢字にするのですが、候補として「収」「治」「納」「修」などが挙げられます。独立問題では「勝利を収める」とか「国を治める」「税金を納める」など問題自体が典型的な例文なので見分けがつきやすいのですが、素材文だと典型的な例でない場合が多く、読解しながら漢字の正解を見極める必要があります。

 ここでの正解は「収」。怒りや気持ちを鎮(しず)める場合はこの字が妥当です。気持ちを抑える場合はどのオサめるなのか…、普通の漢字の問題ではあまり直面しないので、考えてしまいますが、文意に沿って解答すべき漢字があるということを再度受験生は認識してもらいたいところです。

意味によって漢字の使い分けを

語彙力 知っているだけで得点に直結
 最後に慣用句やことわざ、和語など語句についてです。小4から受験勉強を始めて以来、読解問題で数えきれないほど多くの語句に接し、それとは別に知識としてことわざや慣用句、四字熟語に触れてきたと思いますが、どれだけ得点に結びついているでしょうか。

 語彙力強化に頑張ってきた受験生とそうでない受験生は、明らかに国語の成績で差がつきます。今さら嘆いても仕方がないので、せめて最後だけでも振り返りをしてください。塾のテキスト、プリント、市販でもチェックに丁度良い「でる順過去問 ことわざ・語句・文法 合格への1204問」(旺文社)などの問題集もあります。知っていれば、読解と違ってダイレクトに得点につながります。

語彙力は最後にものを言う

語句を知っていれば、読解の助けになる
 過去問で語句の問題があまり出ない学校でも、読解の素材文に問いたくなるような語句があれば、その意味や正しい使い方を問います。語句を知っていれば、読解の助けにもなるので、入試直前でも時間を作って取り組んでほしい課題の一つです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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