中学受験 「前受け」の有効利用の仕方

0

◆受験の窓口 今日のメニュー
・「次」への第一歩 「前受け」の解答再現を!
・解答再現3つの意味
・男子に多い「前受け」で「ピリッ」
・「トレンドを読む」ことで合格に近づく
・学力が同レベルなら、合格を勝ち取るには最後は気力

スポンサーリンク

★「次」への第一歩 「前受け」の解答再現を!
 埼玉や千葉、あるいは地方校の受験は2月1日から始まる東京・神奈川の中学校が第1志望の受験生から見れば、“本命”を占う「前受け」と位置付けられます。実践の雰囲気を体感するという意味合いもありますが、せっかく受けた試験問題を今後に生かせるよう有効利用したいものです。

 そこで試験問題が持ち帰り可能な場合は、もう一度目を通して解答を再現してみましょう。分からないとこやできなかったと目立つ場合は、塾の先生や家庭教師の力を借りながら、あるいは可能ならば親御さんがアシストしてあげてください。

貴重な実戦を無駄にしないために解答の再現復習を

★解答再現3つの意味
 解答再現の作業は塾によって必須のとこもあります。その場合は指示に従って取り組みます。逆に塾や先生によっては「終わったことは振り返らず、次の試験対策を」という方針の場合もあります。再現することによって、自分が思ったほどできていなかった場合は、以後の入試に悪影響を及ぼす、と気にする向きもあります。

 それも一理あるのですが、それ以上に解答再現には大きな意味があります。「自分の強みと弱みの再認識」「実戦を経験しての気づき」「今年のトレンドを読む」という3点が次の入試に生かせる材料となります。

解答再現には気づきが満載

★男子に多い「前受け」で「ピリッ」
 1つの中学校の入試を受験すれば「自分の強みと弱みの再認識」がかなりの量できることになります。「算数の図形問題は直前まで一生懸命復習した成果が出た」とか、「国語の記述は短くまとめるのもできるようになっている」「社会は時事問題をやりすぎて歴史を忘れている」など、自分の現状での本当の力が鮮明に見えてきます。

スポンサーリンク

 漢字や理社の地域問題など、できなかったとこもはっきりします。実戦での間違いは、普通に勉強しているときの間違いよりインパクトが違うのです。

 同時に時間配分の再点検、どういう順番で問題を解いていくかの戦略、計算ミスによって改めて気を付けるべきことの再確認など、「実戦を経験しての気づき」は貴重です。よく合格体験記には、入試を1回経験することによって「ようやくピリッとしてきた」(特に男子に多い)という親御さんの手記が掲載されますが、模擬試験の何十倍もの効果が入試にはあるのです。「前受け」の意味は慣れだけでなく、こういうとこにもあります。

男子は前受けの後エンジンがかかることが多い

★「トレンドを読む」ことで合格に近づく
 もう1点、「今年のトレンドを読む」というのがあります。入試問題にもその年の「流行」があります。別に各校申し合わせて作成しているわけではありませんが、なぜか同じ分野の問題がその年に限ってよく出る、というのがあります。例えば算数なら「立体切断」が、国語の読解素材文は「差別の問題」がテーマが多いとか、理科社会は自然災害系の問題などといった具合です。

 1校で出題されたからといってそれで全体の流れが分かるほど単純ではありませんが、塾にはそれぞれの生徒が受験校の問題冊子が集まります。それを先生が分析し、恐らく塾の授業中に演習問題として取り組ませるはずです。

 そのまま、ということは稀ですが、類似問題が他校で出て、解答再現をきちんとやった子と、そうでない子が合否の明暗を分けた、という事例はよくあります。

入試問題にもその年の「流行」がある

★学力が同レベルなら、合格を勝ち取るには最後は気力
 もちろん埼玉、千葉、あるいは地方の中学校が第1志望の受験生もたくさんいます。その子たちは真剣勝負ですし、気合の入り方が全く違います。受験は実力も大切ですが、学力が同レベルなら、合格を勝ち取るには最後は気力勝負になります。「前受け」とは思わず、目の前の入試に全力投球してください。(受験デザイナー・池ノ内潤)

Follow me!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です