【不合格体験記】父親独自路線が招いた志望校4連敗

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最近多い「父親塾」
お父さんオリジナル「国語記述の鉄則」
18歳と12歳の受験は「似て異なるもの」
現状考慮せず先走った父親
・厳しい指導に怖がり手応え感じられず本番へ

父親の開成リベンジ計画!?

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最近多い「父親塾」
最近は親子2代で中学受験、というのも珍しくありません。どちらかというと父親が中受経験者というパターンが多いようで、家庭内の「親塾」も「父親塾」というケースもみられます。

 リュウタロウくんのお父さんも中学受験経験者。都内の難関中学校から一橋大へ進んだという、勉強では現役時代“ならした”という自負がある40代です。開成を目指すリュウタロウくんですが、偏差値的には全く届いていません。いや、第3志望の男子校も模試の判定では最高で50%が1回きりで、抑えの第4志望なら…という成績が10月まで続きました。算数が得意なリュウタロウくん。10月の模試で偏差値は64ありますが、逆に国語は数字をさかさまにした偏差値46と苦しんでいました。

父親塾が急増中

★お父さんオリジナル「国語記述の鉄則」
「俺の作ったプリント通りやっているのか」。11月の開成オープン模試で、国語の偏差値が39だったリュウタロウくんにお父さんはものすごい剣幕で迫りました。漢字はともかく、記述問題では△でせいぜい半分程度しか点数がもらえず、空欄も目立ったからです。

「昔取った杵柄(きねづか)」とばかり、中学受験に参戦する親御さんは結構います。中でも大学受験で“逆転勝ち”したお父さんは自分の経験則を子どもに当てはめがちです。しかし、18歳の時の大学受験と12歳の時の中学受験は「似て異なるもの」ということに気が付いていない親御さんがとても多いです。

お父さんは「国語記述の鉄則」を用意した

★18歳と12歳の受験は「似て異なるもの」
 お父さんの受験へのスタンスは自身の成功体験が物語っています。「過去問に沿って傾向をつかみ、対策をきっちりやれば、逆転は可能だ。俺は模試の合格判定はE(合格可能性20%未満、志望校の再考が望ましい)だったが、目標を決めて苦手を克服して、合格した。努力すれば必ず合格する」。

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 「昔取った杵柄(きねづか)」とばかり、中学受験に参戦する親御さんは結構います。中でも大学受験で“逆転勝ち”したお父さんは自分の経験則を子どもに当てはめがちです。しかし、18歳の時の大学受験と12歳の時の中学受験は「似て異なるもの」ということに気が付いていない親御さんがとても多いです。

中学受験と大学受験は大きく違う

★現状考慮せず先走った父親
 実はリュウタロウくん、国語の読解以前に語彙力がまだ完成の域に達していませんでした。四字熟語やことわざなど、丸覚えしてしまえば何とかなりますが、説明的文章の抽象表現や物語文の和語を中心とした表現などにうとく、いわば記述の解答テクニックがどうこう以前の問題でした。

 お父さんはそこの認識が甘かったようです。お父さんオリジナルの「国語読解の鉄則」で、心情語をつかんでまとめると言われても、説明的文章で言い換えをしろと言われても、語彙の運用能力が追い付いていなければ、なかなか思うようにはいきません。成長とともにある程度のボキャブラリーが備わっていたという18歳の大学受験とまだ語彙力に個人差が大きい12歳の中学受験では、同レベルで論じられないものなのです。

 お父さんがリュウタロウ君の“現状”を考慮に入れず、先走った結果、成績は伸びるどこか下降線をたどってしまったのです。

お父さんは勝手に先走ってしまった

★厳しい指導に怖がり手応え感じられず本番へ

 塾でやった国語の記述問題でも塾の先生が10点中8点の点数を付けたのに対し、お父さんは「甘い!」と一蹴。「こんな幼稚な記述じゃ開成には合格しない。お前の解答なら3点だ」と手厳しいひと言。怖くて言い返すこともできず、解き直しを迫られたリュウタウくん。塾の解答ではなく、お父さん独自の解答にも混乱して、大切な詰めの12月、1月の時期は手応えもなく過ぎていきました。

 塾の過去問分析に基づいた例題演習より、違う塾のテキストをネットで購入してやらせたり、お父さんの独自路線は最後の最後まで続きました。

手応えのないまま受験本番へ

★父親の開成リベンジ計画!?
 結局、合格の見込みの薄い開成対策に時間を割き、埼玉、千葉の前受けもせず、第2志望以下も過去問演習がままならないまま2月1日を迎え、開成から4連敗。駆け込み受験した中学校に繰り上げ合格しましたが、お父さんは当然納得しませんでした。できれば3年後に高校受験で開成にリベンジする、という計画を密かに練っている様子ですが、リュウタロウくんがついていくかどうか、はなはだ疑問です。

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