中学受験 「生きた心地がしなかった」先輩親御さんの悲喜劇

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・「やっちまった」親御さんは結構いる
・試験日、学校を間違えた!
・おにぎりに砂糖、弁当渡し忘れた!
・一時金払い忘れて“取り消し”!
・もう一度あらゆることをシミュレーション

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★「やっちまった」親御さんは結構いる
 名前と受験番号書き忘れの子どもの話以上に、親御さんの受験当日の「やっちまった」話も結構な数に上ります。なんとかなる“失敗”だったら、後日譚として笑い話になりますが、「本当に生きた心地がしなかった。思い出しただけでも涙が出そうになる」と話す、終了組の親御さんもいます。

 今年はコロナ禍で例年以上緊張感が漂う入試になります。これから書くエピソードのようなことがないように、チェックにチェックを重ねて大切な入試本番へと我が子をエスコートしてあげてください。

きちんと情報を整理して当日のスケジュール確認を

★試験日、学校を間違えた!
 受験校を勘違いして、違う日程の学校へ行ってしまったり、会場を間違う親御さんが毎年います。「逆方向の電車に乗ってしまった」、「各駅停車の駅で降りなければならないのに急行に乗ってしまい、5駅先まで行って、試験時間2分前に学校に着いた」「乗換駅を間違えてパニックになって駅員さんに誘導してもらった」――。笑ってしまうような、笑えない試験前の騒動は枚挙にいとまがありません。

 最近は午後入試も増えて、受験スケジュールが“複雑”になって間違ってしまうことも多々あります。ある東京受験の例です。前日夜になって申し込んだ学校を受けるために、午前の入試が終わってから午後受験の中学校へ向かいましたが、次の日受ける学校と勘違い。急いで移動したものの、試験はすでにスタート。算数1時間の一発勝負を45分程度でやらなければならなくなりました。受験生の気力と学力は大したもので見事合格。親御さんの失敗を子どもが帳消しにし、親御さんは涙が止まりませんでした。

電車にまつわる「受験あるある」はよく聞く話

おにぎりに砂糖、弁当渡し忘れた!
 お昼ご飯に関する悲喜劇もあります。子どもに午前、午後にまたがる入試でお弁当持参。お母さんはおにぎりを持たせました。が、ひと口食べた息子は顔をしかめました。塩がきいているはずのご飯には砂糖が…。朝、おにぎりを握るお母さんは試験のことで頭がいっぱいになり塩と砂糖を間違えたのです。絶対あり得ない話ですが、それほど入試のことが気になって気になって仕方なかったのです。

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 子どもの持ち物を少しでも軽くしようと、学校までお弁当を自分の持ち物に入れていたお父さんは校舎入り口で娘にお弁当を渡すのを忘れてしまい真っ青。気が動転したお父さんは、保護者控室になっている体育館にあいさつに訪れた校長先生に「すみません、これ娘に渡してもらえますか!」と直談判。一瞬びっくりした表情を浮かべた校長先生でしたが、「分かりました。私が責任を持ってお届けします」といってくれたそうです。この子も合格しましたが、別の中学校へ。でも、お父さんはすっかりその中学のファンになり、娘が「ここに行く」と言ってくれないかと、淡い期待を抱いたといいます。

おにぎりに砂糖が…

★一時金払い忘れて“取り消し”!
 お金にまつわる話も1つ。千葉入試で見事合格を勝ち取り、意気揚々と合格証と入学手続き書類をもらって帰宅。「これで第1志望がダメでも行く学校はある」とお母さんはホッとしました。しかし、この学校へは入学できなくなりました。お母さんは2月入試の結果が出るまで入学金の全額入金を待ってくれる、一時金の入金をしなかったのです。

 実はその前の埼玉入試で2月まで入金を待ってくれる学校があり、そこと混同したのか、そういうものだと思い込んでいたのか、期日に払い込まず、気が付けば締め切りを5日も過ぎていました。子どもに謝っても謝っても許してもらえません。険悪なムードのまま迎えた2月1日。それが原因ということは考えたくありませんが、第1志望は不合格。結局東京入試は連敗の後、なんとか1つ合格し道は開かれました。しかし、逃した魚は大きかったのです。

入金手続きは再三確認を!

★もう一度あらゆることをシミュレーション
 入試日程に行き先、お弁当に一時金、入学金支払い手続きの流れなど、もう一度しっかり確認してください。ほかにも持ち物や出発時間、午後受験の場合は電車の時刻や交通機関トラブルの場合の迂回方法や学校への連絡など、考えられるありとあらゆることをシミュレーションしておいてください。何事もなく、受験が終わることをお祈りするばかりです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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