中学受験 偏差値アップの土台「勉強体力」

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・気持ちと学力のバランスで決まる「勉強体力」
・「勉強体力」のない子は「遠回りだが着実に」で状況を好転する
7、8割正解できるように「仕掛ける」
他の子と比較しないのが肝 半年経つと偏差値が「グイッ」
さて、どう進むか…一度成績が急上昇した時が分岐点

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★気持ちと学力のバランスで決まる「勉強体力」
 偏差値を上げていく身近な方法として、小テストで満点、少なくとも合格点を目指して勉強し「勝ちグセ」を付けていく「勉強習慣」の習得を前回説明しました。これとセットなのが「勉強体力」です。

 「勉強体力」とは、決めた計画に沿って勉強を進められる気持ちと学力のことです。勉強をするということが「楽しい」「楽しみ」とならない限り、勉強量を増やすことはおろか、1問やるのもひと苦労です。子どもの能力以前に「勉強体力」がないと、家庭学習も進まず、塾へ行っても事実上「座っているだけ」の“お客さん”状態で長い年月を費やすことになります。

中学受験にはやり続ける気力と学力の「勉強体力」が必須

「勉強体力」のない子は「遠回りだが着実に」で状況を好転する
 小学生の勉強は「分かる」から「楽しい」し、次に何が出てくるかワクワクするから「楽しみ」になります。これが「勉強体力」を維持し、増強するサイクルです。やっていること、やろうとしていることが「分からない」のなら「面白くない」し「興味がない」のは当然で、この頻度が多いほど「勉強体力」が身に付かないということになります。

 成績なんて、偏差値なんて、後者の状態を前者の状態にすればよいだけの話です。しかし、それが簡単ではない、どうしたらそうなるのかに迷う親御さんが多いからこそ、中学受験は難しい、となるわけです。少なくとも状況を好転させれば、中学受験のステージ上で堂々と勝負できる、という状態にはできます。それには「遠回りだが着実に」というスタンスで、親御さんが伴走しながらしばらく勉強を進めます。

近道を探すあまり道に迷うことも…遠回りが近道のこともある

★7、8割正解できるように「仕掛ける」
 算数を例として説明します。親御さんが塾でやった内容を見渡して「できているもの、理解しているもの」を中心に復習、宿題の取り組む内容を決めます。割合的には7、8割が「できているもの、理解しているもの」で構成し、残りとしてもう少しでできそうなもの、一段上のレベルのものを交ぜます。つまり10問用意したら70、80点をとれるように「仕掛け」ます。そして丸付けをして「よくできているね。じゃあ、できなかったものをもう一度考えてみよう」となります。

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 もう少しでできそうな問題は5分程度考えてもらいます。それでも分からない場合は、解決のヒント、糸口を親御さんが示してあげてください。それで正解した場合は「できたねぇ。すごいよ!」と認めた後、すかさず「もう一度、説明してくれる」と子どもに“先生”をしてもらいます。きちんと説明できればOK、まだあやふやなら「分かってないなぁ」と否定せずに、親子でもう1回解答を振り返って、再確認です。

家庭学習で無理せずレベルに合わせて8割の正解を目指す この継続で「勉強体力」をつける

★他の子と比較しないのが肝 半年経つと偏差値が「グイッ」
 このサイクルを「勉強習慣」の柱にします。本来、塾での履修内容を1週間で復習し、小テストで満点ないし合格点をとっていくというサイクルを継続していくのが高偏差値への道なのですが、大切なのは現状のレベルに合わせて、少しずつ、でも確実に「勉強習慣」を確立し、「勉強体力」の増強を図ることです。

 「みんなはこんなに進んでいるのに、ウチの子は…」と、親御さんは決して比較しないことが肝。親御さんの我慢強さが試されます。受験というのは決められた期日までに「できる」のレパートリーをどれだけ取り揃えているかの勝負なので、6年生の冬に間に合えば良いのです。この我慢、いつまで続くのかと思うかもしれませんが、紆余曲折あるかもしれませんが、半年くらい経つと成績、偏差値が「グイッ」と伸びるケースを多く見てきました。段階はありますが、確実に1つ上のステージにレベルが上がったといえる状態になります。

他と比較せず自分のペースで進むことが大切

★さて、どう進むか…一度成績が急上昇した時が分岐点
 一度「グイッ」となった後に大きなポイントがあります。ここで「やれやれ」と親御さんも子どももホッとしてしまうか、「この努力の結果を無駄にしないように続けて頑張っていこう!」となるかが分岐点。継続していけば以前より結果が出るようになる期間は短くなり、偏差値上昇が加速します。さらに続けていれば「勉強習慣」が好循環し、「勉強体力」は並の受験生以上になっています。

 こうして高い偏差値をコンスタントにマークし、第1志望合格が近づきます。出だしがそうでもなくても、着実に積み重ねていけばレベルは思っている以上に上がります。4、5年生のうちはーに根気よく「勉強習慣」を継続できる親子が少ないからです。ここで先行、継続しておけば、6年になって「勉強体力」が付いているので中学受験は終盤は慌てずに逃げ切れます。6年になって慌てても、そこそこしか伸びないケースが多いのは、4、5年生で残念な「勉強習慣」になってしまい、「勉強体力」不足だからなのです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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