中学受験 学校研究は勉強開始と同時にスタートする

0

受験の窓口 今日のメニュー
「歩留まり率」が高い昨今の入試
4日以降の入試会場に漂う悲壮感
顔もろくに知らない人と“結婚”できる?
・受験案内→HP→説明会 30校は“選抜”を
学校研究がその先の受験校決定を左右する

スポンサーリンク

★「歩留まり率」が高い昨今の入試
 コロナ禍に見舞われた2021年度入試も大詰めです。主だった学校の入試はほぼ終了し、入学手続きの段階に入っているかと思います。中には補欠合格の連絡を、一日千秋の思いで待ち焦がれている家庭もあるかもしれません。

 2月4日あたりからの入試は各校とも2~4、5回目の試験となり、募集人員が5人とか10人程度のところも多く、倍率も10倍前後になることが珍しくありません。特に最近は「歩留まり率」が高く、合格をもらえば他校に流れずそのまま入学するというケースが多く、定員を確保した中学校は入試の回を追うごとに合格者数を絞る傾向にあります。中学入試は回を増すごとに厳しくなるので、「早期決着」が最近の鉄則になりつつあります。

回を追うごとに「合格」を勝ち取るのは難しくなる

★4日以降の入試会場に漂う悲壮感
 正直なところ、4日以降の入試は修羅場と化します。既に合格校を保持していて、その余勢をかって一段偏差値の高いところにアタックするという受験生は別ですが、ここまで合格がないとか、「前受け」校の合格はあるものの、実際には無理という場合の受験はかなり「追い込まれた」状態です。

 試験会場入りする際の親子の姿は悲壮感が漂っていますし、控え室の親御さんは何か思い詰めたように一点を見つめていたり、涙ぐんでいる方もいます。「まさかこんな展開になるとは…」子どももしんどいですが、親御さんもかなりつらい状態です。

こんなはずでは…

顔もろくに知らない人と“結婚”できますか?
 中には、学校説明会に行ったこともなければ、過去問もやったことのない中学校を受験していることさえあります。最近はインターネットによる志願が主流になったことで、願書提出が試験前日の日付が変わるまで出願可能だったりするため、志望校がダメだった次の手として、「あす試験」のような学校で、偏差値帯が相応なところを急きょ受験させる親御さんが急増しています。ホームページをさらっと見ただけで受験決定という“溺れる者は藁をもつかむ”の心境です。

スポンサーリンク

 縁あって合格するかもしれません。それはそれで頑張ってきた甲斐があったというものですが、冷静になってその学校へ入学するとなった場合、それで良いのでしょうか。顔もろくに見たこともなければ、言葉も交わしたこともない、どんな人かほとんど分からない人と結婚するようなもので、太平洋戦争に敗れる前の日本のお見合い結婚のようです。

スマホからも出願できるのが直前出願を可能に…

★受験案内→HP→学校説明会 30校は“選抜”を
 そうならないためにも親御さんの学校研究は、早くから始めることをお勧めします。子どもが中学受験をすると決めた瞬間から始めるのです。オーソドックスな方法としては各塾や赤本でおなじみの声の教育社か出している、「中学受験案内」なる分厚い本をまず手に入れます。場所や校風、通学時間に昼食は弁当持参なのか学食があるのか、学費、偏差値など、さまざまな基準を比較しながら、1つ1つ吟味します。偏差値や場所などを考えずまずは「ここイイ」と思った学校をピックアップします。ざっと30、40校程度です。

 ホームページ(HP)で紙の情報と照らし合わせて雰囲気や詳細をチェックしたのち、4年生、5年生前半までは、手あたり次第「学校詣」をしましょう。コロナの影響で今春からはどうなるのか分かりませんが、できるだけオンラインではなく、開催されるのであれば、説明会へライブで参加することを強くお勧めします。百聞は一見にしかずです。

 2020年はコロナで軒並みなくなった「合同説明会」を有効利用するのも手です。ここではいろいろな学校のブースを訪ねます。ちょっと気になるけど、学校訪問するほどでは…というところや、むしろ志望校でない学校を選んでみるのがポイント。学校、担当者によっては私学の裏話的なこともも耳に入り、いい勉強になります。

4,5年生のうちから親御さんは学校説明会には積極的に出る

★学校研究がその先の受験校決定を左右する
 「学校説明会の歩き方」の詳細は、また後日紹介しますが、とにかく親御さんも子どもの通塾に合わせて中学受験の“本格的な勉強”に入ってください。学校説明会などを通して、自分の目で見て耳で確かめたことは、どんなささいなことでも貴重です。親御さんの学校研究が、その先の受験校決定を左右します。

 その際に偏差値的にみて合格しそう、入れてしまえば何とかなるなどの理由だけで行ったこともなければ、話をきいたところもない学校の選択を避けるためにも、早期からの学校研究は必須です。(受験デザイナー・池ノ内潤)

Follow me!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です