中学受験 1年間塾を“漫遊”する

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・入塾決定前の進学塾“漫遊”計画
・学力診断テスト後の必殺文句に注意
第2段階は季節講習を利用する
・子どもが“化ける”かもしれない個人経営塾
・塾選びは「我が家のスタイル」で

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★入塾決定前の進学塾“漫遊”計画
 最近は低学年からの入塾も珍しくなく、小学1年生にして入塾試験が“満員札止め”になるところもあります。いち早く中学受験参戦の座席を確保したいという親御さんの気持ちの表れです。

 しかし、進学実績や大手だからという基準だけで子どもを入れると後で「失敗した」と親御さんが後悔することもります。塾は子どもと“相性がいい”とならないと成果が出ないことが大半だからです。そこでお勧めしたいのが、約1年かけての進学塾“漫遊”計画です。

いろいろな塾を回ってみましょう

★学力診断テスト後の必殺文句に注意
 多くの進学塾が無料体験入学を実施しています。まずはこれを利用して各塾を回ってみます。雰囲気、先生の教え方や授業の進め方、生徒の様子など、親御さんが見学できるところは必ずしてください。セットで無料学力診断もあるので、受験用の勉強を始めていない段階なら真っさらな子どもの「実力」も把握できます。

 この時注意したいのが、塾側の「今から始めないと…」の勧誘のセリフです。大抵の子が学力診断テストの結果はそれほど良くないと思います。小学校で「できる」と自負とていても偏差値40前後が関の山です。診断テスト自体、難しく作っていますから当然の結果です。

 なぜ難しくしているかと言えば、この結果を見て焦る親御さんに入塾の必要性を説く絶好の資料になるからです。「今から始めれば間に合いますが、来年になると皆さん進んでいますから」の必殺文句に親御さんはグラッときます。そして入塾手続きへ、このパターンは結構あります。

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「実力診断テスト」意外と得点できないものです

★第2段階は季節講習を利用する
 無料体験でいいところがあってもその場で決定せず、第2段階として春、夏の季節講習に参加して本格的な体験をしてみてください。期間が少し長くなるため、より子どもがさまざまなことを感じてきます。子どもの肌感覚は意外と正確です。

 無料ではテキストをコピーしたものですが、講習生は受講料を払うのできちんとテキストが配布されます。親御さんはその内容もしっかり吟味してください。

 中には体験授業なしで、入塾試験後の結果で即入塾というところもあります。そういう場合も季節講習で様子見するのが得策です。入塾テストがある場合もありますが、実力診断テストと同じようなものだと思って気負わず受けてくればいいと思います。

季節講習での子どもの肌感覚は結構大切

子どもが“化ける”かもしれない個人経営塾
 大手ばかり“漫遊”していても、子どもに相性の良い塾は見つかりません。中規模の塾や場合によっては評判のいい個人塾まで訪ねてみてください。ビビっとくるところがあるかもしれません。特に長く個人で経営している場合は、独自のメソッドを持っています。子どもと相性が良ければ、“化ける”可能性が高くなります。

 かなりの数を漫遊すれば、当然勧誘の電話などがジャンジャンかかってくると思いますが、夏ぐらいでは時期尚早です。最終決定は早くて10月です。先取り学習を前面に押し出してくる塾もありますが、中学受験の本格的スタートは4年生からで大丈夫です。国語の音読(教科書で十分)と漢字、算数の計算(スピードではなく正確さ重視で)と文章題を簡単に投げ出さず、考える習慣をつけていれば、4年から十分やれます。

“駆け込み”入塾で後悔することも…

★塾選びは「我が家のスタイル」で
 11月から冬期講習にかけて“着地”に入ります。数々回った塾の中から、新4年生から通塾するところを決めます。ポイントは子どもが授業に参加できているという実感が持てる「相性のいい」塾か、それと先生との学習面でも心理的にも距離の近いこと、それに親御さんがテキスト管理やお弁当作りなど、どこまで受験に関われるかです。

 前に書きましたので詳細は省きますが、それが大手でなく中小の塾ならそこに決めるのも大賛成です。合格実績は人様の出した結果で、我が子が当てはまるわけではありません。あくまでも客観的視点に立った「我が家のスタイル」を貫くこと。中学受験成功への第一歩はまさにそこにあります。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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