中学受験 超重要な春期講習①

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受験を左右する“影が薄い”春期講習
春期講習もカリキュラムは進む
・春期講習で「日々の学習」のシミュレーション
春期講習の復習で学ぶ「時間の使い方」
親御さんは「手つかず問題」の取り組み管理を
3年生の春期講習は「塾との相性」をみる

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★受験を左右する“影が薄い”春期講習
 春期講習の時期が近づいてきました。受験の「天王山」といわれる夏期講習、受験生にとっては「追い込み」、「総仕上げ」と位置付けられる冬期講習と比べて“影が薄い”春期講習ですが、実はとても重要な期間になります。意識してこの10日程度の講習期間を過ごすと、夏期講習やその後に続く受験勉強全体の流れをつくる分岐点になるからです。

実はポイントとなる春期講習

★春期講習もカリキュラムは進む
 大手進学塾の場合、4~6年生は春期講習を復習や苦手克服の場、とはとらえていません。通常の授業の一部としてカリキュラムがどんどん進んでいきます。それだけ中学受験はスケジュールがタイトなのです。なので、動画授業も含めて「春期講習不参加」というのは考えにくい選択肢となります。

 4、5年生の親御さんは「これから遊べなくなるから、家族旅行でも」(現在はコロナ禍で難しいですが…)と計画しているかもしれませんが、春期講習を欠席すると、集団から置いていかれます。マラソンや駅伝に例えると、集団から落伍してずるずる順位を落としていくイメージです。通塾はしなくても動画授業等で必ず「抜け」がないようにすることは必須です。

春期講習は必須です

春期講習で「日々の学習」のシミュレーション
 そのうえで春期講習の意味について考えます。春期講習をなんとなく過ごしてしまうと、おそらく7月中旬までの1学期をもなんとなく過ごしてしまうことになります。1学期をなんとなく過ごしてしまうと、夏期講習で頑張ろうという気持ちはあっても、春からの「勉強体力」を蓄えてこなかったので、実際に取り組もうとしても思うように進みません。

 夏休みも初日、2日目くらいで挫折。また「なんとなく」の日々です。これが積もり積もってとなると…分かりますよね。6年生の夏は天王山どころか、敗走を続けてどうにもならない状態に陥っているかもしれません。そこから心機一転して頑張るのは並大抵ではなく、そういう状態に陥らないためにも、普段小学校へ通っている時より少し時間がある春休み、春期講習を通じて試行錯誤をしながら、これからの家庭での「日々の学習」をシミュレーションしてみるのです。

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さまざまな試行錯誤を重ねて独自のやり方にたどり着く

★春期講習の復習で学ぶ「時間の使い方」
 春期講習は連日塾へ通う(あるいは動画を見る)ことになりますが、復習はその日のうちに必ずします。「習ったことの積み残しは、時間が経過しないうちに極力少なくする」というのが中学受験の鉄則です。限られた時間でどれだけ復習ができるか、というこれからの「日々の学習」の勉強量を計測するのに春期講習の復習はうってつけです。

 春期講習の復習を通じて「時間の使い方」という受験勉強で最も大切の技術の1つを体得します。この時、何をやるかの優先順位を必ずつけて取り組みます。算数なら「手も足も出ない問題はひとまず置いておき、なんとなく分かるけどきちんと理解できていないもの、間違ったけど解答を見ながらたどっていけば次は自力でできる問題を5問選んでしっかりやる」といった具合に、社会なら「テキストを音読し、一問一答形式と練習問題の地理ならグラフと地図問題だけを、歴史なら正誤問題と、各選択肢が文になっている客観問題だけをやる」など「指定問題」を設定して取り組みます。

時間の使い方と指定問題が肝

 

★親御さんは「手つかず問題」の取り組み管理を
 手つかずになった問題はそのまま放置というのではなく、まとまって時間の取れるときやあらかじめこの日にやると予定を組んで取り組みます。この「手つかず問題」とスケジュール管理をするのが、親御さんの役目です。子ども任せだと、取り組みやすいものに流れます。

 「ウチは子どもが自分でやっているから」という親御さんがいますが、10歳から12歳の子が苦手に目を向けて立ち向かう、というのは余程自分に厳しい子です。プレッシャーをかける必要はありませんが、機会を見つけて取り組む時間と環境のやりくりを親御さんがサポートしてあげてください。

★3年生の春期講習は「塾との相性」をみる
 3年生の場合は、本格的な受験勉強開始ではなく、「ここで勝負する」という「塾選びの旅」の1つとして気になる塾に体験入学するのがおすすめです。テキストの内容や合格実績より、子どもが「楽しい!」と言って帰宅するかどうか、「塾(先生)との相性」をみます。

 ただし、子どもの「楽しい!」には2つあります。1つは、先生が授業中に時折する脱線話と通塾している友達との交流が「楽しい!」というもの。もう1つは授業を受けていて子どもの知的好奇心がフル回転し、ワクワクして勉強というよりゲームをしているような感覚になって「楽しい!」というもの。後者の「楽しい!」なら、子どもとの相性は良い塾です。合格実績なんて人の子が出した数字です。我が子に合うかどうか、3年生というまだ余裕がある時期だからこそ、春期講習を通じて相性をはかってください。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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