中学受験 6年生のGWどう使う?

0

中学受験の窓口 今日のメニュー 
・学年、個人によって違うGWの取り組み 
・順調な子は「いつも通り」が大切 
・国語読解は思考回路の確認を  
・苦手単元5つをスタートに戻って復習 
・苦手克服の近道は「できないものはひと握り」 

スポンサーリンク

★学年、個人によって違うGWの取り組み 
 ゴールデンウイークが近づいてきました。21年は昨年同様、東京は緊急事態宣言下で、出かけるのも気が引ける状態となり、隣県も「まん延防止措置」で行動が緩いながらも制限され、巣ごもりの人も多いかと思います。 

 中学受験を考えている家庭では、塾でのGW特訓に参加するケースもあるでしょう。この長い休みを使って苦手科目、単元に取り組む、遅れがちな復習に専念するなど、さまざまなプランを思い描いているかもしれません。学年によって、個人によってやることは違ってきますが、さまざまなケースの勉強法を考えてみたいと思います。 

★順調な子は「いつも通り」が大切 
 まず2月1日まで残り10カ月を切った小6。ゴールに向かって順調にペースを刻んでいる生徒は、そのルーティーンを崩すことなく進むのが一番。学習計画通りに行っているのなら増量も減量もせずに、通常の休日の過ごし方と同じで構いません。空き時間は休むなり、余暇に使ってください。 

 ただ、そううまくいっている人ばかりではないと思いますので、復習が遅れがちの人はここで取り戻すのが良いでしょう。苦手単元の克服を一気に、とも考えられますが、無理に組み込まず夏休み明けの9月までに目鼻が付けば、という勘定で大丈夫。順調に勉強がすすでいる偏差値の割と高めの子は、普段の学習でも苦手を放置しているケースは少なく、少しずつでも日ごろから穴を埋めているものです。むしろペースを乱してしまう方が怖いので「いつも通り」を大切にしたいところです。 

★苦手単元5つをスタートに戻って復習 
 大手進学塾で真ん中のクラス前後の6年生で「もう少し成績を上げたい」、偏差値にして最大10はアップしたいという願望があるなら「基礎確認の徹底」をしてください。できれば受験勉強を始めた4年生の初めから、算数、理科、社会で過去の塾でのテストを振り返り、特に点数が厳しかったころ5単元ずつで良いので基礎、基本の説明をじっくり読みなおし、問題演習をして出来を確認してください。 

スポンサーリンク

 偏差値が50前後、40に近い生徒の共通した学習状況は全体的に基礎力が安定せず、そのくせ視線は、正解率40%以下の応用問題の出来にいってしまっていることが多々あります。応用問題ができないのは、応用力がないからではなく、基礎力の欠如であることがほとんどです。基礎を疎かにして先に進もうとしたり、復習が追いつかず授業だけがどんどん進んでしまい、本人ではどうしようもなくなっている状態といえます。 

 GWの時間がある時に思い切って最初からに戻ってみましょう。苦手な単元は、今取り組んでいるところが分からないというより、その前の段階から分かっていないのです。「急がば回れ」、スタートから見直すことで、どこで回路がショートしているかが分かってきます。 

★国語読解は思考回路の確認を 
 国語に関しては2つあります。まずは漢字。これも4年生からやった小テストなどを振り返り、できれば〇が付いたものもテスト形式でもう一度復習してください。一度書けても時間の経過とともにあやふやになっているものです。漢字は確実な得点源ですが、夏休み以降に時間を取って復習する余裕はありません。多くの塾で既に6年までの漢字は学習済みだと思いますので、この機会に是非ともです。 

 続いて読解の答案の見直しです。解答そのものよりどうしてそういう解答に至ったのかのプロセスをたどります。まずは選択肢問題だけ取り組んでみましょう。 

 正解したかどうかより、解答が出るまでの思考回路の確認です。これをたどっていくことで子どもがどうやって国語の問題に取り組んでいるかが分かります。正解していても実はヤマ勘だったり、素材文をいい加減に読んでいたから正解にならなかった、実は誤った解釈をしていた、などさまざまだと思います。子どもが読解問題を解く際にどういう回路になっているかを知るだけで、今後の得点アップにつながるヒントが得られます。 

★苦手克服の近道は「できないものはひと握り」 
 これらの内容を子ども一人では無理です。順調に学習ペースを刻んでいる子は大丈夫ですが、偏差値50前後、40台の子は親御さんの伴走が必要です。 

 もともと「できない」ことが前提の大復習大会です。腹を立てたり、イライラしても始まりません。ウイークポイントを見つけ、冷静に1つずつ丁寧につぶしていきましょう。予定通り終わらなくても気にする必要はありません。これをきっかけに時間をかけて苦手をゆっくりつぶしていく学習習慣を身に着けていきます。できる問題を多めに、できないものをひと握りにして、取り組みを嫌にならないようにします。これが苦手克服の近道です。 (受験デザイナー・池ノ内潤)

Follow me!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です