小学校の授業を中学受験につなげる②

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中学受験の窓口 今日のメニュー 
中学受験は「いい子」である必要はない 
・小学校で漢字の「かたち」を意識する 
・国語の教科書も読解問題に“使えます” 
・入試の得点源になる資料集と地図帳 
・小学校に振り回されず利用する 
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★中学受験は「いい子」である必要はない 
 小学校の授業や教材の中に、中学受験に必要な力を力を養成する素晴らしい教材がゴロゴロしています。宿題も受験に必要な力として転用できます。宿題を「こなす」という考え方を捨てて、少しでも利用してやる!くらい前向きに取り組んだ方が“栄養”になります。 

 ただ、時間は“締め切り”を設けて、ダラダラやらないこと。できなければ気にせず、打ち切ってください。小学校の課題を完璧にすることではなく、中学受験への布石とするのがここでの目的です。中学受験は「いい子」である必要はありません。 

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★小学校で漢字の「かたち」を意識する 
 国語は何といっても漢字と語句です。多くの進学塾では5年生の終わりくらいまでに小学校で習う1026字の漢字が「学習済み」ということになります。4年生や5年生でも塾は小学校と同時進行というより、先取りで進んでいきます。次々と出てくる新出漢字に追われ、復習が不十分になるのを避けるため、漢字ドリルなどの宿題や小学校でのテストは全力で臨んでください。 

 小学校の漢字ドリルレベルは難関校、中堅校を問わず出題されます。いい練習にもなります。ここでは細部に注意することが肝要です。トメ、ハネを中心に、「へん」と「つくり」の“距離”も意識します。中学入試では「きれいな字」は求めませんが、「かたち」は意識すべきです。女子校を中心に、減点の対象にしたり、厳しい学校は不正解になるところもあります。 

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 小学校の授業なら何でもスピーディーな塾の授業より若干時間の余裕があると思います。得点を取ることも大切ですが、このあたりをセルフチェックしながら納得する「かたち」を目指してください。親御さんも漢字テスト、漢字練習帳に目を通すことをルーティーンにしてほしいと思います。 
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★国語の教科書も読解問題に“使えます” 
 国語の教科書も“使えます”。物語文、説明文、塾のテキストよりも易しいですが、授業中にしっかり読んで文の理解と解釈を深めます。中学受験の読解問題練習に直結します。易しいのでストレスがなく素直、素早くに読めるはずです。 

 特に国語の読解が苦手な子は教科書をしっかり読んで、一文一文の意味を曖昧にしないことを大切にしてみてください。文意とともに語彙もチェック。分からない、知らない言葉を曖昧にせず、調べて使えるようにします。中学受験のテキストレベルで四苦八苦しているのなら、まずはここから。繰り返し丁寧に読むことで、レベルは確実に上がります。サイズが合わない(難しくて話の内容が分からない)ものを探すのではなく、自ら成長して中学受験のサイズに合うようにします。 

★入試の得点源になる資料集と地図帳 
 社会は資料集と地図帳です。授業中、あまり使うことがない資料集は中学受験社会の得点源になりうる素晴らしい教材です。塾のテキストでは紙幅の関係で写真やグラフなど、子ども達の理解につながるビジュアルものが限られていますが、資料集にはカラーでふんだんに掲載されています。 

 たとえば5年で学ぶ地理分野では漁業の漁法がイラストと写真で具体的に説明されており、工業地帯も航空写真を使ってイメージがわくように説明がされており、塾で得た知識を立体的にとらえることができます。入試頻出の農産物の収穫高、輸入のグラフなども写真とともに掲載されています。塾の勉強を家庭でやる際にもお供としてそばに置いておくと“使えます”。 

 地図帳も意識してながめていると、どこに何があるかがよく分かってきます。テキストでは川も山も白地図にそこだけ記されていて、周りの地形がどうなっているか把握しずらくなっています。地図帳では地名や名称とともに、土地の特色が色の濃さや色分けで示されています。これを頭に入れることで、多くの受験生が入試で苦労する地図問題が強くなります。地図記号も気にしながら、意識して「何があるのか」「どういう地形か」を意識しながら、眺めてください。 

★小学校に振り回されず利用する 
 宿題も中学受験に使います。調べもの学習は地理でも歴史でも入試に出るもので固めます。歴史上の人物、事件や都市や地形の特徴など、学校によって出すものは違いますが、徹底して入試でよく出るものを調べる対象にします。事典やインターネットをフル活用して、同時に受験社会の復習などを兼ねて知識や理解を深めます。 

 小学校の授業と宿題は避けられない宿命ですが、厄介な課題をどう切り抜けるか「中学受験ゲーム」の1つだと思って、振り回されず、利用してやるくらいの気持ちでちょうどいいのかもしれません。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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