転塾はすべきか否か

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親御さんが「転塾」を考える時 
・転塾は子どもの現状分析から 
・予習型の塾で伸び悩む子の足りない点 
・大量の宿題から逃れても… 
・いい流れなら流路変更の必要なし 

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★親御さんが「転塾」を考える時
 2月から始まった各学年の中学受験の学習も5月で4カ月目。新4年生から入塾した子は塾の宿題量、授業のスピードに慣れ、理解がそれに追いついているでしょうか。4年生時より一段難しくなったと感じているはずの5年生の学習内容にはついていっているでしょうか。6年生は分からないところが多すぎてどうしていいか分からず、立ち往生していないでしょうか。 

 子どもが塾の学習で停滞している時に、親御さんは「塾が合っていないのではないか」と考えます。成績の伸び悩みは環境を変えることで何とかなるのではないか、という思いに至ります。「転塾」という選択肢が検討対象になる瞬間です。友人関係や所要時間、先生との相性除いた、学習面での転塾を考えてみましょう。 

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★転塾は子どもの現状分析から
 「転塾」という考え方は大いに「あり」です。勉強する場の環境を変えたこと、勉強のアプローチの仕方(取り組み方)を変えたこと、子どもによっては先生がチェンジしたことによって成績が劇的に上がる場合があります。 

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 ただ、「ある程度できてはいるが伸びがいまひとつ」という場合と「全く箸にも棒にも掛からない状態」では、転塾先や移る先の塾のタイプが違ってきます。そこを間違うと、転塾はただ勉強をする場所と先生が変わって、慣れるまでの精神的負担が増すだけになってしまいます。親御さんが子どもの現状の実力を客観的に分析できていないと、状況をさらに“悪化”させてしまいます。焦らずにまずは現状を見つめましょう。 
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親御さんの子どもへの冷静な分析力は大切

★予習型の塾で伸び悩む子の足りない点 
 例えば、偏差値60のラインが突破できず、55前後で停滞しいる「ある程度できてはいるが伸びがいまひとつ」の場合は、学習のアプローチの仕方が子どもに合っているかどうかを見極める必要があるでしょう。予習型の塾へ通塾していた場合は、復習重視の塾へ移るというのも考えられます。予習に充てていた時間を復習に回し、授業に集中することで今までの予習での勉強をそれに代えるのです。 

 復習による演習量が不十分で伸びていない子は結構多いです。予習をすることによって、何をやるのかはある程度理解してはいるものの、そこで「分かった」となってしまい、以後自ら突き詰めてい行く勉強が「甘い」ことが往々にしてあります。そこを意識している子、あるいは親御さん伴走のもとに「分かる」から「できる」「完璧」にしている生徒では差が出ます。 

 このあたりを意識的に家庭学習で取り組んでいる子が偏差値60以上の生徒と思ってください。一部の例外を除いて勉強の質量は成績と比例します。 

大量の宿題から逃れても… 
 一方で復習重視主義から大量の宿題の洪水におぼれかけている子もたくさんいます。塾で新しい単元に入り、ある程度は分かっているものの、理解が完全でないまま大量の宿題を課せられ追いついていけないというパターンです。復習重視から、先に何をやるかを把握したうえで塾の授業を受けた方がスムーズというタイプの子もいます。自分のやってきたことを授業中に確認しつつ、さらに磨きをかけるというのが理想バターンです。 

 しかし、先述した通り、家庭学習での復習の質量が肝になってきますから、予習と復習という「二足の草鞋」をはくことになるので、大量の宿題に取り組むのと同じくらい大変は大変です。 

 復習中心の塾にとどまり、先生に話をして宿題量を減らし「やる問題を絞る」という対処法もあります。そこを完璧にするだけ成績はある程度アップしますが、それをずっと続けていると、得意科目にしたり、どんな問題が出題されてもコンスタントに高い偏差値をはじき出す、という「強さ」はなかなか身に付かないでしょう。成績は「ある程度」止まりです。「ある程度」以上にしたいのなら、取り組む問題を厳選でき、それで効果を出せる「目利き」がそばにいたうえで子どもがきっちりできるようになる「正確さ」が必要になってきます。 

★いい流れなら流路変更の必要なし 
 成績が優秀でさらなるステップアップを図って、地元の中小塾から大手私学塾へ移ることを検討している場合もあるでしょう。子どもが望んで「もっと上に」という場合は応援してあげてください。しかし、子どもが希望していないのに「ウチの子はもっと上を目指せるはず」となって親主導で転塾させるのはどうかと思います。 

 子どもは「その学習環境」だからこそ気持ちよく勉強ができている場合はよくあります。大手に行かなくても、男女御三家や難関大学附属校に合格する子は一定数います。転塾は子どもにとっても精神的負担がかなりありますので、子どもの性格も十分考慮してください。いい流れを余計な流路変更で変えてしまっては元も子もありませんから。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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