「身の丈」中学受験は 親御さん次第で決まる

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常に気にしてほしい「身の丈」中学受験 
・「身の丈」に合った塾選び 家庭教師は… 
・周囲に流されず自分の「山」を登る 
カギを握るのは親御さん 
・「背伸び」だらけが「全落ち」につながる 
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★常に気にしてほしい「身の丈」中学受験 
 中学受験はできるだけ偏差値の高い、大学の進学実績が良い中高一貫校に入学するのが「成功」という風潮があります。合格実績を掲載している進学塾のホームページや出版物、チラシなどでも、御三家や難関校、早慶などの大学附属・系属校などは、ひと際大きな字で目立つように合格実績の数字を目立たせる“演出”している塾が多数派です。 

 塾という教育産業が、受験を考えている親御さんに「ウチの子も御三家に!」と、夢を抱かせるのは、集客しなければならない企業の立場としては否定できませんが、それに引っ張られて受験校を決定したり、子どもを必要以上に叱咤激励して追い込んでしまうことは避けたいものです。常にその子の学力、性格など“サイズ”に合った、「身の丈」受験を心掛けてください。 
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★「身の丈」に合った塾選び 家庭教師は… 

 「身の丈」受験として分かりやすいのが、通塾する進学塾の選択です。例えば偏差値的にみて「中堅校」や「一般校」(首都圏模試で偏差値59以下、四谷大塚では同50以下)の学校を目指すのなら、御三家・難関校志向の受験生が多く集まるサピックスは方向性から見てフィットしているとは言えません。「自分の第一志望」を掲げる栄光ゼミナールなどの方がテキスト、授業の方向性がマッチしていると言えるでしょう。 

 塾の選択は分かりやすい例ですが、信頼のおける家庭教師の先生とともに乗り切るのも別の選択肢として「あり」でしょう。集団塾へ行けば、カリキュラムに沿って受験に必要な学習内容が漏れなく提供されますが、授業進度はクラスのトップレベルに合わせて進みます。家庭教師なら受験生本人のペースに合わせてのスケジューリングが可能になり、志望校対策も充実します。 

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 ただ、家庭教師は「当たり」の先生と巡り合えれば、という前提があり、これが受験以上に「難しい」です。学生さん、プロ(といっても、別に資格があるわけでもありませんが)問わず、肌感覚では学習計画を立てきっちり伴走できる先生は2割程度といったところです。
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周囲に流されず自分の「山」を登る 
 通塾にしても、家庭教師にしても、あるいは自力で挑むにしても、大切なのはオリジナルの受験プランを自信を持って推し進めていけるかどうか、というところにあります。 

 中学受験の盛んな地域では、御三家や難関校を目指さないといけないような雰囲気が漂い、そっち側を目指さないと子どもが乗り遅れるのではないかという強迫観念に襲われる親御さんも少なくありません。しかし、周囲はどうあれ、家庭それぞれで目指すべき「山」を見失わないことが、受験成功の大前提。「みんなが登る山だから」ではなく、登るべき山は自分の意志をもって見つけるべきです。 

★カギを握るのは親御さん 

 カギを握るのは親御さんの姿勢です。親御さんがどっしり構えている家庭は、志望校に関わらず子どもは落ち着いて「身の丈」受験ができます。実情は親御さん自身、併願校や家庭学習の進め方などいろいろ考え、八面六臂の活躍をしていても、子どもにその大変さを悟られず、ましてや本当はあれこれ悩んでいるかもしれないところを表に出さないようにする「演技力」も大切です。 

 一方で、子どものことを一生懸命考えているものの、親御さん自体に余裕がなく、右往左往して家庭内がなんとなく浮足立っている雰囲気が漂うと、受験生本人にもその空気感が伝染して学習に集中できないものです。勉強が進まない理由を環境のせいにするのは、できない子の典型例ですが、親御さんの方針が決まらずフワフワしている場合は、同情すべきものがあります。成績を伸ばそうにも作戦参謀である親御さんの腹が決まらないのでは、集中して戦えません。 

★「背伸び」だらけが「全落ち」につながる 
 大きな夢を抱いて始まった中学受験。最初に決めた第1志望を最後まであきらめる必要はどの子にもありません。どんなに高くて難しいところに志望校があっても、そこへ行きたい、届きたいという希望が心にある限りは挑み続けるのが正しいと断言できます。 

 しかし、その理想に固執するあまり、「別の道もある」という柔軟性を持たないと「身の丈」を逸脱して、「背伸び」だらけの受験となり、ちょっとしたことでバランスを崩して総崩れ=一番恐ろしい「全落ち」の中学受験になる可能性が高くなります。「背伸び」をして第1志望にトライしても、第2志望からは「身の丈」を考慮すべき。親御さんのリードの仕方次第で中学受験の成否は決まってきます。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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