偏差値低迷 親御さんの伴走で子が気付くこと

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成績低迷 突破口は足下に 
小テスト 〇が付いてももう一度解き直し 
「あいまいさ」からの出発 
授業に集中することの大切さを知る瞬間
・ 小石を取り除いただけで…という場合も

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★成績低迷 突破口は足下に 
 中学受験を志したものの、偏差値が30台、40台前半(もしかしたら20台)では、親御さんも当の子ども自身も凹みます。まだ勉強を始めたばかりで、慣れていないのなら時間が解決してくれるかもしれませんが、3カ月、半年経っても“その状態”なら、早急に手を打たなければなりません。 

 ここで誤ってはいけないのが「急いで」みんなに追いつくというスタンスです。親御さんとしては一刻でも早く遅れている状態を脱し、「みんなと同じ」にしたいという思いが先行します。何かいい参考書はないか、転塾した方がいいのか、個別は?家庭教師は?という方向へ行きがちですが、冷静に足下を見つめてください。塾で授業の冒頭、前回授業の復習となる小テストに「突破口」はあることが多いと思います。 
 

小テスト 〇が付いてももう一度解き直し 
 月例テストの類で偏差値40台前半の生徒は、授業ごとの小テストでも正解が3、4割程度かと思います。できないまま放置して月例テスト、というパターンもあれば、一応は解き直しをして復習しているという場合もあるでしょう。中には塾へ預けっぱなしで、小テストがあること自体知らないという親御さんさえいます。 

 低迷の原因はさまざまですが、まずはこの小テストからじっくり復習します。例えば算数。小テストは計算にしても文章題にしても簡単な方から順に並んでいるパターンが大半です。解き直しをする場合、〇のついた問題は飛ばしがちですが、もう一度「解き直し」をします。 

「あいまいさ」からの出発 
 親御さんは子どもに尋ねてください。「難しい問題やっているねぇ。これ、どうやって解くの?教えてくれない?」。5年生ぐらいから嫌がるかもしれませんが、そこはおだてて。あくまでもテストができていないことを責めるのではなく、できるようになるための道筋を付けるのです。 人に説明することで、本当に理解しているのか、なんとなくの正解かがはっきりしてきます。

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 流れるように説明できているのであれば、理解していることになるのでOKです。一応の説明はできているけれど「あいまいさ」が残っているものを重点的に攻略します。この「あいまいさ」があるために「次へ」つながっていかない可能性があるからです。 

 親御さんが何につまずいているかが分かったら、考える糸口、ヒントをあげてください。成績が低迷している子に必要なのは叱咤激励ではなく、ともに問題と向き合う「伴走」です。 

★授業に集中することの大切さを知る瞬間 
 手も足も出ない問題は親御さんで一緒に考えます。親御さんが分からなくても構いません。一緒に考えてくれる姿勢が大切なのです。解説をたどっていっても分からなければ、先生に質問です。「ここまで考えました」と言って、先生にプレゼンします。 

 子どもも一生懸命考えたのなら、先生も一生懸命、丁寧に教えてくれます。そうすれば時間は多少かかっても「分かった!」という瞬間がきます。そこで子どもながら気が付くこともあります。「考えればできる問題が結構あるな」と。「分かった」が増えると、勉強することに興味がわき出し、授業を聞く態度が変わってきます。集中力が格段に上がります。 

 こういう「もがく」経験をしていかないと成績はなかなか上がりません「もがく」という行為に付き合ってあげるのが親御さんの役目です。子ども一人では投げだしてしまいそうな坂道を一緒に上ってあげる。これは親御さんでないとできません。 

★ 小石を取り除いただけで…という場合も
 中にはちょっとした「小石」(できなかった原因)をどけただけで、水が怒涛の如く流れて、驚くくらい成績がアップすることがあります。大人から見れば「なんだ、そんなこと」と思うことでも子供には理解できないことがたくさんあります。 

 子どもの「分からない」は十人十色。成績が低迷するパターンは大別はできるものの、最終的には1人ずつの「症状」が違うため、個人それぞれでケアしなければならないのです。小テストはその単元で抑えておかなければならない問題が並んでいます。ここから浮かび上がる「症状」を改善していくことで「見通し」が開けます。 

  成績が低迷している子は手をかけてあげないと上昇の兆しすら見えません。親御さんにとっては「いつまで続くのか」と、先が見えずに心が折れそうなこともしばしばです。気の遠くなるような話ですが、一度大きな遅れをとり、それが長期間になると追いつくまでには時間がかかります。何もやらなければ差は広がる一方、中学受験自体「覚悟」が必要です。やると決めたら、踏み出すしかありません。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

  

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