早稲田佐賀から早大へ “逆上陸”への道

+6
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 少しでも参考になりましたら「中学受験」のマークをクリックして頂くと幸いです!

中学受験の窓口 きょうのメニュー 
・大隈候生誕の地の系属校 
・偏差値60に迫る勢い 
・年93万円 生活も“制限”されるけど… 
・早稲田ファンの親御さん 
・1千万円で“早大への進学権を買う” 

スポンサーリンク

★大隈老候生誕の地の系属校 
 佐賀県唐津市、唐津城の隣にある早稲田佐賀中学・高校は、早稲田大学の系属校。東京でいう早稲田実業や早稲田中学・高校と同じ立場で、早大への推薦枠を大量に持っているのが特徴です。 

 1882年(明治15年)、早稲田の前身である「東京専門学校」を創設した大隈重信の郷里・佐賀に中高一貫校が登場したのは、2010年(平成22年)のこと。かつては地方の学生がこぞってワセダを目指した時代がありましたが、最近では近くの大学へというのが主流の時代。早大も首都圏の高校出身が圧倒的に多くなり、地方出身者をワセダへという声もあったことから、卒業生団体「稲門会」からのリクエストもあり、大隈老候の生誕地である佐賀に白羽の矢が立ったという背景があるようです。 

★偏差値 60に迫る勢い 
 1月上旬から中旬に中学入試は前哨戦である埼玉入試とともに、各地の学校が東京に試験会場を設け入試を行います。早稲田佐賀も早大のキャンパスを会場に入試を実施。年々、徐々に志願者数、難易度もアップしています。 

 18年度入試(19年1月実施)では志願者数1288人(首都圏だけでなく九州の受験生も含まれる)に対し、770人が合格していましたが、翌年には志願者が300人以上増え、20年度(21年1月実施)はコロナ禍にもかかわらず、志願者が50人以上増加。しかし合格者数は193人も減らすという狭き門になりました。 

 偏差値も毎年のように上昇。21年の結果偏差値は四谷大塚で80%合格偏差値が男子57、女子は59。数年前まで50台そこそこだった偏差値は60に迫る勢いです。 

スポンサーリンク

★年93万円 生活も“制限”されるけど… 
 中学校の定員は男女計120人。うち「クラスの3分の2くらいが東京の人」(在学生)というほど、首都圏出身の子どもたちが東京から1200キロも離れた中学校に超が付く越境入学をしています。 

 大隈老候の幼名にちなんでつけられた寮「八太郎館」でかかる費用は約93万円(1日3食付)。4人1部屋の共同生活、スマホ禁止、寮に帰ってもきっちり勉強時間が設けられており、寮以外でも校則は厳しめの学校です。自分の思うようにいかない生活は“青春”謳歌したい10代には少々窮屈になるかもしれません。 

 それでもうなぎ上りの人気を誇るのは早稲田大学への推薦入学枠です。学校側の説明によると、学部ごとの定員はあるものの、約50%が早大に進学できます。21年度は91人が推薦合格(卒業生194人)。各学部とも10人を限度に推薦されますが、成績との兼ね合いもあり、枠を使い切っていない学部もあります。 

 敢えて遠く離れた佐賀で寮生活をしてまで早稲田の推薦権を獲得する背景には、首都圏の早大系付属・系属校の難易度の高さがあります。同じ四谷大塚での偏差値で見れば、早大にほぼ全員できる早大学院と早大だけでなく、21年度は東大にも33人合格した早稲田中・高は偏差値64(80%偏差値)、共学の早稲田実業は男子が63、女子68。佐賀の80%偏差値ではこの3校とも50%偏差値にも達しない、という状況です。 

早稲田ファンの親御さん 
 早大にどうしても、という「早稲田ファン」の親御さんは12歳の時点で早大に近づきたいという願望が強いと、首都圏の付属・系属校が難しとなれば、遠い九州の地での6年間に軸足を移すことになるのです。 

 ちなみに四谷大塚の80%合格偏差値でみると、早稲田佐賀と同じ偏差値57は2月1日だと、男子は城北、世田谷学園、女子は開智日本橋の特待や三田国際のインターナショナルクラスどの学校が並んでいます。21年度の早大現役進学者数は城北が33人(述べ合格者数96人、サンデー毎日調べ、以下同)、世田谷学園が19人(同51人)などとなっています。 

1千万円で“早大への進学権を買う” 
 首都圏から佐賀で6年間過ごすことになるとすれば、学費と寮費に諸々の雑費を合わせてざっと1千万円には達するでしょう。語弊はありますが「九州で早大への進学権を買う」という見方もできます。それでも早稲田ファンの親御さんにしてみれば、経済的に耐えうるのなら「あり」の選択肢なのです。 

 早大だけでなく国公立、特に医学部への進学者数も多い学校ですが、多くが浪人しての合格。現役での国公立合格は21年度計9人と少々寂しいです。早大への推薦も半数と考えれば、お金を出すだけで早稲田進学が手に入るわけではなく、近づくというだけで、やはり中学へ入っても勉強を頑張らなければならないのは変わらないようです。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 最後までお読みいただき、ありがとうございます。少しでも参考になりましたら「中学受験」のマークをクリックして頂くと幸いです!

Follow me!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です