月額20万円 課金しても成績が伸びなかった理由

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リアル「課金ゲーム」の親御さん
武蔵合格を勝ち取るために月20万円
1週間空き時間なし それでも不合格
忘れてませんか?復習の時間確保
「合格力」養成の近道はアウトプット

★リアル「課金ゲーム」の親御さん
 中学受験を舞台にした人気コミック「二月の勝者―絶対合格の教室―」の12巻が発売されました。受験終盤の11月から12月の精神的に追い込まれる受験生とその親御さんの姿がリアルに描かれています。

 その第1巻に出てきた言葉に「中学受験は課金ゲーム」というのがあります。中学受験には大金がかかり、それが終盤になるにつれて投入、投入の連続になる、という意味ですが、特に6年生の夏以降はそこそこまとまったお金が銀行口座から出てゆきます。夏期講習や秋からの日曜特訓、冬季講習に寝待つ正月特訓など、思いつくものを挙げてもざっと50万円近くになるでしょうか。中学受験に参戦する家庭は、世の中一般から見れば比較的裕福ですが、決して安い金額ではありません。

 志望校合格のために「金に糸目を付けず」に専門塾や個別授業、家庭教師などに出費、なんとか志望校合格を勝ち取ろうとする親御さんも毎年少なからず存在します。まさに「課金ゲーム」にどっぶり浸かってしまう状態です。

★武蔵合格を勝ち取るために月20万円
 武蔵中学を目指した、都内在住のある男子の家庭では夏から受験にかかるお金が月20万円に達したといいます。通常の進学塾の月謝約6万円に加え、武蔵対策の個別塾に月約10万円、苦手の国語を克服するのに国語専門塾に約3万円で端数を合わせるとその額になるのです。

 親御さんは共働きで、多少の蓄えがありましたが、妹も小学4年で通塾するなど家計はかなり厳しい状態でした。それでも少しでも合格に近づくなら、親として「やれるだけのことはしたい」「打てる手は打ちたい」その思いだけで、受験までの半年とはいえ大金を用意してきました。

 親子で希望する武蔵に合格するためには6年夏時点で偏差値的に見てかなり足りていませんでした。通っている塾でも武蔵対策の講座はありましたが、さらに対策に取り組み、過去問にも付き合ってもらう意図で個別塾に、4教科の中で一番苦手な偏差値40台の国語の成績アップにと専門塾の門を叩きました。

★1週間空き日なし それでも不合格
 夏休みに入ってから受験まで男の子の「休日」はほとんどありませんでした。小学校が始まると週に4日の通塾、個別も週2回、国語専門塾は週1回のペース。土曜日の午前中、塾の土曜特訓の前に国語専門塾が追加で見てくれていたので、1週間「空き時間なし」状態となりました。

 男の子は一生懸命勉強しました。対策講座にも休まず出て、個別塾での過去問にも挑み、国語専門塾では武藏特有の記述にも頑張って取り組みました。しかし、効果があったかと言えば、残念ながら「お金をかけた割には」というレベル。国語の記述での進歩は見られたものの、結局武蔵は合格はできませんでした。

★忘れてませんか?復習の時間確保
 この不合格から学べることがあります。「1週間空き時間なし」ということです。勉強の休みなしがいけないわけではなく、レギュラーの塾に加え、個別、専門塾とスケジュールびっしりで、復習の時間、「アウトプット」の時間が全く取れていないことが最大の問題だったのです。

 受験まであと半年くらいからは、新しい知識や解法を学び吸収すること以上に、解答欄に自分の力で解答を再現できる力、「アウトプット」する力の養成が求められます。デキる子は塾で通常授業や土曜特訓で取り組む演習問題がそのまま「アウトプット」の時間になります。加えて日曜の志望校別対策でやったことを家庭で復習、アウトプットできるようにするという流れで入試を迎えます。

 しかし、偏差値的に志望校に届いていない子は「あれが足りない、これもまだ」となり、「弱点補強」という名のもとにいろいろ取り組みますが、基礎が固まっていない分、真の理解に達するまで時間がかかり、「即結果」とはなりません。さらにこれだけ日程が立て込んでいると、自力で「アウトプット」の時間がとれません。つまり、直前になって個別や家庭教師に駆け込んでも、学んだことを消化しきれず、むしろそれまで身に着けた学習内容の定着が図れないまま受験となり、結果が出ないのです。

★「合格力」養成の近道はアウトプット
 受験が近づいても成績が振るわないと、親御さんとしては焦ります。個別塾で対策すれば、家庭教師に頼めば、専門塾でノウハウを教えてもらえば、となり、親御さんは大金を投じて「起死回生」の特効薬を手に入れようとします。しかし、与えられた特効薬は飲むだけでは効かず、これを自分一人で有効活用できるようにならなければ意味がありません。

 これから入試までの時間はとても貴重です。志望校対策、過去問対策を通じてレベルアップを図りますが、「インプット」するだけでなく、それを咀嚼し、自分一人で答案用紙に再現できる力が必要になります。それが「合格力」です。

 合格力を養成するには、塾などだけでなく、家庭学習で自力で再現できる、「アウトプット」する時間を確保する必要があります。この時間を十分にとり、有効に使う。これが残り半年で志望校合格に到達する一番の近道です。(受験デザイナー・池ノ内潤)


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