楽?それとも…算数一科はおススメなのか

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定着した「算数一科入試」
・算数一科入試の現況

算数入試の中学側の「ねらい」
・女子校でも算数一科が増えたワケ

・一科入試をやっているからといって…

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★定着した「算数一科入試」
 国算理社の4科目が一番オーソドックスな中学受験ですが、近年午後入試が活況の中でより注目されているのが「算数一科入試」です。

 もともと算数一科入試は男子校の攻玉社高輪などで長年行われてきましたが、19年度に同じ男子校の巣鴨世田谷学園が始め、品川女子学院普連土学園田園調布学園などの女子校も参入。毎年のように複数の学校が新設しています。2月の午後受験率が5割を超える流れの中で、当初目立っていた算数一科入試もすっかり定着した感があります。

算数一科入試の現況
 受験者数も年々増加傾向でしたが、21年度は「ブーム」が一段落、といった状況です。コロナ禍や受験生の増減を交互に繰り返す「隔年現象」もあり、数字的には総じてダウンしましたが、22年度は横ばいかまた増加に転じる可能性が強いと考えられます。

 巣鴨は19年に定員20人の枠に受験者476人(合格者数173人、実質倍率2.8倍)が集まりましたが、20年には同701人(合格者数235人、実質倍率3.0倍)と受験生は47%増となりましたが、21年は一転して受験者数は597人(合格者数231人、実質倍率2.6倍)で前年比15%減。志願者数でみても21年度は、世田谷学園20%減、品川女子学院13%減など、軒並み受験者数は前年より少なかった傾向でした。

 算数入試で受験生を集めている中学校の特徴としては、難関校が本命の受験生の午後入試の「受け皿」という性質が強く、算数を“切り札”にして中学受験を乗り切ろうという「算数小僧」が多く集まります。試験時間50分から1時間がスタンダードですが、出題レベルは「高い」です。「1教科だからすぐ終わる」「これなら午後入試でも負担にならない」などと想像し、問題のレベルなどリサーチを十分しないまま受験すると手痛い思いをするかもしれません。

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算数入試の中学側の「ねらい」
 「算数を制する者は中学受験を制す」といわれます(半分当たりで半分は違いますが…)。算数の成績が良い受験生は他の科目もできる傾向にあり、中には「算数には問題文を読み解く、という国語の要素も十分含まれており、算数の出来で学力は測れる」と考える中学校もあります。

 中学側が算数一科の入試を実施するにはいくつかの「ねらい」が当然あります。1つは「算数のできる子は入学後の成績か良い」ということ。学校側が正式なデータを発表したわけではありませんが、多くの中高一貫校の生徒は「入学後のトップ層で数学ができないやつはまずいない」と、口をそろえて言います。

 もう1つは理系の進学実績を上げたいという学校側の意図。現在は文系よりも理系の大学に進学したほうが将来的に「道が開ける」といったイメージが強く、理系大学への進学を規模する生徒は男子を中心に増加傾向です。その際に数学に通じる算数(実は別ものなのですが)があらかじめできる子を受け入れれば、可能性は大いに開けるとみています。いわば将来進学実績を上げてくれる生徒の“青田買い”です。

女子校でも算数一科が増えたワケ
 女子校でも算数一科の新設が相次ぐのは「リケ女」の増加というトレンドも見逃せません。女子校と言えばどちらかというと文系志向の生徒がかつては多かったのですが、最近は様相が一変。進学校ほど理系に進む割合が多くなります。

 そのニーズに応えるのと、算数一科入試の導入は「ウチはリケ女、大歓迎!」という、親御さんへのアピールにつながります。「理系に力を入れている」、ということで志望校を選択する女子は、まだそう多くはありませんが、年々着実に増えていることは間違いなく、時代の要望に応えることで、中学受験の新しい“勢力図”の中心的存在になる可能性はあります。

一科入試をやっているからといって…
 ただ、算数一科入試をやっているからといって、その中学校が「先進的」かどうかというのは別問題。男子でも女子でも共学でも「看板」は立派だったが…ということは入学後よくあります。

 とりあえず算数を武器にして、進学先を確保するという目的で受験したとしても、もし入学することになった場合のことも考えておいてください。他の教科の入試も経て入った同級生と渡り合っていけるのか、その学校がどういうカリキュラムで、高校を卒業する際にどういう18歳を目指しているのかを研究しておくことは大切です。(受験デザイナー・池ノ内潤)


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