解答カンニング やめさせる方法

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・解答丸写しは中学受験「あるある」 
・塾が解答丸写しを咎めない理由 
・塾の興味は難関校の合格実績 
・親の言葉が丸写し、カンニングの原因 
間違い」「できない」はチャンス! 

解答丸写しは中学受験「あるある」 
 塾の宿題の答えを丸写し――。中学受験では珍しいことではありません。極端な話をすれば「みんなやっています」というのがほんとうのところかもしれません。成績の良い生徒でも、宿題に追われてやってしまうことがあるといいます。 

 ましてや苦手科目や偏差値が50に満たない子は、宿題の多くが「ちんぷんかんぷん」なんてこともあるので、「解答カンニング」という“誘惑”に勝てません。算数が一番多く、国語の記述問題も模範解答とほぼ一緒、なんていうケースは中学受験「あるある」です。 

★塾が解答丸写しを咎めない理由 
 塾側もそれは百もお見通し。だからといって咎めることは、ほとんどありません。 “出資元”である親御さんからの要請で注意することはあっても、人前で叱責したり、恥をかかせてお灸をすえるなどの“劇薬”は滅多なことがない限り使用しません。ひどいところになると、小テストでのカンニングも見て見ぬふりです。 

 丸写しを強く叱ると、最近の生徒は塾を辞めてしまうことも多々あります。そうなると塾にとって定期的にお金を落としていってくれる大切な“お客さん”を失うことになります。学習塾は公立の小学校と違って利益を挙げなければなりません。進学塾が“得意客”を失うようなことは進んでするわけがありません。 

★塾の興味は難関校の合格実績 
 正直なところ、大手進学塾にとって興味があるのは、合格実績を知らせるチラシで赤の大文字になる学校に合格する子、その次がそれよりひと回り小さい字の学校に合格する子です。つまり、最難関・難関クラスの学校に合格する子です。 

 同じ月謝を払っているのに…と怒り心頭の親御さんもいるかもしれませんが、それが冷厳なる事実です。テキストの解答を丸写ししているような、難関校に届かないレベルの子への興味は「最後まで通塾し、きっちりお金を支払ってくれるかどうか」だけです。 

 一方で進学塾が、自らの利益増進になる「難関校の合格実績」にかかわる子には“投資”します。トップ講師が授業を担当するのも、志望校対策に別のテキストを使うのも、質問にも粘り強く付き合ってくれるのもそのためです。 

★親の言葉が丸写し、カンニングの原因 
 それでも我が子の「解答丸写し」は親御さんにとっては大問題です。やめさせる方策を講じなければなりません。その前に親御さんに胸に手を当てて考えてほしいことがあります。それは「テストの結果やできないことで怒ったり、小言をいうことはありませんか」ということです。 

 子どもがなぜ解答を丸写しするかと言えば、問題に向き合うのが面倒くさい(これは別の問題なのでまたの機会に)のと、間違えていること、できないことで親にガミガミ言われるのが嫌、というのが大きな理由です。これは小テストでカンニングを日常的にやる子どもにも共通の心理です。 

 テストの答案を見た時、成績表の偏差値を見た時「どうしてできないの」「この成績は何なの」とか思わず言っていませんか。そう言いたくなる親御さんの気持ちは痛いほどよくわかります。 しかし、子どもにとっては今やっている勉強内容が分からないのですから、自力でどうにかしようとしてもどうにもならないから、親御さんの叱責を避けるために丸写し、カンニングに走るのです。 

★「間違い」「できない」はチャンス! 
 解決策としては「どうしてできないの」「この成績は何!」など、子どもを追い詰める言葉この言葉を発しないことから始めます。代わりに言う言葉は「こことここはよくできているね。頑張ったね。間違ったこと、できないことは悪いことじゃない。やるべきことが見つかったということ。チャンスなんだよ。さあ、一緒に考えよう」。 

 テスト直しや宿題の取り組みを見直すことも大切ですが、一番やってほしいのは丸写し、カンニングをするに至った道のりをさかのぼって、その出発点から地道にやり直すことです。「時間がない」「そんなことをしていたら受験に間に合わない」という声も聞こえてきそうですが、その回りくどいことをすることが、できるようになるための近道です。 

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