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土曜特訓を志望校合格にどう生かすか


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・自由度高い「土特」で弱点補強 
・土特より体力維持と睡眠 
・土特を休んで過去問も「あり」 
・成績下位の子の土特の使い方 
・9月が最後のチャンス 

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★自由度高い「土特」で弱点補強 
 大手進学塾の6年後半は「志望校別特訓」=「日曜特訓」が学習の中心になりますが、土曜日の午後に行われる「土曜特訓」や通常授業もおろそかにできません。「土特」は、次から次へと入試問題を解く演習中心の時間で、実戦力が養えます。 

 塾によっては「日曜特訓」や平常授業に比べて、授業構成の自由度が高いため、先生がクラスの状況に即してアレンジすることも可能。アイディアのある先生は、さまざまな趣向を凝らして生徒の学力アップを考えてくれます。通常授業や日特よりも前後の時間に多少の余裕があるので、先生にじっくり質問したり、ミニ補習などを通じて弱点補強をすることもできることでしょう。 

「土特」より体力維持と睡眠 
 一方で「土特」を休みがちになる生徒も少なからずいます。土曜日に加え、「日特」も朝から晩まで。小学生にとって本来休日である両日を通塾にあて、月曜日からまた学校、というのはかなりキツいです。「体力的に…」といって、休むのも無理はありません。 

 そういう時は無理せず塾を休むのが一番です。寝不足や体が“本当に”キツい時に机の前に座っても何もいいことはありません。土特は演習授業なので、1回や2回休んでも大きな影響はありません。それよりも体力的にまいってしまい、気持ちが奮い立たない方が影響大です。受験勉強は「気合」も必要ですが、この手の「気合」は全く必要ありません。 

土特を休んで過去問も「あり」 
 過去問に追われて…というケースの欠席も目立ちます。第1志望だけならまだしも、第2、第3と合格したい学校も過去問対策は力を入れるので時間はいくらあっても足りません。その苦肉の策として「土特」を“削る”ようです。 

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 これは一概に「悪い」ともいえません。というのも、土特で扱う問題は入試頻出問題とはいえ、それぞれの志望校にカスタマイズされたものではありません。土特のテキストは時間内に比較的多くの問題を解く「処理能力」を中心とした内容が多くを占め、「思考力」を問う問題は、扱うにしても割く時間は長いとはいえません。クラス構成も日特と違い、志望校別ではなく、持ち偏差値による男女混合の場合が多いため、個人にカスタマイズした内容にはなりにくいのです。 

 「処理能力」型の問題を多く出題する中学を受けるなら、志望校の問題でなくても格好の演習の場になりますが、「思考力」型の学校をメインターゲットにしているのなら、土特を休んで過去問演習に割くのも「あり」かもしれません。 

成績下位の子の土特の使い方 
 過去問とは別に、基礎力がいまだ身に付かず、総合演習のレベルに達していない成績下位の子も実は土特の演習は、効果的とはいえないでしょう。塾のテキストに載っている問題は、難関、上位校に中堅校でも偏差値が割と高めの学校の過去問を改題したものが主流で、難しくて手に負えないものが多いからです。 

 ただ、前述したように土特の前後で先生に補習をお願いできれば行く価値はあります。大規模な教室ではなかなか難しいのですが、中小規模の塾なら、熱心な先生がいれば基礎力をもう一度見てくれることも可能かもしれません。土特でやる問題のセレクトをはじめ、平常授業のテキストでやるべき問題など、入試までにたどるべき道筋を示してくれることでしょう。この時期に先生が指定する課題は入試に最低限必要なものです。合格に向かって、示された道筋を素直にたどるのが一番の近道です。 

受験終盤に必要な姿勢 
 しかし、先生がいくら頑張ってくれても、最後は子ども自身が気が付いてくれなければ何にもなりません。残された時間は短いです。焦る必要は全くありませんが、のんびりしていると学力は伸びないどころか、エンジンのかかり始めた子たちに次々と抜かれ、置いて行かれます親御さんだけでなく、子ども自身も前に出る、受験終盤に必要な姿勢です。(受験デザイナー 池ノ内潤) 


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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