説明会で聞いておきたい入学後の「宿題」量

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・宿題に追われ続ける中高一貫校 
・宿題調整をしている学校はアタリ! 
・学年によっても大きく違う 
・大量宿題の後ろにあるもの 
・「宿題」に振り回されないためにも 

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 ★宿題に追われ続ける中高一貫校 
 晴れて合格した中学の生活で「重荷」になるのが日々課される「宿題」です。 親御さんは歓迎するかもしれませんが、これが国数英を中心に、時には理社、実技教科のレポートなどてんこ盛りに各方面から出されると、厳しい受験勉強を切り抜けてきた生徒でさえ、手に負えない状態に直面します。入学当初はやる気があっても、やってもやっても追われ続ける宿題の山にやがて“戦意喪失”となります。 

  そうならないためにも親御さんが学校説明会の際に個別で聞いてほしいことがあります。「宿題は科目間で調整はありますか」という質問です。 

★宿題調整をしている学校はアタリ! 
例えばある週で英語の宿題が多く出された場合、数学や国語は少なめ。別の週は、理科のレポートや家庭科の提出物があるので主要3科目は軽め、など学年の中で先生同士が話し合い、生徒に過度の負担にならない課題を出すよう調整しているかどうかを質問してください。 

 いくつかの中学校で実際に尋ねてみると「調整している」と、当然のように答える中学もあれば「そういうことはない」と不思議そうな顔で答えた学校もありました。学校によって宿題の考え方もそれぞれなのです。 

 宿題調整をする学校は、部活動などをしている生徒が帰宅時間も遅くなり、夕食、入浴、睡眠などを考慮したうえで「できる範囲」の分量を宿題として課します。科目ごとの先生で話し合って宿題量を調整しているのです。学年の先生同士の「横のつながり」は重要で、こういう学校は生徒一人ひとりにも目を配っていることが多く、本当に「面倒見のいい学校」といえます。 まさに「アタリ」の中高一貫校と言えます。

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学年によっても大きく違う 
 しかし、中高一貫校は学校全体が同じ傾向、とは限りません。同じ学校でありながら、学年によって宿題の考え方が違う場合も多々あります。 

 中高一貫校の多くは「学年団」という単位でほぼ同じ先生方(多少の入れ替わりはあります)が生徒共に中2、中3と歩んでいきます。その学年団を構成する先生がどういう考えで学習計画を組むのかで、生徒の学習環境は大きく違ってきます。宿題も今年の中1は多いけれど、去年の中1は少なかったなどの差も中高一貫校では珍しくありません。宿題だけではありませんが、さまざまな面で各学年団を比べ、生徒たちは自分たちは「当たりだ」「はずれだ」などと言ってはばかりません。 

★大量宿題の後ろにあるもの 
 宿題そのものが悪いというのではありません。授業で学んだことの復習も兼ねて宿題は適量、できればレベルに合わせて出されるのならとても有効です。中学受験同様、大学受験では日々身に着けた「勉強習慣」「勉強体力」がものを言うので、そのペースメーカーになるのなら、中1から積み重ねる宿題はまたとない教材となります。 

 しかし、量だけ多く、どこまで確実に習得できるかを考えずに、やみくもに宿題出す中学校(先生)は、生徒の勉強以外での生活への「想像力」が欠けているか「分かっていながら出している」かのどちらかです。どちらかと言えば、後者のような気がします。宿題を課すことで、先生は学校幹部、親御さんに対して「やることはやっています」というアリバイ作りの作面があることは否めず、「ほかの科目も宿題が出ているのに、この量を出してできるのか」と頭の中をよぎるかもしれませんが、宿題がどんどん上積みされていくです。 

★「宿題」に振り回されないためにも 
 宿題量は子どもの学校生活を左右します。入学してからではないと分からないのが実際のところですが、入学前に聞いておくのとおかないのでは気持ちの持ちようも違います。 

 偏差値や大学合格実績、素晴らしい設備に目を奪われがちですが、一見些細なことに見える「宿題」に関心を持つと違った側面が見えてきます。宿題量に6年間の学園生活を振り回されないためにも、頭の片隅に受験のチェック項目として付け加えてください。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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