「朝勉」は合格の必須条件なのか?

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・「朝勉」派は結構いる
・ 朝勉以上に大切な隙間時間の有効活用
朝勉をやって良い子、良くない子
・ルーティーンは大切だが…

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「朝勉」派は結構いる

 受験勉強で睡眠不足が大敵というのは、多くの親御さんが認識していると思います。勉強にかなりの時間を割いてきた難関校の合格者でも日常的に日付をまたいで勉強をしていたという子は1割程度。勉強量も大切ですが、それ以上に「睡眠時間の確保」が優先という考えは理にかなっています。

 早く床に就いた分、朝は早起きして勉強、いわゆる「朝勉」を実践している家庭も多いです。中には親御さんも「参戦」して親子で計算問題に取り組んでいた、などという例が、毎年合格体験記の中からいくつか取り出せるほどです。「朝勉は合格に必須でした」と、決め手になったとまで言い切る親御さんもいます。

朝勉以上に大切な隙間時間の活用

 しかし、「朝勉」をしていた子の方が入試がうまくいった、というような客観的なデータもなければ、肌感覚としても「そういう家庭もある」程度で、それがいいかどうかは分かりません。「1つの勉強スタイル」と言えばいいでしょうか。朝勉は合格への必須条件ではありません。

 朝が苦手、という人は大人でも子どもでもいます。逆にパッと起きられて、次の行動へ素早く移ることができる人もいます。無理なく勉強に取り掛かれるなのら、頑張ってほしいと思います。朝、それほど時間に余裕がない時に、手際よく勉強を進める習慣が付くと、6年生後半のやることが山のように増えた際に経験が生きてきます。「隙間時間」を上手に使える感覚が身に付いているからです。

 塾へ行くまで35分しかない、という中で試験時間30分の理科や社会の過去問をやることができたり、10分、15分の中で算数の基礎トレーニングや国語の漢字などに取り組めるなど、隙間時間の使い方が上手にできる技術があるかないかで、最後の「詰め」の質量が大きく違ってきます。朝勉をやるかどうかより、隙間時間の有効活用の方が「合格の必須条件」になります。

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朝勉をやって良い子、良くない子

 朝勉をやる理由の一つとして「入学試験は朝早くから始まる。早くから頭が回るようにしておく必要がある」という話をよく耳にします。脳科学的にどうかは分かりませんが、もしそうだとしても入学試験の日は緊張感で朝起きたときから大抵の子の頭はきちっと回っています。緊張のあまり眠りに落ちるのが遅くなって、多少寝不足だったとしても大丈夫です。

 朝が苦手な子、たっぷり睡眠をとらないと夕方に眠くなって塾の授業に支障をきたす子に朝勉はむしろ逆効果です。自ら前向きに朝勉をやる子以外は、親御さんが強制的にやらせるのは学力、偏差値アップにつながらないでしょう。

ルーティーンは大切だが…

 受験勉強で毎日決めたこと、定番の課題をする「ルーティーン」は重要です。この毎日の積み重ねをどうやってきたか、どう生かしたかが入試の生命線です。ルーティーンはその意味通り、決められた時間に決められたことを、というのが理想的です。

 しかし、実際には日々の予定は変動して当たり前です。小学校で急に残ってやらなければいけないことが発生し、塾へ行く時間もギリギリ。塾でも授業延長、残って課題に取り組むということもあるでしょう。小学校の宿題も「明日までに」なんて突然言われることもあります。

 スケジュール管理が親御さんの仕事、というのはこういうことです。優先順位を付けて「ルーティーン」をどこに組み込むか、なるべく積み残しをしないためには何を削るかなどの「ダイヤ変更」をするのに親御さんの「調整力」が問われます。これは子どもだけでできる子は稀で、親御さんの出番です。朝勉のように「この時間にはコレ」と決めてかからず、予備の枠をふんだんに設けて、臨機応変に「ルーティーン」を組み込み、積み上げていく…特に受験本番まで時間がない時期は、この親御さんの「調整力」がものを言います。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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