「親ガチャ」と中学受験

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・「あたり」が出ないと難しい中受
・中受での親ガチャ「はずれ」とは
・資金たっぷり「湯水のごとく」親
「丸投げ」と「デキる」親の違い
異常!?「狂気」の中学受験

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「あたり」が出ないと難しい中受

 最近話題になる言葉に「親ガチャ」というのがあります。今さらかもしれませんが、意味としては「どういう親のもとに生まれてくるかによって、子どもの人生が決まる」ということです。特に経済格差に端を発する教育格差が如実に出るとされます。

 10月16日に日本テレビ系で始まったドラマ「二月の勝者」の中で象徴的な言葉として出てきた「中学受験は母親の狂気と父親の経済力」も言うなれば「親ガチャ」を表すものです。小学4年生から通塾し、受験までにかかる金額はざっと250万円から300万円。受験料、入学金を含めた初年度納入金まで入れると400万円超になります。家庭によっては1年分の収入に、貧困層といわれる場合だと2年分くらいに匹敵します。

 経済的な視点でみれば、中学受験をするにしても「親ガチャ」で「あたり」が出なければ、子どもに意欲があったとしても、通塾しての中学受験は難しくなります。

中受での親ガチャ「はずれ」とは

 経済的に決して楽ではないにしても中学受験に子どもを参戦させる家庭は、親ガチャでいえば「あたり」に分類されるケースが多いと思います。経済的に「あたり」ではない親御さんでも、教育にお金を割くことに価値を見出している場合は、その考え方を持っている時点で子どもにとっては「大あたり」の親御さんだと思います。

 経済的な「あたり」以上に、中学受験での「あたり」親御さんは、「中学受験に対しきちんと向き合える」親御さんなのです。いくら資金が潤沢で塾に、家庭教師に、個別にとふんだんに使えたとしても、親御さんが「中学受験を勉強する姿勢」がしっかりしていない場合は、中学受験をする子どもの親としては「はずれ」になるのです。

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資金たっぷり「湯水のごとく」親

 中学受験の親ガチャ「はずれ」の典型例は2つ挙げられます。1つは「湯水のごとくお金を使う」親御さんです。子どもの成績が、偏差値が上がらないとなれば、塾だけでなく、そのフォローのために個別塾や家庭教師に頼り「戦勢挽回」を図ります。

 個別塾によっては「これでは間に合いません」とばかり、時間の空いている限りコマ数を入れようとします。家庭教師の先生は一生懸命やってくれますが、中学受験を専門としている優秀な先生はそう多くなく、「あたり」を見つけるのはそれこそ「ガチャ」のようなものです。

 どうして子どもがつまずいているのか、子どもの受験に対する向き合い方はどうなのかを客観的に観察しないで、豊富な軍資金を投入すれば何とかなるのではという姿勢で次々「勉強時間を埋めていく」だけでは、まず何も解決しません。言葉は悪いですが「お金をドブに捨てている」という状態です。

 よく子どもを見つめて、どういう方向にもっていったら「お金が生きるのか」を考えるのが、子どもにとって親ガチャ「あたり」の親です。塾の先生も交え、冷静に情勢分析をできるようになるには、親御さん自身も中学受験がどういう性質のものか勉強しなければならないでしょう。

「丸投げ」と「デキる」親の違い

 2つ目は「丸投げ」の親御さんです。「お金は出すので、塾の方で合格させてください。私たちは勉強分かりませんから」という姿勢です。

 中学受験の勉強内容は難しく、大卒の親御さんでも中受経験者でないと算数などは解けない問題も多いのが実際です。確かに「塾にお任せ」ではあるのですが、家庭学習(復習)では親御さんの伴走はやはり必要です。塾の教え方、手法に沿いつつ、子どもがどこでつまずき、どこが弱点かなどを知り、家でフォローできるものはフォローし、ポイントとなるところは先生への質問の橋渡しをしたりします。子どもの勉強の状況の「情報共有」ができているのも「デキる」親御さんの特徴です。

 こうして子どもを通して先生とコミュニケーションをとれる親御さんがいると、かなりの確率で受験の結果は納得いくもので終わります。逆に「丸投げ」の親御さんは、塾が合格に導いてくれなかったことに不満を抱き「合格させてくれないあの塾へ行かせたのは無駄だった」となり、受験が終わっても矢印が自分に向かないままのことが多く、大学受験でも「二の舞」を演じる可能性が高くなります。塾は合格に必要な教材とノウハウは提供してくれますが、それをどう料理するかは子どもであり、親御さんです。

異常!?「狂気」の中学受験

 公立の中高一貫校にしても入学後は私立ほど費用はかかりませんが、合格するまでは「それなり」資金を投入しなければ、勝てません。競争は私立以上かもしれません。中学受験にはほんの一部の例外を除いて「お金がかかる」のです。しかし、お金をかければ思い通りの中学校に合格できるかどうかは別問題で、資金を用意したうえでさらに親御さんが向き合っていかなければ道は開けないのです。

 そこまでして、というのなら中学受験はしない方がいいでしょう。「二月の勝者」の言葉ではありませんが、大なり小なり「狂気」の一面がないと中学受験はやり抜くことが難しいからです。それでも首都圏で約5万人が参戦する中学受験。関係のない人から見れば「異常」なのでしょう。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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