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入寮、定員減でも…激戦「どうしてもワセダ」


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・佐賀の東京入試は「真剣勝負」
・佐賀志望なら「いきなり本番」!
佐賀に114万円払った後は…
定員減 早実は男女とも激戦必至
「どうしても早稲田」なら …

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佐賀の東京入試は「真剣勝負」

 中学受験をして男女共学から早稲田大学に進むには、ルートは2本あります。1つは早稲田実業学校中等部(通称・早実=そうじつ、東京都国分寺市)、もう1つは早稲田佐賀(佐賀県唐津市)からです。

 早実は2月1日の入試一本勝負。対する佐賀は12月に英語を含めた「新思考入試」、1月に4科の入試、2月に国算の2科目入試と3回チャンスがあります。佐賀の東京会場入試はかつて「お試し受験」一色といった感じですが、近年は合格すれば寮生活をしながら6年間籍を置く生徒も多く、「どうしてもワセダ」の「真剣勝負」の入試となっています。

佐賀志望なら「いきなり本番」!

 22年度は1月10日に行われる早稲田佐賀の「首都圏入試」の合格可能性80%偏差値は男子が57、女子が59、同50%は男子53、女子55(4月実施の四谷大塚合不合判定テストによる、以下偏差値はこのテストのもの)。早稲田熱望組に加え、2月1日の入試で上位校を狙っている男女が腕試しに受験するため、年々偏差値は上昇。22年度入試は80%偏差値をとっていても、楽勝の入試ではないでしょう。

 早稲田佐賀に合格したら入学する可能性があるとなると、「いきなり本番」という雰囲気の入試になります。埼玉の入試解禁日となる10日が入試日のため、雰囲気に慣れるための入試での「実戦演習」がほとんどできないからです。しいて言えば9日の愛光(愛媛、80%偏差値男子58、女子59)くらい。6日に茨城の土浦日大、女子なら8日の盛岡白百合の首都圏入試がありますが、偏差値的に大きくかけ離れており、現実的ではないでしょう。

 10日といえば、塾の正月特訓、冬期講習が終了した直後です。早稲田佐賀を意中の中学校の1つと考えているならば、2月1日が目標の子より早く仕上げる必要があるので、12月の過ごした方には気を付けたいところです。

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佐賀に114万円払った後は…

 早稲田佐賀を進学先に考えてはいても、首都圏在住ならば早実や学院、あるいは早中の合格ができれば、と願っている家庭が大半でしょう。佐賀に合格した場合、入学の意思があれば、入学金や寮費は1月中に払い込まなければなりません。その額は114万円超。なかなかの金額です(入試の結果が優秀ならば特別奨学生として寮費以外の給付制度あり)。

 ただ、2月に早稲田系3校のうち1つに合格、あるいは他校でも進学した学校にうかれば払い込んだ額のうち、入学金11万円を除いた授業料や寮費は返金されます(2月10日までに連絡、手続きが必要)。逆に1月も2月の早稲田系3校も合格していない場合は、5日に早稲田佐賀2回目の東京会場入試(佐賀でも実施)されます。早稲田への道のラストチャンスです。

定員減 早実は男女とも激戦必至

 早実の入試は22年度、若干の変化があります。募集定員から男子を15人減らして、男子70人女子40人となります。80%偏差値は男子63、女子68、同50%は男子59、女子65と女子にとってはかなりの難関ですし、狭き門です。それでも志願者数は確実に増加傾向で、特に男子はかなりの激戦になる気配です。

 女子の受験プランですが、佐賀へ行き気持ちがあれば1月10日は早稲田佐賀、なければ埼玉で栄東のA日程(80%偏差値58)、14日の浦和明の星(65)などが候補。千葉は20日の市川(63)、22日に渋谷教育学園幕張(50%偏差値68、80%なら72)に挑戦することも考えられます。

 1日午前は早実、午後に広尾学園の医進・サイエンス(66)を受ける女子もいます。早実の合格発表は3日午後1時。なので2日は受験する構えになります。生徒によって志向はそれぞれで選択肢としては大明治(63)、青山学院中等部(65)、吉祥女子の第2回(64)など。2日に即日合格発表がある学校もあって、3日は受験せずに早実の結果を待つ場合もありますが、3日に慶應義塾中等部にチャレンジする子も少なくありません。

「どうしても早稲田」なら …

 男子は1月に早大キャンパスで入試を行う、10日の早稲田佐賀から入り、11日に栄東A日程(58)や20日の市川(63)、21日の東邦大東邦(61)、25日の立教新座(60)などが選択肢になります。

 2月は早実受験の後、午後に巣鴨の算数入試(63)もあり。2日は早実の手応え次第で明大明治(60)、明大中野(55)を受け、明大系に合格しても「どうしても早稲田」なら3日に早中の2回目(67)にアタック。5日の早稲田佐賀の第2回入試まで視野に入れます。

 難易度はほぼ同じでも定員減の影響から土壇場にきて、早大学院へ志望変える可能性も考えられます。佐賀も含めて早稲田系の志願動向は直前までいろいろと動きがありそうです。(受験デザイナー・池ノ内潤)


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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