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志願者増確実!?神奈川の「激戦」8校


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神奈川で志願者増の中学は2桁に
・注目の関東学院 神大附1回目は注意
日本女大附、カリタス人気の背景
鎌学、湘南白百合の1科は復調へ
・ヨコフタ衝撃の「大台」到達

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神奈川で志願者増の中学は2桁に

 2022年の首都圏中学受験は受験者数合計が5万1000~2000人以上になる勢いです。2015年から8年連続の増加は間違いなさそうです。

 東京に次いで受験者数の多い神奈川県ですが、模試の志望校調査や声の教育社の過去問集(赤本)の売れ行きから判断して、12月の時点で志願者増がほぼ「確実」とみられる学校が2桁はあると言えます。

 簡単ですがそのうち7校について、情勢分析をします。

注目の関東学院 神大附1回目は注意

 神奈川県の中学受験関係者の間で、2022年一番の話題校は関東学院中学(横浜市南区)ではないでしょうか。今春の大学入試では同校久々の東大合格者を輩出。加えて4月から森田祐二新校長が就任。森田校長は英語科の教員でもあり、名古屋市の私立名古屋中学の校長だった際に同行の進学実績を大幅に引き上げた実績を誇り、以前から英語教育に力を入れている同校により一層注目が集まっています。

 昨年は全体として10%の志願者減となりましたが、今年は追い風が吹いており、厳しい入試になりそうです。第1志望なら2月1日の1期A(80%合格偏差値男子41、女子42 四谷大塚合不合判定テスト4月実施の偏差値)か3日の1期C(同男子44、女子45)が狙い目です。

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 1日午後の1期(男子48、女子49)は午前中に本命を受験した生徒が併願として受けるため、偏差値が上がります。5日の2期(男子42、女子43)は昨年も女子の倍率が21倍超と、人数をかなり絞った合格者数しか出さない可能性があり、できれば避けたいところです。

 神奈川大附属(横浜市緑区)も22年度は志願者が増えそうです。21年度入試で新設した1日午後入試(男子58、女子60)が1回目入試という大胆な日程を組み、中央大横浜や青山学院横浜英和を午前中に受験した層が併願しましたが、22年度はさらに浸透しそうです。

 ただ、昨年は倍率が男子2.4倍、女子2.1倍と厳しいと思われた入試で合格者を割と出したため、結果として定員を上回る生徒が入学しました。そういう「読みが外れた」年の次年は、合格者を絞るというのが中学受験ではよくあるので「昨年のように」とはいかないかもしれません。

日本女大附、カリタス人気の背景

 神奈川の女子校も元気です。20世紀初年の1901年創立の伝統校、日本女子大附属(川崎市多摩区)も人気の気配がします。高校卒業後、昨年は約4分の3が日本女子大へ進む一方で、毎年東大にも合格者を輩出。医学部・獣医学部にも推薦を含む15人が合格するなど、進学実績も後押しして親御さんも熱視線で見ています。

 2度の入試の80%偏差値は1日が52、3日が53。昨年は1日が10%、3日が4%それぞれ志願者が前年比増でしたが、人気は継続しそうで、他校に浮気せず、1日がダメなら3日に再チャレンジというパターンが多いです。

 ラテン語で「愛」を意味するカリタス女子も勢いがあります。昨年も計4回の入試で志願者数が33%増と大人気だったのですが、流れは続いています。コロナ禍でのオンライン授業の展開の早さが評になり、昨年は志願者を集めましたが、今年はさらにその評判が広まった様子。生徒が作成した学校案内のかわいいパンフレットに受験生が魅かれた面もありそうです。

 狙い目は断然1日午前の1回目(43)。2回目(46)が同日午後なので「ダブルヘッダー」組も多数います。合格発表が2つともインターネットで午後11時。残念な際に、2日にカリタスの3回目(46、午後)入試や他校受験をするなら、合格発表が遅れる可能性もあるので、余裕を持って「善後策」を考えておきたいところです。

鎌学、湘南白百合の1科は復調へ

 神奈川でも「1科目入試」は注目を集めています。男子校の鎌倉学園(鎌倉市)は「算数選抜」は1日午後、150点満点の60分一本勝負です。80%偏差値は62で、同日午前の4科入試の54より8ポイントも高くなっています。昨年はコロナ禍で「無理しない受験」傾向だったため、算数選抜以外の入試は軒並み志願者増でしたが、算数1科は25%の大幅減でしたが、今年は「隔年現象」もあって他の回と同様、志願者増になりそうです。

 算数選抜は午前受験組が十分時間に間に合うように開始時間を3パターン用意。一番早くても午後15時40分、最終回の開始時間は午後6時以降となっています。受験生と親御さんを慌てさせず、余裕を持って移動できるように最大限配慮しています。

 女子校の湘南白百合は1日午後に算数あるいは国語の1科目入試が行われます。得意な方で勝負、という趣向です。こちらも開始時間が2パターン用意されています。

 80%偏差値は57。2日の4科目入試の47と10ポイントも違います。21年度は4科入試でも前年比20%減、1科目入試では同33%減と激減でしたが、今年は「無理しない入試」からは一転、昨年と同じ、という感じではありません。

ヨコフタ衝撃の「大台」到達

 山手学院は21年度入試でも1日の1回目(男子51、女子53)男子の志願者が28%増となったのを中心に多くの受験生が集まりましたが、今年も継続という雰囲気。東大合格者は3年連続で途切れましたが、早慶を中心とした私大実績は堅調。2月6日も入試があり、「最後の砦」として600人以上がチャレンジします。

 横浜雙葉(55)は21年度4%の微減でしたが、22年度は復調気配。東大合格者が2人から一気に10人と「大台」に乗ったのは衝撃的で、親御さんを中心に人気を集めています。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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