まさに「前受け」首都圏会場入試を使い倒す

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絶好の実戦の場 「首都圏」入試
ハイレベルの首都圏入試
6年の寮生活も辞さず早稲田佐賀
・「自信」というお守り
首都圏入試を「リアル」にするには

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絶好の実戦の場 「首都圏」入試

 前受け受験は何も埼玉や千葉だけではありません。距離的に「遠征」が難しい場合などは、関東圏以外の中学校の「首都圏会場」入試という手もあります。

 一部の中学校を除いて、まさに「お試し受験」。埼玉、千葉の中学校を本命にしている場合でも本番の入試での”練習試合”になります。主だった模擬試験もなくなるこの時期に、受験生には絶好の実戦の場になります。

 入試を実施する学校はもちろん入学する生徒を首都圏の子どもの中から選抜するという目的もありますが、学校の知名度を上げる宣伝、会場費用などを差し引くとわずかかもしれませんが得られる受験料のためなど、意図はいろいろあるようです。

ハイレベルの首都圏入試

 偏差値的には各レベルの学校が「首都圏会場」受験には揃っています。最難関校レベルでは奈良の西大和学園(合格可能性80%偏差値67、四谷大塚合不合判定テスト4月実施の偏差値、以下同)が“力試し”で受験する子が多いです。特に開成狙いの子にその傾向があり「西大和に合格すれば8割方開成も行ける」といわれており、合計得点も開示されることから人気があります。

 難関、上位校を目指している生徒は愛媛の愛光(男子58、女子59)や北海道の函館ラ・サール(男子57)などを最初に受ける傾向にあります。両校とも地元で行う入学試験より東京の方が難易度が高く、前受けと言えども気の抜けない戦いになります。

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6年の寮生活も辞さず早稲田佐賀

 最近の注目株は佐賀県の早稲田佐賀(男子57、女子59)です。1月上旬に早大の本部キャンパス(東京・西早稲田)で首都圏入試が行わ

れます。中高一貫校で早稲田大学系属校で、早大への推薦は高校在学の半数が獲得できるとあって大学附属系の私立中学を狙っている家庭なら、一度は検討しているかもしれません。

 背景には完全附属の早大学院、系属の早稲田実業や早稲田中学が難関・上位校に該当することから、少しでも“入りやすい”ところに、という気持ちが見え隠れします。確かに3年くらい前は“入りやすい”偏差値帯の学校でした。

 しかし、大学入試改革が盛んに議論されるようになると、にわかにスポットライトが当たりました。偏差値的にも中堅校レベルで早稲田の系属校に入り、早大へ進めるならと人気が急上昇。もう数年前の“入りやすい”中学ではなくなりました。

 1月上旬から中旬にかけて行われる「首都圏会場」入試では、佐賀へ6年間寮生活をするつもりで受験する“熱い”戦いになります。最近は女子でも寮生活をも辞さず、という「熱望組」も増えています。

「自信」というお守り

 中堅校、一般校を志望している受験生にも佐久長聖(長野、1回目男子49、女子51)、宮崎日大(宮崎、男女とも35)など、最適校の首都圏入試があります。多くの受験生が合格する入試で、それほど心配する必要はありません。本番の雰囲気を味わう絶好の機会です。

 子どもにとっては1つ合格をもらうと勇気百倍。「本戦」に入る前に、良い「お守り」を手にすることになります。受験料は2万〜3万円しますが、志望校受験の前に「自信」というお守りを買ったと思えば、意味のある投資と言えるでしょう。

首都圏入試を「リアル」にするには

 もちろん受験するからには入学を視野に入れている受験生もいます。しかし、この「首都圏入試」は「練習試合」の意味合いが色濃いことは確かです。

 会場が大学のキャンパスだったり、イベントホールのようなところだったり、大型会議室だったりとさまざま。できれば大学や学校の施設を使った場所で受験すると、より「リアル」さが増します

 模擬試験などで中学校の教室を使った試験は経験済みとは思いますが、やはり本番とはひと味違います。些細なことですが、そんな視点で「練習試合」を組むのもありかと思います。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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