中学受験「入学する学校」は聞かないがルール?

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堂々と新ステージの第一歩を
2カ月経っても受験結果話NG
禁止しても「うわさ」は広まる
中受成功は予選1回戦突破程度

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堂々と新ステージの第一歩を

 今週は中学校の入学式が各校で行われます。中学受験を突破し、めでたく合格した子は胸を膨らませて晴れの式典を待っていることでしょう。受験勉強中に思い描いていたのとは違う学校に進むにしても、気持ちを切り替えて新生活のスタートです。。

 どこの中学へ進んでも堂々と正門を通ってください。自分なりに、全力を尽くして勝ち取った学校です。新しいステージの第一歩は、これからの6年間をどう過ごすか、その「姿勢」を自分と周りに示す日です。前向きな気持ちで、これから始まる中学生活に胸をときめかせてほしいと思います。

2カ月経っても受験結果話NG

 受験が終わって2カ月。それぞれ新しい門出を控えていながら、実は小学校の友達が「どこの中学校へ進むかよくわからない」という話をよく聞きます。どうも「受験結果や進学先を教えることはしない」という「ルール」が、暗黙のうちに存在する地域があるようです。

 中学受験をする家庭が多い地域で比較的多くみられるようで、受験シーズンが始まる前に小学校側から「受験結果や進学先を相手に尋ねることはご遠慮ください」という内容の通達が出る場合も珍しくないといいます。

 小学校の先生も子どもたちに、あらかじめ「釘を刺す」ことが当然のようで、子どもたちは先生の言うことを聞き、仲の良い友達にでさえ、受験終了後の「中学受験話」をすることがはばかれます。

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禁止しても「うわさ」は広まる

 小学校側が先手を打って「受験結果公開」を禁止する背景には、保護者、生徒の間で過去にトラブルがあったと容易に推測できます。「受験校をしつこく聞かれた」「不合格だったのに結果を詮索されてとても不愉快だった」などと、中学受験がさかんな地域では、小学校に訴え出る保護者が毎年後を絶たないのです。中学受験は小学校と直接関係はないのに、小学校側はそんなことまで気を回さなければならないとは、「とばっちり」もいいところです。

 そうは言っても親御さんの間では、誰が言ったか知りませんが「うわさ」は広がるものだし、ママ友の間ではなんとなく「その話題」になって、だいたい進む先は知っているものです。中には誰がどこに合格し、どこへ進学するのかを興味本位なのか、話のネタにしたいのか、嗅ぎまわっている人もいます。

 一方で、何があっても進学先を秘密にしている人もいます。気が付けば引っ越ししていたという例もよく聞きます。通学の便が良くなるから、という現実的な引っ越しもありますが、制服や通学電車で「進学先」がバレてしまうのが「どうしても嫌」という理由もあるようです。

中受成功は予選1回戦突破程度

 正直、誰がどこの中学に合格しようと、落ちようと、興味がないという人もいます。一方、そういう下世話なことが本心では好きなのが人間です。それでも「人の噂も七十五日」とはよく言ったもので、他人様はあなたの子どもの進学先など、大抵は何とも思わないものです。

 相手のことをいちいち詮索するのは品がありませんが、聞かれれば我が子のことは、誇張もせず淡々と話せばよいのです。中学受験で成功しても人生の中では「予選の1回戦」に勝った程度。負けても敗者復活戦でチャンスはいくらでもあります。中学受験の合否話に神経質になって、貴重な時間を無駄にしてほしくないものです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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