「デキる子」の勉強法をマネてはいけないワケ

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「デキる子に追いつく」って…
雑誌や書籍の勉強法は有効か?
デキる子と比べるのはご法度
・成績の良い子は「できた」が正確

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「デキる子に追いつく」って…

 成績、偏差値の低迷が続くと、何か手を打たなければと、心ある親御さんなら行動に出ます。塾の先生に相談する、数ある中学受験の指南書を読みあさる、中学受験体験の知人や友人にアドバイスを求める、など、語弊はありますが「わらをもつかむ思い」で、あれこれ試行錯誤します。

 月謝だけ払って後は塾任せの親御さんより、はるかに中学受験の厳しさを知っており、最終的には「救われる」確率も高いのですが、注意しなければならないのは、短期間で「デキる子に追いつこう」という「焦り」です。

雑誌や書籍の勉強法は有効か?

 成績、偏差値とも低迷している生徒は「中学受験の土俵に乗っていない」ケースが大半です。なぜ土俵に乗れないのか、「障害」は十人十色で、突破口を開くやり方、軌道の乗せ方も子どもによって違ってきます。しかし、迷える親御さんがまず飛びつくのが、中学受験の勉強法を紹介した雑誌や書籍です。それ自体は構わないのですが、問題はやり方を「丸飲み」して、その方法を実践しようとすることで、体感的には十中八九失敗します

 雑誌や書籍に掲載されている例は、その子にはうまく行っても別の子にはうまく行くとは限りません。なぜなら、その勉強法がマッチするまでに歩んできた「勉強の過程・背景」が、子どもによって違うからです。どういう原因で算数が分からなくなっているのか、国語では普段どういう取り組みをしているのか、などが違うのに、やり方だけをマネてもフィットしないのです。

 雑誌、書籍に出ている勉強法はとても参考になり、気づかされることはかなりあります。読んでいるだけでも「なるほど」と膝を打つことがたくさんあります。「丸飲み」ではなく、「この部分はウチの子に試したら変わるかも」「ウチの子に当てはめてみたらどうなるかな」と、まずは選択肢の一つにして「試着」してみるのが有効な使い方だと思います。新しい勉強法の実践は、まず我が子をしっかり観察することから始まり、反応や相性に合わせてカスタマイズしていきます。

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デキる子と比べるのはご法度

 勉強法もさることながら、「理解するスピード」「勉強量」もデキる子と比較してはいけません。特に中学受験の土俵に乗っていないレベルの子にせかしたり、量を要求するのはご法度。勉強の軌道に乗っていないうちは、「他の子と同じように」と焦らせても逆効果です。

 人様の進捗状況や出来は気にせずに、「自分の勉強」だけに集中します。塾の進度も無理に追いつこうとしなくて構いません。その子のレベルと現状に合わせたものを中心に、日々の勉強を組み立てます。焦って先を急ぐと、上辺だけ「やった」ことになり、理解や思考が全く育っていない、という状態になり、成績は一向に上がりません。

成績の良い子は「できた」が正確

 勉強体力、勉強習慣が付くまで、スピードは問わず、着実に1つ1つを理解し、問われていることを思考する、というのが「当たり前」になるようにします。丁寧に思考できるようになると、「分からない、難しい」と投げ出していた問題を解く糸口が、絵が浮かび上がってくるように、目の前に現れるような感覚になります。こうなると応用問題は「解けない難問」ではなく、基礎と基礎の組み合わせで答えが出るようになっている、ということを体感できるようになります。

 この体感、大切です。成績の良い生徒、偏差値の高い受験生は「できた」という体感があるため、得点の「読み」がかなり正確です。模試でも500点満点で、自己採点と結果の誤差はせいぜい5~10点程度。偏差値の高くない子が「今回はできた!」と豪語したものの、結果はいつも通り、といのは「できた」という体感がなく、解答欄を無理やり埋めたことを正解とみなす傾向があるからです。

 得点の「読み」が正確になりつつあるようなら、実力は確実についています。ここは「デキる子」と同じ感覚になってほしいところです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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