「3カ月で偏差値が20伸びた!」は本当か?

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「刺激的」は受験広告の定番
「3カ月で偏差値20UP」の背景
教育産業も「商売」です
・「時の運」が味方するのは…

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「刺激的」は受験広告の定番

 「3カ月で偏差値が20伸びた!」「偏差値40から難関中学に逆転合格!」「集団塾から個別にして志望校全て合格!」――。中学受験だけでなく、高校も大学も心が揺さぶられるフレーズは、受験産業の広告の「定番」と言っても過言ではありません。 

 どうしたら偏差値が上がるのか、志望校合格になにをすべきか…。頭が痛ければ頭痛薬を、腹が減ったら食事をすればいいのと違い、「こうすれば合格!」という明確なこたえがないのが受験です。だからこそ、人は時として「刺激的なフレーズ」に吸い寄せられていってしまうのです。 

「3カ月で偏差値20UP」の背景

 「3カ月で偏差値が20伸びた!」――。半年でもいいですが、本当にあった話でしょう。実際、それくらいの子はいます。

 しかし、かなりのレアケースと思った方が無難です。ある先生や塾の指導で伸びたというより、それまで自分なりコツコツやっていたことが、先生の「ひと押し」でタイミングよく開花した、というのが「爆伸び」の背景にあります。先生が魔法にかけたわけでも、塾が素晴らしいからでもありません。子どもの努力に、少し手を貸しただけです。

 別の角度から見れば、新しい先生、塾との「出会い」が成績アップにつながったと言えます。 そういう意味では「相性の良い先生、塾に巡り合う」のは受験結果を左右します。受験に必要な「時の運」の典型例です。

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教育産業も「商売」です

 「偏差値40から難関中学に逆転合格!」――。これもあり得る話です。どの時期が偏差値40だったのか、また普段は偏差値55程度でたまたま出来が悪く40になってしまったなどのケースなど、よく聞いてみると万年偏差値40ではないことがほとんどです。

 一時期やある部分をとらえて、それを家庭教師や個別指導塾が難関校へ導いたとうたっている場合はよくあります。 どの場面を切り取って宣伝文句にするか…。塾や家庭教師派遣会社も「商売」です。気になる場合は、詳しく尋ねてみることをお勧めします。

「時の運」が味方するのは…

 中学受験では広告にあるような刺激的で、期待を抱かせるようなフレーズが現実になる、ということは、「そういうことも時々あったけれど頻繁ではないし、毎年でもないよ」と解釈するのが妥当です。

 奇跡はめったに起こらないから奇跡なのであって、しかも奇跡を起こす受験生は、それだけのことを親御さんも子ども自身も日々積み重ねてやっています。その蓄積をしてきたものが、入試当日に発揮され、結果として花が開くのです。 積み重ねるからこそ「時の運」が味方します。刺激的な言葉につられる前に、やるべきことを1つずつ、これがいちばんの「近道」です。

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