「マウントをとる子」は志望校に受からない!?

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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・「素直な子」は中受で成功する
・「マウントをとる」子の特徴
・素直になることは「負け」
・過程を認めると「流れ」は変わる
・「圧勝」の中学受験になる可能性

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「素直な子」は中受で成功する

 中学受験で成績が伸びやすいタイプの一番は「素直な子」です。分からない、できないことに素直に認めこれと向き合い、謙虚に先生に質問するなどしてコツコツと「できない、苦手」を「自力できる、なんとかなる」に変えていきます。オセロゲームで黒が白に変わるように、1つ1つ流れを変えていくのです。 

 逆に地頭はいいのに、受験で最後の詰めが甘く第1志望に合格しにくいのが、受験勉強において「性格の悪い子」です。具体的に言うと、成績や偏差値について、振るわない子を見下し、自分がいかにできるかを聞いてもいないのに強調する子です。いわゆる「マウントとる」子です。

「マウントをとる」子の特徴

  「オレ偏差値65、お前いくつ?」「あんな塾に行っているやつはバカばっかり。受験するだけムダ」――。小学校の教室で塾の話をするようなタイプの子は、成績のいい子が多いです。特に算数ができる傾向にあります。マウントしてくるくらいですから、メインの科目に自信を持っています。しかし、総合成績で見ると穴だらけということも少なくありません。 

 算数をゲーム感覚でやる代わりに、他教科には関心がないというのが典型的なパターン。人の気持ちを読めない(だから幼稚にマウントしてくる)、共感できないので、国語の読解では「自分勝手に」読み苦戦します。理科はそこそこできますが、社会と同様一問一答式は強いけれど、正誤問題や思考力をわれるとお手上げ。ゲームのようにスパスパ進まないので、勉強をしていてもつまらないのです。 

 できないことを気にしていないわけではありません。本当は自信がないから、できていないことから目を背けたいから、自分より成績が劣っている子、おとなしい子らをターゲットに「大言壮語」して、心のバランスをとっているのです。親御さんから偏差値、成績のことで強いプレッシャーをかけられている、というのも「マウント」する子によく見られる傾向です。 

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素直になることは「負け」

 「マウントをとる」子は、なかなか素直な気持ち、謙虚な姿勢になれません。弱みを見せることが大嫌いだからこそ、マウントして相手より優位な立場に立つことで気持ちを支えているのです。素直になってできない科目や単元をじっくり取り組んだり、先生に質問したり、やり方を変えてみるということは「負け」という思いが強く、気が進まないのです。

 親御さんもどちらかというと「気が強い」タイプが多く、テストの中身より、表面の点数、偏差値で判断しがちで、地に足を付けて苦手を克服という思考回路になかなかなりません。 

 入試は得意の算数勝負。国語は「出たとこ勝負」。ハマれば勝てますが、算数が思ったほどさく裂しない、簡単で差がつかなかった場合は、苦しい展開となります。 

過程を認めると「流れ」は変わる

 「マウントをとる」子は、一度大いに認めてあげることで「流れ」を変えるきっかけをつくることができます。「算数すごいよね。誰も君に勝てないよ。マジ、神だわ」などとプライドをくすぐります。気分を乗せたうえで「神なら国語もできるよね。でも、この漢字の間違い、神らしくないなぁ」などと言ってみます。 

 次のテストでは点数に関わらず「おっ、難しいのができてるねぇ。いいね。でも、君ならもうちょういいけるよね」と少しずつハードルを高くします。「何点取らなきゃ不合格」ではなく、できるようになっていく過程、取り組んでいる過程を評価します。 

 マウントする子、虚勢を張る子は親御さんや周囲から「認められていない」という感情が強く、そのためにマウントすることで自分を大きく見せる、自己防衛の本能が働いているのです。プレッシャーから解放し、認めてあげることでマウントもしなくなり、苦手にも目が向くようになります。 

「圧勝」の中学受験になる可能性

 「マウント」する子は、もともと「デキる子」です。謙虚になり、素直になったことで心の緊張状態からも解放され、周りが見える余裕ができるようになると、勉強をしていても視野が広がり、気づきが多くなって成績はどの科目も高い偏差値で安定します。流れが良くなれば、納得の受験どころか「圧勝」の中学受験になります。 

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