中高一貫校「いじめ」はあるのか?

+14
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 筆者プロフィール

◆中学受験の窓口 今日のメニュー
意外と多い受験理由「いじめ」
「いじり」はある!?
必ずいる「馬の合う子」
いずれ「いじめ=ダサい」になる

スポンサーリンク

意外と多い受験理由「いじめ」

 中学受験で大っぴらに語られることはありませんが、親御さんの多くが気にしているのが「いじめ」の問題です。各校の入試説明会の個別質問では、必ずと言っていいほど尋ねる親御さんがいます。

 いじめは子どもを取り巻く環境が大きく変わらない限り、一旦解決したように見えて「火種」はくすぶり続け、いつまた…という怖さをはらんでいます。「環境を変える」という意味で、中学受験に舵を切る親御さんは意外なほど多いです。

「いじり」はある!?

 しかし、私立中高一貫校でいじめが「ゼロ」かといえば、否定せざるを得ません。日常的に暴力を振るわれることなどはほとんどありませんが、精神的に幼さが残る中1、中2の頃はささいなことで、他人に「ちょっかい」を出します。

 肌感覚ですが、中学受験をした子どもは、公立へ進んだ子と比べて「個性的な子」が多い気がします。周囲からその良さを分かってもらえない子もいて、理解を超えた「異質」の子を警戒し、人生経験の浅さから「シカト」(無視)や「暴言」という形で排除してしまうことも多々あります。 

 「ウチの学校は“いじめ”はないが、“いじり”はある」という、中高一貫校の中学生による書き込みを、ネットの掲示板でよく見かけます。「いじり」も「いじめ」と認識していないあたりがまだ子どもなのですが、程度の差こそあれ「いじり」は、どこの学校でも存在すると思っていた方がよいでしょう。 

スポンサーリンク

必ずいる「馬の合う子」

 ただ、いじられている子が孤立無援かというと、そうでもありません。中高一貫校は「個性的な子」が多いものの、自分の殻にとじ込まらない限り「馬の合う子」は必ずいるものです。クラスメイトのこともありますが、部活で「馬の合う子」を見つける確率も高いです。 

 例えば公立中学で鉄道好きの「てっちゃん」は、奇異な目で見られがちですが、一貫校には「てっちゃん」は結構います。特に男子校の「鉄道研究会」などは校内でも存在感のある部活、ということは珍しくありません。そこで志向が同じ友達と出会い、自分の「居場所」を見つけます。女子も部活や学校での行事を通じて「気の合う子」と知り合い、自分が肯定される「居場所」を得ます。「居場所」のある子は大丈夫、いじめのターゲットにはなりにくいものです。

いずれ「いじめ=ダサい」になる

 中高一貫校は総じて「いじめ」に対しては敏感に反応します。私立の生命線は何よりも「評判」です。暴力行為や著しい侮辱などに対しては即退学処分とするところもあります。

 ただ、「いじめ」「いじり」に対して、互いに話し合ったうえで、学校のカウンセラーも交えて「解決」とするという、「火種」が完全に消えていない状態で「まとめてしまう」ケースは非常に多いです。保護者同士が話し合いの場を持っても「加害者側」とされる方が納得しなかったりと、本当の意味での「一件落着」は難しいと言えます。 

 しかし、次に問題が起きたら学校にいられなくなるかも…という「防御本能」が子どもの中で働き、心の中は別としてトラブルになった生徒同士はその後互いに接触を避ける、という行動とることが多いようです。中3から高校に上がる頃には、周囲の雰囲気も「いじめ=ダサい」となり、部活に勉強にと忙しくなる一貫校の生徒は、もう「そういうこと」はほとんどしなくなります。(受験デザイナー・池ノ内潤)

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
筆者プロフィール 最後までお読み頂き、ありがとうございます。マークをクリックして頂くと励みになります!


人気ブログランキング こちらにもとても参考になる中学受験ブログがあります。
Print Friendly, PDF & Email
スポンサーリンク