5年生 偏差値40台のこれから

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5年生は「前に進むより復習」
「ミス」の傾向をつかむ
成績UPの近道は精度を上げること
・受験の天王山、実は5年生

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5年生は「前に進むより復習」

 5年生で偏差値が40台、あるいはこの夏から中学受験参戦、もしくはスタート間もない状態で、まだ中学受験の勉強に乗り切れていない場合は、対処が若干違ってきます。ただ、共通しているのは「前に進むよりくどいくらい復習する」ということです。

 復習の目安としては「自力で解ける」までやります。回数や時間の長さではありません。「それでは宿題が回りません」と言うかもしれませんが、いい加減に10問やった宿題は、真剣に突き詰めてやった1問にも相当しません。「自力で解ける」数が増えだすと、問題を解くスピードは加速し、1つ1つの学びから、さまざまな「気づき」が生まれて、さらに学力が向上します。スピードは「勉強の質」が高まってから追求しても間に合います。

「ミス」の傾向をつかむ

 子ども単独で復習をきちんとやれる子は「まれ」です。特に間違えたところは赤ペンで答えを書いておしまい、というパターンはほとんどの子に見られます。できなかったところの事実上の「放置」です。

 ここをきっちり「詰める」かどうかで、成績の伸びも大きく違ってきます。難問ができないから偏差値が40台、ではなく「詰めが甘い」から伸びないのです。「詰め」とは、「ケアレスミス」とよばれる些細な間違いの見逃しです。これを「些細な」と軽く見ていると、6年生になってからではなかなか修正できません。6年になって成績の伸び悩みの多くが、この些細なミスを放置した結果の「大量失点」です。

 復習に親御さんの伴走が必要なのは、子どもだけだと「ケアレスミス」をすっ飛ばしてしまうからです。手も足も出ない問題より、親御さんは子どもが解いた問題の丸付けの際に、子どものミスの「傾向」をつかんでください。そこの修正から、偏差値40台の脱出は始まります。

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成績UPの近道は精度を上げること

 計算ミスから問題の読み違え、書き写しミス、自分の書いた字の誤読、漢字の止めはね、記述問題の誤字達治、字数未達、漢字の勘違い…さまざまなパターンがありますが、成績低迷の子の解答欄はこれらの百貨店です。ここを「詰める」だけで、成績は必ずと言っていいほど上がります。

 ミスが解消された分の点数が上がるのは当たり前、「正確に解く」という習慣が付くと、そこから派生して「気づき」が多くなります。応用問題は「気づき」の引き出しをたくさん持っている子が強いので、点数差が生まれるのです。

 成績を上げる近道は、基礎基本問題の「精度を上げる」と言い換えても構いません精度が上がれば、テスト中に「気配り」ができるようになります。応用問題を解くときに、頭の中を整理して書き出してみたりして解答への道筋をつくることができます。さらに問題を解くのにかける時間、取り組む順番、これは深追いしていい問題かどうかなどの判断が、テスト中にできるようになります。6年になって問題演習からさまざまな「気づき」ができるよう、5年生から勉強の取り組み方を意識したいところです。

 

成績UPの近道は精度を上げること

 最後に5年生の「位置付け」です。勝負の分かれ目「受験の天王山」を6年夏休み、と考える人は多いと思います、大手進学塾もそう「宣伝」しています。しかし実際の天王山は5年生の過ごし方にあります。

 4年生で中学受験の勉強を始めると、ちょうど中だるみの時期にさしかかるかもしれませんが、逆に5年生でしっかり勉強の質量とも十分だった子は、6年冬の受験本番で「大きなしくじり」をしません。受験の肝である「基礎」「基本」を扱う5年生の時にきちんと土台ができているので、「大崩れ」しないのです。

 6年終盤の追い上げで鮮やかな「逆転合格」は痛快です。一方で逆転劇は、そう簡単に起こるものではなく、かなり「ギャンブル」でもあります。4年生から長い時間と労力を費やしてきたのに、最後は「賭け事」では、何のために子どもは頑張ってきたのでしょうか。5年生の地道な努力は、必ず進むべき道を開きます。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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