中学受験 「課金」で偏差値と合格は買える?

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「転塾」変身は子どもの意志次第
最悪「授業スケジュール満タン」
「課金ゲーム」は果てしなく…
課金=成績アップは「条件付き」

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「転塾」変身は子どもの意志次第

 夢を抱いて中学受験を始めたものの、なかなか伸びない偏差値と成績に、親御さんが考えるのは「転塾」です。塾と子どもの「相性」はとても大事です。よく「デキる子」はどこの塾へ行っても成果を出すし、成績が振るわない子は誰が面倒を見てもなかなか伸びない、といわれますが、環境の変化で子どもが変身することもあります。

 しかし、単に塾を代えたから、評判の先生に教えてもらうようになったからといって成績が急上昇するわけでありません。受験の主役である子ども自身が「どうしても志望校に合格したい」という強い気持ちがない限り、どんな塾に移ろうと、先生が代わろうと、恐らく何も変わらないでしょう。

最悪の「授業スケジュール満タン」

 子どもの強い意志がないのに、親御さん主導で転塾や個別、家庭教師などを「あさり出す」と、中学受験の「課金ゲーム」の始まりとなります。成績を上げるカギは「子ども自身の意志」と「親御さんの的を射たサポート」なのですが、矢印が自分たちに向かず、成績不振の原因が「塾が合わない」「先生がいまひとつ」など外的要因あるという思い込みから脱却できないと「出口のない」ゲームになります。

 A塾がダメなら、面倒見がいいと評判のB塾。でもB塾の宿題をこなすには手助けが必要なので、家庭教師を付けましょう。C塾ではマンツーマンで●●中対策をしてくれるので、週1で行かせよう…。塾の掛け持ちに家庭教師で「授業スケジュール満タン」ですが、成績は一向に好転せずというのは「中学受験あるある」です。

 受け身の授業とインプットの連続では、いくらお金をつぎ込んで「教えてくれる」ところ行っても成績はまず上がらないからです。授業から「何かをつかみ取って帰る」という気構えと「自力で解答をアウトプットできる」ようにする復習時間を確保することが、実は成績アップの近道。その機会と時間を奪う「授業スケジュール満タン」は最悪の展開です

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「課金ゲーム」は果てしなく…

 「課金ゲーム」が怖いのは、繰り返すたびに親御さんの感覚がマヒしていくことです。銀行引き落としやクレジットカード決済などは申し込みをした時点で「お金を使っている」という実感がどうしても薄くなります。

 どこかで気が付いて「本人の学習姿勢が変わらない限り、いくらお金を使っても成績は伸びない」と親御さんが、矢印を自分たち側に向けてくれれば良いのですが、「ここまで投資したのだから後には引けない」「次こそ、次こそきっと何とかなるはず」と「狂気」と化している中で、我に返るのは想像以上に難しいです。そして「短期間で成績アップ」「直前講習で最後の逆転を狙う」などの言葉に誘われて、「課金ゲーム」は果てしなく続きます。

課金=成績アップは「条件付き」

中学受験をする以上は誰でも「課金ゲーム」に参加せざるを得ません。それが1つの塾に通い、通常授業とレギュラーの講習程度の出費なら、ノーマルな課金ですが、度を超すと「狂気」を伴い、歯止めがききません。

 その結末の多くは「大金をかけた割には…」という厳しい結果になることが「オチ」です。「お金で成績は買える」と言えますが、それは成績アップのための「パーツ」を手に入れられるのであって、「組み立て運用」していくのは子どもと親御さん。課金=成績アップという仕組みは、「条件付き」なのです。

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