志望校でなくてもOK…合格への過去問勉強法

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「真剣勝負」の前に「練習試合」
なぜ国語が入試で的中するのか
過去問から経験プラス「気づき」
・5年生から過去問に触れる意味

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「真剣勝負」の前に「練習試合」

6年生はそろそろ「過去問」に取り組むタイミングを考える時期に差し掛かりました。

多くの生徒が志望校、受験校のものに取り組みますが、その「真剣勝負」の前に、受験しない学校のものを「練習試合」のつもりで、取り組むことをお勧めします。

特に昨年や一昨年の「最新」の部類に入る問題には触れたいです。

入試問題にも「トレンド」があり、問題を作成している先生は、他校のものにも目を通し、より時流に乗った作問を心掛けます。

自分の志望校、受験校に本格的に取り組む秋を前に、他校のものを積極的に解くと実力アップに近づきます。

なぜなら、過去問の最近のトレンドという「情報」も立派な「学力」につながるからです。

今年度も同じような問題、似た傾向の問題が、今度は自分の受ける中学で出題される可能性があるからです。

なぜ国語が入試で的中するのか

 最近では国語の読解問題の素材文で「AI」や「環境問題」「差別」などのテーマが良く取り上げられます。

物語文では、主人公が悩みながら、葛藤しながら、生きる意味を見出し前へ進んでいく、というものがかつての主流でした。

近年「解決できない無力感」や「どうにもならない現実と折り合いをつけて生きていく」といった、12歳の子どもの日常とはかけ離れすぎている題材も素材文として出題されます。

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 国語の問題文は「どこかで見た問題」というのが、入試で頻発します。

国語の素材文は別に入試問題のために書かれているわけではないので、1冊の書籍から入試問題をつくろうとしたら、出題できる場所は限定されます。

なので「目利きの先生」が問題を作成すると、同じ箇所(文章の多少の前後はありますが)を選ぶことになります。

塾のテキストや模試の問題が、実際の入試で「的中」しやすい理由がここにあります。

  理科では近頃の異常気象を意識して「気象」の問題や「地震」の問題が、社会に至っては「疫病」「格差」を題材にした出題が時事問題たけでなく歴史や地理に絡めて出す学校も多く、その内容は多彩です。

世の中の動きとはそれほど関係ない算数でも、その年によって「立体図形の問題が多かった」などという年がありますし、最難関校が出題した問題をアレンジしたものが翌年の入試に出る子ともよくあります。

過去問から経験プラス「気づき」

 昨年の問題に触れるには四谷大塚のホームページにある「過去問データベース」が一番手っ取り早いです。登録さえすれば無料で誰でも取り出せます。ただ、欠けている科目があったり、解答のみというケースがほとんど。複数回入試がある場合は第1回の掲載が基本で、午後入試などはありません。親御さんが解説できればベストですが、塾の先生にみてもらう「段取り」をしておくと、やりっぱなし防止につながります。

 解説がほしい場合は、過去問集の購入となります。最新版は正規の価格で2000円以上しますが、昨年発行のものだとオークションやブックオフなどで安く買えます。古書店などでは500円以内で買えるものも多いです。1科目ずつ時間を計って「通し」でるというより、大問を1つピックアップして、練習問題を解くように進めて、数多くの問題に当たり「経験」を積みます。

 ただ、経験だけで終わらせず、復習による「気づき」(何か得るもの)は毎回持ち帰ってください。演習→アウトプット→復習による気づき→自分で使えるようにする、の流れは、実力アップの「鉄則」です。

5年生から過去問に触れる意味

 5年生から過去問に触れることも「あり」です。志望校になりそうなところは除くとして、例えば男子なら女子校の過去問を、女子なら男子校のものを、あるいは地域的にみてまず受験しないところの過去問に目を通したり、習った単元のところをトライするのは進んでやってみます。

 できる、できないは二の次です。「入試問題のレベルの高さ」を体感するのが目的です。偏差値40の学校の問題だから易しい、とか簡単に言えないということが分かるはずです。早くから入試問題の「恐ろしさ」を知っておくことで、受験に対しての姿勢が変わる可能性は多分にあります単に合格できるかどうかの腕試し、予行演習だけではない、過去問からの「学び」は貴重なのです。(受験デザイナー 池ノ内潤)

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