夏以降、偏差値を上げられる子、停滞する子

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・「自分と向き合える子」は最強
「悔しい」は流れを変える
「悔しい」を生かす親の「気づき」
無関心、無感動な子は…

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「自分と向き合える子」は最強

中学受験で夏以降も好成績をキープする子、あるいは偏差値、実力を上げて合格にたどり着く子には、いくつか特長があります。その1つが「自分と向き合える子」です。

これができる子は中学受験だけでなく、高校でも大学受験でも、社会に出てからも「最強」かもしれません。

できない自分、ミスする自分、苦手がある自分…できれば見つめたくない、隠しておきたい部分と向き合えないと、いくら合格実績のいい塾に在籍していても、いくら素晴らしい先生についても成績はなかなか上昇しません。

ご褒美で釣ったり、褒めて乗せたり、親御さんがいくら口で叱咤激励しても、自分と向き合えない子の偏差値、成績は伸びません。「笛吹けども踊らず」です。

「悔しい」は流れを変える

「自分と向き合う」きっかけになるのは、勉強ができないことを「悔しい」と思う気持ちです。

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できなくて悔しい、成績が悪くて悔しい、くらいまでは多くの子が抱く感情です。そこから先、「できるようになるためにはどうしたら…」と自分で模索しようとするかしないかが分岐点になります。

模索する気持ちが芽生えると、塾での授業を受ける姿勢も変わってきます。家庭学習でも根気が出てきます。 「悔しい」は受験の流れを変えます

「悔しい」を生かす親の「気づき」

ただ、子ども一人だけでは、どうにもできないというのが現実です一番身近にいる親御さんが「気がつく」というのが「悔しい」を偏差値、成績アップに結び付けるポイントになります。

まず親御さんは子どもに、できないこと、苦手があること、偏差値が伸びていないこと、それ自体は「恥ずかしくないし、隠す必要はない」ということを最初に伝えます

ここをクリアにしておかないと、子どもは自分と向き合えません。子どもが一番気にしているところを、これから向き合って「できる」にする、という気持ちに切り替えるために強調します。

そのうえで、学習のヒントを与えるも良し、塾の先生に橋渡しをして勉強を進められるようお膳立てをしてあげるも良しです。

手段は何であれ、やる気になった「種火」を消さないよう、アシストしてあげられるかどうかで、「悔しい」は生かされも殺されもします

無関心、無感動な子は…

難しいのは「悔しい」という感情をそれほど抱かない子も結構多いという点です。

淡々と、自分のペースで、他人様のことは気にせずに積み重ねられる子は、別に悔しいという気持ちがなくても、勉強はしますし、成績もそれなりに出します。

反抗する子、頑固な子は、人一倍「悔しい」気持ちがあるのに、素直になれないだけ。「攻める方向」を変えれば「乗る」「燃え上がる」子もいて、劇的な入試結果になることもあります。

しかし、勉強ができてもできなくても、大して関心がなく、親が言うから仕方なく通塾しているけど、行きたい中学も別にない、今の生活が続けばそれでいい…、というタイプの子は「きっかけ」が見つけにくく、成績も停滞します。

多くが現状「幸せ」な子です。裕福とか、友達がたくさんいるとかではなく、今の置かれている環境がとても居心地がいいので、わざわざ勉強して中学受験をする意味が分からないのです。

何事にも淡泊な子のまま大きくなります。どこかで頑張らなければならないシーンに直面しても、エンジンがかからないまま、でしょう。

発火しにくいことは確かで、根気と時間が必要ですが、親御さんがアプローチを続けることは大切です。バットを振れば「当たり」ます。当たった時にアシストできるよう、親御さんの準備が肝になります。

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