偏差値の伸びは「ゲームを楽しむ」で決まる

+13
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 筆者プロフィール

◆中学受験の窓口 今日のメニュー
「授業態度」の差が偏差値の差
デキる子は「ゲームを楽しむ」
デキない子は「苦痛に耐える」
・「なぜ」を追い続けて壁を破る

スポンサーリンク

「授業態度」の差が偏差値の差

所属しているクラスの違いはあるにせよ、進学塾での授業時間数は同じ、テキストも同じなのに、なぜ点数、偏差値の差が出るのでしょうか。

さまざまな要素が挙げられますが、1つのキーワードとして「授業態度」(言動)というのがあります。

「授業態度」の差が、家庭での「復習濃度」に大きくかかわり、それが小テストや月例テストの結果にも反映され、この蓄積が受験そのものへとつながっていきます。

小学4年で入塾した場合、3年間の1回1回の「授業態度」が、最終的に中学受験の結果を決めるということを、多くの親御さんが見落としている気がします。

デキる子は「ゲームを楽しむ」

「デキる子」の塾での授業態度(言動)は「ゲームを楽しむ」かのようです

スポンサーリンク

テキストの問題をどう攻略するか、自分の頭の中にある「アイテム」(問題を解くための考え方や知識)を駆使して解き進めていきます。クリア(正解)すれば快感を得られ、次のステージへと進みます。

間違えた場合、またいつか遭遇するゲームを攻略すべく、先生に解説をあおぎ、ポイントや「これはアイテムになる」と瞬時に判断したことをテキストやノートの端にササッとメモ書き。それを家で改めて復習し、自分の「戦闘能力」にしてしまいます。

授業中も積極的です。国語の記述問題などもゲームに臨むがごとく「挑み」ます。添削してもらい×を付けられても、点数が低くてもアドバイスを糧にして、また書き直して「挑み」ます。

この繰り返しをめげることなくすることで、△が増えて部分点を積み重ね、最終的に時には「満点」をとるレベルにまで達し、入試本番では、合格点を取ります。

授業中、発言の機会がある場合も自分の解答や考えを口にします。受け入れてもらえば自信に、間違えても「そうじゃないのか…」と、受け入れて修正し、それを自分の「アイテム」に変えてしまいます。

クラスメイトの考え方、解答にも耳を傾け、吸収できるところは自分の中に取り入れます。授業(ゲーム)に「参加」することで、思考力を育て、アイテムを増強し日々進化します。

デキない子は「苦痛に耐える」

一方「デキない子」の授業中は「苦痛に耐える」という時間の過ごし方になります。

できる問題はよいのですが、自分の手には負えない問題にぶち当たると「思考停止」の状態になりがちです。そういう状態が続くと、苦痛に感じるのは大人も同じです。

その「苦痛」を和らげるために、周囲の同じ「苦痛」を感じている子を見つけては痛みを和らげるためにおしゃべりをするのです、じゃれ合ったりするのです。あるいは他のことを考えて現実から逃避して痛みを忘れようとするのです。

「思考停止」の子は、国語の記述でも算数でも「挑む」より、「先生の解答解説待ち」という受け身の姿勢になります。

模範解答を写して勉強をしたような気分になりますが、深く考えていないため頭の中には残らず、復習するという感覚も希薄なので放置してしまい、何も残らないのです。

授業中、乗ってくるは先生の脱線話だけ。家に帰って親御さんに先生の面白い話をして「塾面白いよ!」という子どもが危ういのは、「勉強が面白い」のではないということだからです。

「なぜ」を追い続けて壁を破る

「塾を使い切っていない」受験生、親御さんは圧倒的に多いです。特に子どもが授業を利用しきっているかといえばかなり疑問です。

塾で解説を聞いて、問題を解いて○×を確認するのが授業ではありません。偏差値が高い子、結果を出している子の多くは、授業に参加しながら「どうしてそうなるのか」という問いをしながら参加しています

この意識があるかないかで、授業がより生きてくるか、通り一遍のことしか身に付かないかの分かれ目になります。通り一遍の内容、意味なく暗記することが勉強と思っている受験生は「ある程度」で伸びが止まります。

伸びる素質はあっても「なぜ」を追求しない子は、「偏差値が伸びない」「やっても現状維持」を繰り返して、不安を抱えたまま受験になります。

知識は大切です。覚えなければいけないことも中学受験ではぼう大な量に上り、ベースとしてそれがないと勝負になりません。

それに加えて、算数でも国語でも、理科社会でも「なぜそうなるのか」を徹底的に追うことで初めて壁が突破でき、成績が上がります。

常に「なぜ」を意識して勉強するようになると3カ月後、半年後、1年と成績は確実にアップしていきます。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 筆者プロフィール


人気ブログランキング こちらにもとても参考になる中学受験ブログがあります。
Print Friendly, PDF & Email
スポンサーリンク