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偏差値が伸びない子の「答え」
苦手克服に動く親御さんだが…
その「解き直し」では伸びない

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「原理原則」の深掘りが近道

理科でも「生物」「地学」系の知識中心の出題は、コツコツとインプットしながら、練習問題でアウトプットし、知識が定着しているかどうか確認をマメにすれば比較的早く得点源になります。 

 一方、計算を伴うことが多い「物理」「化学」系の成績を上げようとするなら、時間はかかっても「どうしてそういう解答になるのか」という「原理原則」を深掘りすることから始まります。 

「手っ取り早く、カンタンに」という思いを先行させると、雑な勉強になります。見た目は遠回りでも、しっかり取り組めば「近道」になります。 

偏差値が伸びない子の「答え」

偏差値50前後の子どもが物理や化学系の大問に臨むと、大抵小問(1)や(2)の問題は正解します。あるいは基礎的な計算問題もできます。

しかし、答えは合っていても、本当に理解していて導き出した答えかどうかは怪しい、ということが多々あります。

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問題で提示されている数字を適当に掛けたり、割ったりして出てきた数字を書いただけ。つまり、どうしてそういう計算式が成り立つのかという根拠なしに、「数遊び」で出した数字を答えにしているケースが、偏差値が伸びない子どもにはよく見られます。 

苦手克服に動く親御さんだが…

子どもは深く考えず、返却された答案を見て「○が付いていたからいいや」となりがちです。

親御さんも正解にはそれほど興味を示さず、×だったところ、空欄だったところに目が行き、その対策に一生懸命になります。

解答用紙の結果だけを見て「応用ができていない」と判断し、子どもにも問題集を与えたり、テストのできなかったところの解き直しをするように言い聞かせます。 

しかし、問題集をやったからといって状況が好転するわけではありません。

その「解き直し」では伸びない

よく理解しないまま解答を写し、なんとなく分かった気になっているのが「解き直し」となっていませんか。これが「勉強」だと思っていると、また同じような問題が出題されるとつまずき、偏差値が上がらないまま、という状態の繰り返しになります。 

この状態から脱却するには「原理原則」に徹底して追っていくという過程が必須になります。

次回は具体的に化学系と物理系の簡単な問題で、「原理原則」追う、ということはどういうことかを考えます。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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