中学受験終盤こそ守りたい「睡眠7時間確保」

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睡眠不足が招く悪循環
・朝である必要はない
もう少し…で止めるのがコツ
・まだいた?「四当五落」信奉者

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睡眠不足が招く悪循環

受験の終盤戦となる12月、1月はついつい無理をしがちです。大人なら多少の睡眠不足は頑張って乗り越えることはできますが、12歳の子どもにとって睡眠不足は学習サイクルの悪循環を招きます

子どもによって十分な睡眠時間、最低限の時間はそれぞれ。一概には言えませんが、最低でも7時間は確保したいところです。朝7時に起床するとすれば、日付が変わるころには絶対に就寝します。

これから始まる冬期講習など塾で4、5時間の授業を受けるとすれば、ただでさえ集中力が途切れそうになります。そのうえ睡眠不足で教室に行けば、授業の冒頭から頭の中はぼんやり。終始授業に参加していない(参加することができない)状態です。

その流れで帰宅しても、家庭学習が進まず、時間だけが過ぎてしまい、それを何とかしようと時間延長、そしてまた寝不足の悪循環です。

追い込みの時期は睡眠時間を削って頑張るものではありません。睡眠時間を確保するために、何を優先して勉強すべきかの取捨選択が、順当合格にも逆転合格にもつながるのです。

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入試直前期は家庭学習の課題が終わっていなくても、時間になったら打ち切る勇気を親御さんが持つこと大切です。睡眠時間の確保は、中学受験最終盤に守らなければならない「鉄則」です。

朝である必要はない

早起きして朝学習を日課にしている家庭も相当数あります。計算や漢字などをやるケースが圧倒的に多いようです。これも無理なく日課として消化できているのなら続けてほしいのですが、直前期は絶対のものではありません

おやすみなさいの時間が遅くなり、十分な睡眠時間が確保できないのなら、時間を変えて取り組めばいいだけのことです。漢字と計算は毎日のようにやってほしい、勉強のウォーミングアップですが、朝にこだわる必要はありません。隙間時間でも眠る前でも構いません。

よく「入試は午前中に行われるので、早起きの習慣をつけて頭が働くようにする」のが良いという話を聞きます。一理ありますが、これまで懸命に勉強してきた子なら、1時間もあればフルスロットル(全開)します。それよりも睡眠不足で一日中ぼやっとしているほうが、力を発揮できずに終わります。

疲れている時などは無理に朝起こさず、十分睡眠をとることが優先です。

もう少し…で止めるのがコツ

ただ、計算は眠る直前にやらない方がいいかもしれません。多少なりとも思考力を使うものは、脳を活性化するうえでも寝起きや午前中が効果的です。

寝る前に頑張ってしまうと、なかなか眠りにつけず、ふとんには入っているものの目が覚めて眠れないのでは意味がありません。

寝る前はどちらかというと覚えれば何とかなるもの、代表的なのが漢字や理科社会の一問一答式での確認です。やりすぎて止まらなくなっては元も子もないので、範囲や時間を決め、もう少しやりたいな、ぐらいで止めておくのがコツです。

適量の記憶は睡眠中に脳内で整理され、定着させる効果があります。

まだいた?「四当五落」信奉者

かつて大学受験の世界では「四当五落」(しとうごらく)という言葉がありました。「受験戦争」という言葉とともに、1970年代あたりによく使われていました。睡眠時間4時間なら合格して、5時間なら落ちるという意味です。

もうそんなことは信じる人はいない、と思っていましたが、この手の精神論を振りかざす塾関係者や親御さんはまだ「生息」しているようです。睡眠時間を削ったところで、情勢は変わりません。むしろ「悪化」します。それより「隙間時間」を大切にして、「できる」を積み重ねる方がはるかに効果があります

睡眠時間が十分なら、隙間時間に眠くもなりません。塾での授業も頭に入ります。疲れてはいますが、復習も短時間でまとめられる活力がまだ残っています。睡眠時間最低7時間確保。これが合格への必要条件です。

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