中高一貫校 早慶上理の“指定校推薦”を狙う

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気になる一貫校の“指定校推薦”
早慶上理「そろい踏み」は35校
伝統校の先輩が切り拓いた「道」
・早慶上理でも「余る」ことが…

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気になる一貫校の“指定校推薦”

受験校を絞り、決定する過程でどうしても目に入ってくるのが各中高一貫校の大学合格実績です。近年は受験による大学進学組が減少傾向で、推薦入学組が多くを占めます。早稲田の看板学部、政治経済学部でも附属・系属校を含め推薦での入学が半数以上となっています。

かつて「指定校推薦」と呼ばれた「学校推薦型選抜」で、中高一貫校がどのような大学が現状でラインナップされているかは、親御さんも気になるところ。6年後の我が子のことは全くと言っていいほど分からないものの、推薦で行ける大学もの顔ぶれも受験校選びの参考になります。

私大の中でも「難関校」と認識されている「早慶上理」(早稲田、慶応義塾、上智、東京理科)の推薦枠を23年度入試前の時点で見てみると、さまざまなことが分かりました。

早慶上理「そろい踏み」は35校

指定校枠の具体的な大学名を公表、一部公表している中高一貫校は首都圏の1都3県で約250校。うち早慶上理のいずれかの指定校推薦を持っているのは、77%(附属・系属校は除く)に達しました。

指定校は過去の進学実績や出身校の学生の大学での成績などで学部や人数の枠が決まり、恒久的なものではなく年によって人数や推薦の有無自体が変わってきますが、現状では多くの一貫校が難関大の推薦枠を保持していることが分かります。

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うち4大学のうち1大学が32%、2大学が24%、3校が26%、4校すべてが18%という割合でした。1大学の中学は大半が上智あるいは理科大のパターンで、2校の場合は組み合わせがそれぞれ。3校の場合は早慶に理科大が加わるケースが多かったのが特徴でした。

4校「そろい踏み」は35校を数えました。その学校名から言えることは主に2つあります。1つは「伝統校といわれる歴史のある学校、特に女子校が多い」、もう1つは「大学附属、系属校でも他大学の推薦枠が充実している」ということです。

伝統校の先輩が切り拓いた「道」

東京女学館 (東京都渋谷区、1888年=明治21年)、品川女子学院 (同品川区、1926年=大正15年)、 光塩女子学院(杉並区、1931年=昭和6年)…創立から100年超あるいはまもなく100年に達する、いずれも伝統のある女子校ですが、早慶上理の推薦枠を持っています

1回目入試の偏差値(四谷大塚Aライン=合格可能性80%偏差値)でみると、4校とも「中堅校」のポジションですが、先輩が築いた実績と努力の成果で、後輩が続く「道」を切り拓いてきました。富士見(練馬区)、桐朋女子(東京都調布市)など同じ1940年(昭和15年)創立という戦中戦後の困難な時期を乗り越えて、今に至る女子校も同じような道を歩んで、先輩が財産を残してきました。

新興の「進学校」も魅力的ですが、「絆」を感じる伝統校も捨てたものではありません。

共立女子(東京都千代田区)、東京都市大付属(同世田谷区)、成蹊(武蔵野市)、日本女子大附属(川崎市多摩区)、東邦大東邦(千葉県習志野市)、芝浦工大柏(同県柏市)など大学附属、系属、併設校にも4校の推薦枠があります。

いずれも附属校という立場にこだわらず、生徒の進路選択の幅を広くとるスタンスの学校ばかりです。特に女子大系は、近年他大学進学の傾向が強く、その進学実績が大学側からの信頼を得て推薦依頼が来ています。

早慶上理でも「余る」ことが…

早慶上理だけでなく、各大学は指定校枠を年々拡大する傾向にあります。少子化の影響が大きく、各大学とも定員を満たして「経営」を成り立たせるのに必死です。有名大学でも例外ではなく、青山学院や明治などの大学が「系属校」を増やしているのもその一環です。

中堅校では早慶上理、一般校ではMARCHの推薦枠は「奪い合い」になります。一方で上位校では早慶上理といえども「余る」ことがしばしばあります。枠が埋まらないのです。推薦枠があっても、進みたい、学びたい学部学科がなければ「パス」。大学名だけでは選ばないのです。

例えば、女子校でも文学部などは最近不人気で、推薦枠で医歯薬理工系で行きたい大学がなければ受験、あるいは「総合型選抜」(旧AO入試)で自ら挑戦します。

受験校選択で指定校にどんな大学があるかを調べると同時に、できれば学部学科も気にかけます。ただ、指定校は年によって変わります。我が子が高校3年生の時には新顔の大学が加わっている可能性もありますが、逆もあり得るので注意が必要です。

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