親御さんの役割

比べたら…地元公立中ではなく中学受験のワケ


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なぜ中学受験に舵を切るのか?
公立中の「学力差」の中で…
・「肩身が狭い」「居場所がない」
・体育が苦手でも評価は10段階で10

・安易は禁物も強い気持ちあるなら

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なぜ中学受験に舵を切るのか?

中学受験に舵を切る理由は何が決め手になるのでしょうか?

塾・学習塾の検索サービスなどを展開する「テラコヤプラスby Abema」が2年前に行った「中学受験をした(する)理由」のアンケート(小学6年生から大学4年生の子どもがいる保護者500人のうち中学受験をした、すると答えた34.2%が対象)では、トップが「教育内容や環境が地元の中学より良いから」(44.4%)で、2番目に「中高一貫なので高校受験をしなくてすむから」(25.7%)という回答になりました。

小学校から私立だったり、中学受験するのが当然という家庭環境などを除けば、7割以上が地元公立中学との進学を天秤にかけてのチャレンジになるようです。

学校の雰囲気、学力差、内申書、子ども同士の関係…私立に進学しようと、地元公立だろうと、子どもが対峙しなければならない問題は結構あります。それでも子どもによっては公立へ進むより…と、中学受験に踏み切った方が「得策」と言えることも多々あります。

公立中の「学力差」の中で…

学校によって違いますが、さまざまな家庭環境、教育環境の子が集まる公立中学の生徒間の「学力差」は、かなりはっきりしている傾向です。中学受験をする家庭が比較的同様の環境が近いのとは対照的と言えます。

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一部の公立中学では「レベル」を落として授業を進めていかなければならず、その中でも優秀なレベルの生徒は授業中「退屈」です。学校によっては「できない子の面倒を先生代わりになって見させられる」というのもあって、勉強をしたい子にとっては「何のために中学に行っているのか」と、疑問にさえ思うこともしばしばといいます。

デキる子は仕方なく塾通いをして「刺激」を受けます。公立のトップ校や私立の難関校を目指して勉強をしますが、長い時間を過ごす中学校の授業は相変わらず。授業に参加せず「内職」でもしていたいところですが、先生に見つかると「内申書」というやっかいなものに影響する可能性があり、なかなか踏み切れません

こういう「流れ」に陥る可能性があることを考えると、経済的には負担になりますが、可能ならばグローバル、ICT教育に力を入れ、大学とも連携しながらの授業や進学指導も充実しているように「見える」私立中高一貫校に親御さんが「魅かれる」のも十分納得できます。

「肩身が狭い」「居場所がない」

学力があまり高くなく、勉強に無関心な子が集まっているような公立中学だとすると、まじめに勉強に取り組んでいること自体をからかわれ、周囲に同じタイプの子が少ないことから孤独感にさいなまれることもあります。

授業をきちんと聞いている姿勢を「先生に気に入られようとしている」と悪意をもってみられ、塾通いに熱心だったり、学校で成績が良いと「ガリ勉」と呼ばれる…。勉強をしたい子が「肩身の狭い」思いをしなければならない公立中学も存在します。

性格的に明るい子や気にしない子なら周りと折り合いを付けながら「合わせていくこと」ができたり、マイペースで進むことができますが、決してそんな子ばかりではないでしょう。

中高一貫校は部活動や行事、友達との交流による日常も大切ですが、「勉強をしっかりすること」が一番に求められます。勉強を一生懸命すること自体、褒められることはあってもあざけりやからかいの対象にはなりません

運動部所属で活発な子の活躍の場が割と多い公立中学では、インドア系で目立つタイプではない子が「居場所」を見つけるのもひと苦労かもしれません。

私立は公立と比べ、文化部の活動が盛んで「存在感」がある部も多いです。公立では「オタク」と揶揄されそうな鉄道やアニメなどの趣味の子でも部、同好会という「居場所」があるのも私立中高一貫校の特徴です。運動部と「掛け持ち」という生徒も多く、友達関係も幅広くなります。

体育が苦手でも評価は10段階で10

「98点でも5段階で4しかつかない」「コンスタントに90点を取っている子といつもは悪い点数なのに、1回だけ80点取った子が“頑張った”と評価され、同じ4だった」――。

公立中学での内申書の「不公平」話はよく耳にします。実際は「気にするほど理不尽な付け方はされない」ようですが、それでも高校進学のために3年間気にし続けなければならないのは、精神的にかなりの負担です。

主要5教科は勉強すれば少々内申点が悪くても入試でカバーできますが、実技4教科で不利になる子も多く、そこを気にして中学受験をする家庭も一定層存在します。

体育が苦手、音楽の楽器ができない、絵を描くのが下手…実技教科は5教科より内申書内での「配点」が高く、これが悪いと内申点が極端に下がり、勉強はできるのにランクを落として進学しなければならないという場合も出てきます。公立では体育が苦手なだけでいじめやからかいの対象になったりもします。

私立中高一貫校で実技教科が苦手な子はたくさんいます。体育がちょっと…という子でもきちんと授業に出席していれば、成績は10段階で10や9が付きます。絵が苦手でも自分で描いて提出すれば評価されます。絵の出来そのものは「個性」と判断されるからです。

実技教科で深刻に悩まなくて良い点は苦手な子にとっては気持ちとしては楽なはずです。

安易は禁物も強い気持ちあるなら

お金もかかれば、時間もかかる。それなりのレベルの学校へ行きたいのなら、親御さんも伴走する覚悟が必要、というのが昨今の中学受験の図式です。

受験者の総数は年々増加の一途ですが、「私立中学、いいね」と簡単に参加してしまうと、実はとんでもない苦しみを親子で味わいます。「みんなやっているから」とか、「何か良さそう」と安易に参戦してはならない世界、それが中学受験です。

しかし、子どもが「勉強したい」「あの中学に入りたい」、という「強い気持ち」を持っているのなら、親御さんは金銭的にも精神的にも多少きつくても私立に進む選択肢として排除しないでほしいと思います。

全てではありませんが、学習カリキュラム、行事、課外体験、施設、勉強環境、それなりのお金をとっているだけあって私立中高一貫校は公立と比べ充実していることは確かです。

中学受験に合格、進学先では公立では埋もれてしまうような子でも「輝ける舞台とチャンス」はとても多いと言えます。環境によって子どもの「これから」は大きく変わります。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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