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中学受験 習い事、スポーツは続けるべきか否か


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6年生、難しい時間の確保
習い事、スポーツが潤滑油に
切り替えは得意かドリル的なもの
・「タイト」より「解放」を

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6年生、難しい時間の確保

中学受験に参戦している子どもたちの多くは「勉強オンリー」というケースは意外と少なく、みんなスポーツや幼稚園や小学校低学年から続けている「習い事」に時間を割いています

野球やサッカー、バスケットなどのチームに入り、週末になると練習、試合にと汗を流す子ども相当数います。ピアノをはじめとする楽器に親しみ、そろばん教室や英会話などにも子どもたちは通っています。

子どもが積極的に頑張っているのなら、できればいつまでもやらせてあげたいスポーツや「習い事」ですが、6年生ともなると、両立するための「時間の確保」がどうしても難しくなります

特に土日や祝日が活動のメインならば、塾の特訓授業、模試と重なり、日を追うごとに「やりくり」に親御さんは頭を痛めます。

習い事、スポーツが潤滑油に

12歳の子どもに「すべてを受験へ」というのも酷な話です。「そんな甘いことを…」と顔をしかめる親御さんもいるかもしれませんが、大人でも「気分転換」の場面がなければ息が詰まります。

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1つや2つ、子どもが「どうしても」という習い事、スポーツは継続させてあげる方が、受験勉強の「潤滑油」になります

習い事なら1~2時間程度で終わります。埼玉、千葉入試が始まり、東京・神奈川入試まであと1週間を切った6年生の1月25日まで週2回、スイミングへ1時間通うことを認めて、開成に合格した子もいます。

ここで思い切り泳ぐことで、体力を維持(中学受験は体力勝負でもあります)し、勉強ばかりの空間から一時解放されることで気持ちをリフレッシュします。

ただし、終わってからは寄り道やダラダラおしゃべりをするのは厳禁。寒くなってからは体が冷えて風邪をひくのも怖いので、親御さんは必ず迎えに行っていました。

切り替えは得意かドリル的なもの

大切なのは「切り替え」です

習い事、スポーツをやった後に、いかに勉強へと気持ちを持っていけるかがカギ。ここで肝になるのはね勉強の入りとして「最初に何をやるか」です。

抱えている宿題、課題も気になるところですが、最初は「得意科目」か「ドリル的なもの」が良いです。

得意科目なら、抵抗感なく勉強へと入ることができます。ただ、長時間やってしまうと、他科目に影響が出るので、30分以内で切り上げるのがポイント。親御さんがひと声かけてあげて、次の取り組み(あらかじめ決めておく)に移るようにできればベターです。

もう1つは「ドリル的なもの」です。塾から渡されている「日々の計算練習」や漢字、社会や理科の一問一答式など、比較的スピーディに進むものがお勧めです。

受験勉強の中では単純なカテゴリーに入る勉強なので、リズムに乗りやすいのです。これもやり過ぎに注意。15分から20分で切り上げて次へ進みます。

「タイト」より「解放」を

勉強のスケジュールをあまりにも「タイト」にしてしまうと、多くの子どもは「手抜き」をしたり「うそ」をついて「ずる」をします

子どもだってそんなことをするのは良くないし、何のためにもならないことくらい百も承知です。それでもやります。「分かっちゃいるけど…」なのです。

子ども部屋で勉強する、と言っては隠れてゲームをやったり、マンガを読みふけります。「授業の後、塾で補習がある」と言っては、寄り道をしたりして塾の友だちとゲームをしたり、おしゃべりにと時間を費やします。

子どもなりに自分で「逃げ道」をつくって、精神のバランスを維持しようとしているのです。

小学校に月曜の朝から5日続けて通い、さらに週に2、3日プラス土日までも通塾するのは、それだけで「すごいこと」です。

そんな子どもたちに敬意を表して、厳しい中学受験の真っ最中でも、大人は「気持ちを解放できる、休まる空間、時間」を確保してあげることが必要です。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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