親御さんの役割

中学受験 合格への「必需品」カラープリンター


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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・フル回 助かったプリンター
・夏場以降に威力を発揮
「後方支援」は親御さんの仕事
・出費も長い目で見れば…

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フル回 助かったプリンター

受験生の家庭にあったら大いに重宝するのが「家庭用カラープリンター」です。 

合格体験記などにはあまり出てきませんが、中学受験を終えた親御さんと話をすると「本当に大活躍した」「フル回転。助かった」「志望校合格の“特別賞”をあげたい」と称賛を浴びるほどです。

中には「受験終了とともに燃え尽きるように壊れました。“戦友”なくしたような気分、というのはこういうことかと、単なる機械なのですけれど、感傷的な気分になりました」という、入試の国語の読解素材文に出てきそうなストーリーもあります。 

子どもが勉強中に必要とあらばすぐ複写できる、教材を用意できる、というのは受験勉強をするうえで威力を発揮します。

早朝でも真夜中でも、暑くても寒くても、外は豪雨でも大雪でも、わざわざ外へ行ってコピー機の前に並ぶことなく、いま必要なものがいま用意できるというのは「魅力」です。

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ないと合格しないというわけでは決してありませんが、「あって良かったカラープリンター」という場面、中学受験では何度もあるシーンです。

夏場以降に威力を発揮

特にカラープリンターが活躍する場面は、 志望校、受験校の過去問とかかわる「夏場以降」の時期です。

過去問演習は実物の入試問題、解答用紙を使って取り組むのがおすすめなのですが、受験校すべてで揃えるのは至難。しかも入手できるのは直近2年程度で、それ以外は市販の過去問集(赤本)に頼ることになります。 

演習の際「コピーをして、赤本へ直にやらないように」という指示が通塾している教室の先生から出ると思います。

赤本は紙数節約のため、科目ごとの境目がなく詰めて掲載しています。

算数をやっている最中に、次のページの途中から始まる社会に目が行ってしまったりと、「実戦」とは程遠い状態になってしまうからです。

解答用紙を実際の入試時とほぼ同じ大きさにするため、赤本に付属している解答用紙に印字されている倍率をもとにして拡大コピーします。 

問題用紙のコピーのやり方は各家庭それぞれですが、凝る親御さんは、実際の問題用紙っぽく両面コピーしたうえで、冊子にしているケースもあります。 

これも家庭にプリンターがあれば、手軽にできます。外でやるとコピーの失敗もあるでしょうし、なかなかうまく行きません。

「後方支援」は親御さんの仕事

こういう「後方支援」は、率先して親御さんが引き受けます

少し大げさに言えば、中学受験は「時間との勝負」です。

勉強の環境整備、お膳立ては意外と時間がかかり、面倒くさいものです。コピーや過去問の体裁を整える「準備」を、親御さんがアシストすることで子どもの貴重な時間を少しでも捻出できると考えます。

タイムスケジュールの管理が中学受験を左右するということを思えば、これは「大役」です。 

過去問だけでなく、塾のテキスト掲載問題や過去問の解き直し、漢字練習のプリント、社会の白地図にと、プリンターは八面六臂の活躍をします。

小学4年生あたりからプリンターを用意し、フル稼働させる親御さんも珍しくありません。 

サピックスやグノーブルなどプリント系のテキストを使う塾に通っている家庭の中には、プリンターが帰宅後フル回転します。

帰宅するや否やテキストをすべてスキャンして保存整理、プリントそのものはしばらく取り置きしているものの、1カ月くらいで破棄する、というケースもあるようです。 

これだと場所を取らず、受験あるあるの1つ「あのテキストどこへ行った!」が解消され、勉強スペースがすっきりします。

これも「環境整備」。 中学受験では整えておくのに越したことはありません。

出費も長い目で見れば…

カラープリンター1台、受験用に耐えうるレベルなら5万円前後で事足ります。10万円レベルのものを使っている家庭も珍しくありません。

紙代はディスカウントショップなどで安く売っているので、そう負担には感じませんが、ばかにならないのがインク代です。 

高い塾代の上に、さらに出費…それほど必要性を感じない、必要ならコンビニでも「キンコーズ」でも行ってコピーすればよい、というのなら、そのご家庭の「受験戦略」なのでとやかく言う筋合いのものではありません。 

ただコスト的にも、手間という点でも長い目で見れば、カラープリンターは立派な「戦力」です。

購入はちょっと…という場合はレンタルもあります。 

A3サイズまでコピーできるもの(過去問を含め意外と使うサイズ)、Wi-Fi対応(スマホからも印刷できる)、2種類の異なるサイズの用紙を常時セットできるもの(用紙を入れ替えたりするのはかなり面倒)などの機能が付いていると、なお良しです。 


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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