国語の勉強法

中学受験 国語攻略は塾テキスト素材文音読から


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「自覚症状」がない国語読解の苦手
苦手なら素材文300字音読から
親の「否定」のダメージは大きい
・読書より素材文の方が効く理由

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「自覚症状」がない国語読解の苦手

国語の読解問題を苦手にしている小学生は数多くいます

もしかしたら自分で気づいていないだけで、「算数が苦手」より多いかもしれません。

読解のテストでの出来が「いいときもあれば、悪いときもある」のがその理由。点数がいいときもあるので苦手という「自覚症状」がそれほどないのです。

国語の読解は「問題文=素材文」が「読めたか=何を言っているのか分かるか」どうかで得点が大きく違ってきます。

実は読解が苦手な子でも10回テストがあれば、2,3回は「分かる」回があるのでそこそこ得点できます。

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この「時々できる」を「毎回できる」、「10回中8回は合格点レベル」にするには、「素材文」の音読と親子の会話が一番効き目があります

苦手なら素材文300字音読から

4、5年生の場合、国語読解のレベルアップは、説明文、論説文より、「友情」「親子関係」「学校」など割と身近な題材で話が展開する物語文の素材文から入るのがスムーズです。

今まで扱ってきた塾の国語のテキストを引っ張り出してきて、題材を探します。

素材文はすべて読まなくてもよく、最初は300字程度(文庫本半ページ程度)からで構いません。慣れてくれば徐々に長くしていきます。

ポイントは「棒読みになっていないか」「読みにくそうにしている言葉はないか」の2点です。

「その文の意味するところが分かっていない」「言葉の意味、使い方が分かっていない」とそういう読み方になるからです。

国語が苦手な子は300字でもスムーズに読めず苦労します。

字が読むことができれば「読解できている」というわけではありません。

一文、一語の意味するものが分からず、それが読み進めていくうちに積み重なれば、最後まで「目を通した」としても話の内容は曖昧か意味不明でしょう。

親御さんは音読に付き合い、読み方がスムーズでなければ文中の言葉の意味などを子どもに尋ねます。

意味が分かっていなくても責めるのはNG。親御さんが教えるか、一緒に辞書を引いて(電子辞書でも可)意味を調べます。

調べたものをノートにまとめて(できれば例文付きで)、すきま時間などを使い毎日のように読み返します。

親子でその言葉を使って会話する「ゲーム」をしてみると、ノートを見返すより「即効性」があります

言葉は使うと意味が浸透しやすいくなるからです。

親の「否定」のダメージは大きい

素材文を音読したところを「この文はこんなことを言っている」と、子どもから親御さんに説明してもらいます

子どもが先生役、親御さんが生徒役になる「こども先生」方式です。

子ども先生は親御さんが「えっ?」という不思議な解釈を口にするかもしれません。

それでも親御さんは「なるほど、そうかあ」と一度引き取ります。これは「鉄則」です。

「違うでしょ、これは…」は禁句。子どもは自分の考えを言わなくなります。

親御さんの「否定」はこちらが思っている以上に子どもにはダメージで、ひいてはテストでも入試でも怖がって記述問題などで解答しようとせず、空欄のままにしてしまいます。

親御さんは「そう思ったんだ、なるほど。そうだよね、この人は…」とできるだけ子どもの視点に立って理解してあげます。

そのうえで「こうも考えられないかなあ」と「軌道修正」します。

親御さんも子どもが音読した部分、テキストの解説を一読しておき「子どもにわかってほしいところ」を伝えます。

子どもは「そんなことないよ」とか「えーっ、そうなの」とか何かしらの反応があると思います。そけを受け取って、親子でこの素材文に書かれていることについて「意見交換」します。

双方が言葉を交わすことで、「子どもの頭の中=子どもの思考の方向性」がつかめる可能性が高いです。

「悔し涙は分かるけど、うれし涙って?」「楽しくって笑っているのは分かるけど、無理に笑顔をつくっている気持ちは分からない」など、親としては「分かっているはず」と思い込んでいたことが、意外と子どもには「難しい」話だった、などの気づきがあります。

子どもの心の成長度、子どもの思考の方向性が分かると国語の読解は軌道修正しやすくなります。

読書より素材文の方が効く理由

よく読解力をつけるには「読書が良い」という話を耳にします。

ただ、中学受験で国語の読解問題を攻略するという「目標」をクリアするには読書より入試問題形式で話の内容のある場面を抜粋した素材文の方が適しています。

読書はストーリーをはじめから終わりまで読むので理解しやすいのですが、入試問題は一部分を切り抜いて出題されます。

映画ていえばプロローグもエンディングも分からない話を、その場面だけを見て登場人物の考えや周りの状況を把握するようなものです。

素材文を読んですぐに話に「のれる」練習を積み重ねておくのが「読解問題攻略」というテーマには必要です。

読書はどうしても自分が好きな傾向のストーリーになりがちですが、テキストの素材文はさまざまな話が盛り込まれていて、子どもが自分の知らない世界を知るのに最適です。

国語の読解の基本は出題された素材文の範囲内で読み取れることを、設問の要求に合わせて解答するのが基本です。

そのため素材文によっては「背景」を知っていると読解に有利、ということも多々あります。

時代背景、男女の違い、日本時と外国人、生活環境の違いなど、普通に生活していたら気が付かないことを素材文を多く読むことで学ぶことは国語の成績アップにつながります。

その「背景」のパターンも素材文だと「例文」が豊富です。

国語のテキストは1回使ったら終わりではなく、大いにリサイクルします。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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