中学受験 偏差値&成績

25年度早稲田中 志願者動向と偏差値、併願校


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早稲田中の志願者動向
・早稲田中の実質倍率と合格者数
模試判定から早稲田中合格を占う
・早稲田中合格への併願作戦

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早稲田中の志願者動向

早稲田大学の系属校、中高一貫の男子校である早稲田中学・高校(東京都新宿区西早稲田)は中学受験をする男子に屈指の人気校です。

早大への進学が推薦で約半数、東大には2年連続現役で30人以上が合格、国公立医学部へも進学者が多い「実績」が魅力の1つです。

2月1日、3日の2度入試を行いますが、1回目入試は2年連続、2回目は3年連続して志願者増となっています。

24年度の1回目は22年度に比べて約100人増、2回目は24年度は出願1460人に対し、実受験者数は1015人と4桁にのぼり、2回目入試としては欠席率は低く出願者の約7割が受験しました。

25年度も根強い「ワセダ人気」は継続の雰囲気で、大幅増とはならないものの志願者微増となりそうです。

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25年早稲田 過去問分析と合否の分かれ目

早稲田中の実質倍率と合格者数

実質倍率は1回目がここ4年、2.8~2.9倍とあまり変わっていません。

750人程度の実受験者に対し合格者は250人前後(募集定員200人)という流れは25年度も続きそうです。

一時期実質倍率が3倍台後半だった2回目入試ですが、23年に4.2倍、24年4.7倍と上昇傾向ですが、25年度はやや落ち着き、現状維持か減少する可能性もあります

募集定員100人に対し、合格者は過去5年平均で226人と倍以上出しますが、合格者が入学手続きをする割合の歩留まり率がほぼ定員ピッタリの同平均101人のため、受験者数が増えてもそれほどプラスして合格者は出さないとみられます。

なお、「敗者復活」を意味する繰り上げ合格ですが、ここ2年は皆無のようです。

繰り上げ合格があった年も人数は全く予想できず、20年は1,2回目合計5人だったのに対し、21年は1回目15人、2回目41人と10倍以上になった年も。全く予想がつきません。

25年早稲田 過去問分析と合否の分かれ目

模試判定から早稲田中合格を占う

早稲田の1回目の四谷大塚Aライン(合格可能性80%)は偏差値66。合格者平均が計120点台の時は波乱も少なく、偏差値65±3ポイントが合格のボリュームゾーンになっています。

60を切ると、合格の確率はかなり厳しく、模試の判定通り20%以下(事実上5~10%)になる傾向です。

ただ、偶然かもしれませんが、1回目の合格者平均が140点(200点満点)に近いとか、逆に110点を割っているなど「やや易化」「やや難化」した年は、上位層の合格率が少々落ち込み、偏差値50台の受験生の合格者数が増す傾向にあります。

2回目はある程度模試の偏差値、判定通りの結果になります。

一方で2回目以降の特殊現象「気持ちの強い子が合格する」という例もあり、そう多くはありませんが、偏差値が届いていない分「熱意」で合格を勝ち取るケースも見られます。

サピックスの学校別模試の場合は80%の合格判定でも、不合格となるケースが毎年ありますが、逆に1回目なら50%の判定でも合格者は一定数出ており「有望」といえます。

ところが2回目は50%以下はもとより、60%程度でも不合格が相次ぎます。

2回目入試は学校別を受けていない、開成受験組などの層も参入してくるため、試験全体のレベルが上がり、五分五分のボーダーライン付近の受験生は上昇した合格最低点のラインに届かないのです。

「早稲田熱望」なら1回目入試で通らないと、かなり厳しい戦いになります。

25年早稲田 過去問分析と合否の分かれ目

早稲田中学・高校

早稲田中合格への併願作戦

早稲田中学熱望の場合、8割以上が1、2回入試の両方に出願します。

ただ、チャンスが2回あるとは思わず「1回目必勝」が鉄則です。

1回目不合格、2回目「リベンジ合格」の割合は10%強といったところ。10人に1人とは言いませんが、7、8人に1人といったところが現実です。

しかも2回目はまだ合格発表前の開成や早大学院受験組が「真剣勝負」で合格を獲りに来ます。再挑戦組は実力的に見てかなり厳しい子も相当数います。

1回目を安心して受験するためにも、2回目受験になったとしても大切なのが2日の併願校です。

オーソドックスなパターンは本郷②(四谷Aライン63、以下同)。入試問題にもそれほどクセがなく、早稲田中対策のもがそのまま使える、相性の良い併願校です。

受験のボリュームゾーンからみると、やや優位に立てる巣鴨②(58)、城北②(57)もありです。

大学付属・系属校狙いなら明大中野(58)が無難です。

早稲田合格にある程度見通しが立っているのなら、明大明治(61)も考えられますが、国語の傾向が大きく違うので、自信のない場合は避けるのが賢明です。

1月の前受けは上旬に早大キャンパス内で行われる早稲田佐賀(56)、20日過ぎに市川(65)や東邦大東邦(61)の千葉県の学校を受けた後、1日入試1週間前の25日に行われる立教新座(60)を受け、「白星」を1つ獲ったうえで1回目入試に臨みます。

25年早稲田 過去問分析と合否の分かれ目


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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